ウルトラマン超闘士激伝
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『ウルトラマン超闘士激伝』(ウルトラマン ちょうとうしげきでん)は、バンダイから発売されたガシャポンを中心とした玩具企画、およびそれをもとにコミックボンボンに連載された原作・瑳川竜、漫画・栗原仁による漫画作品。1996年にはアニメ化もされている。
目次 |
[編集] 概要
ディフォルメ化されたウルトラシリーズのキャラクターによる作品。当時大人気であった『ドラゴンボール』を強く意識しており、その設定や物語に多くの類似性が見受けられる。物語は「メフィラス編」、「ヤプール編」、「伝説の破壊神編」、「エンペラ星人編」の4部構成となっている。また作中登場する「闘士(ファイター)」とは、「鍛え抜かれた達人が武装した姿」を指す。本作に登場するキャラクターの多くは装鉄鋼(メタルブレスト)という鎧を身につけており、闘士〇〇と呼称される。
玩具・漫画ともに途中で打ち切りとなっており、特に漫画版は中盤以降の物語が単行本未収録となっている。
[編集] オリジナル設定
- 超闘士
- ひとたび覚醒すれば暗黒の宇宙を光で満たし、星をも一撃で砕くとされる銀河伝説の最強戦士のこと。
- 装鉄鋼(メタルブレスト)
- ウルトラ族や怪獣のサイズに合わせて造られた巨大防御装甲のこと。いくつかのギミックを内蔵したものもある。ウルトラ族用のものは地球製で、各特捜チームから贈られており、カラータイマーをガードするのが本来の目的である。
- 重装鉄鋼(ダブルブレスト)
- ゴーデス編でシラリーとコダラーが放つ絶命光線を防ぐための装甲。ノタニー博士の設計・開発になる「超鏡クリスタル硬材」をあしらう事によって、着用者はゴーデス細胞の影響を受けて無力化される事はない。
- ハイパーエネルギー・ハイパー化
- 作品世界に存在し、一時的に浴びた者に強力なパワーを与えるエネルギーであり、それによって異様なまでにパワーアップした姿をハイパー化と呼ぶ。しかし鍛えて無い者が浴びつつけると身体機能が暴走し死の危険すら伴う。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー(漫画版)
[編集] メフィラス編
銀河連邦主催による第1回銀河最強武闘会が開催された。ウルトラ族、怪獣、宇宙人、地球人など多数の参加者が集まる中に、覆面の謎の男がいた。ただならぬ雰囲気をかもし出す謎の男の目的はただ一つ、ウルトラマンの実力を探ることだった。男はウルトラマンとの直接対決では途中棄権するも、ウルトラマンに深刻なダメージを与える。傷ついたウルトラマンだが、科学特捜隊から装鉄鋼(メタルブレスト)が贈られ、ウルトラマンは闘士ウルトラマンとなった。決勝戦の対戦相手は謎の男と手を組んだゼットン。追い詰められたゼットンは謎の男から与えられたハイパーカプセルを砕きハイパーゼットンとなるが、闘士ウルトラマンの拳によって倒された。
勝利の余韻も冷めやらぬ内に新たな事件が発生。ウルトラセブンが暗殺者ガッツブラザーズの手にかかって十字架に封印されてしまう。全ては謎の男ことメフィラス大魔王が巧妙に仕組んだ事だった。ウルトラマンはセブンを救うため、試練の星キング星へと向かった。伝説のダイモード・クリスタルを手に入れる過程において闘士ウルトラマンはパワーアップする。
一方その頃、メフィラス大魔王は闘士ウルトラマンがいない隙を付き、ウルトラの星に配下の鋼魔四天王を送り込む。四天王によって蹂躙されるウルトラの星。四天王の2人までは、ウルトラマンG、ウルトラマンジャックの捨て身の攻撃で倒せたものの、全滅は時間の問題だった。そこに闘士ウルトラマンが駆けつけ形勢は逆転。ついにメフィラス大魔王と闘士ウルトラマンの決戦が始まった。
[編集] ヤプール編
ループ星人ヤンドの主催による第2回銀河最強武闘会が開催された。そこにはかつて闘士ウルトラマンと戦い敗れたメフィラス大魔王の姿もあった。ウルトラ兄弟全員が闘士として参加した大会では、メフィラスはかつてのような極悪非道な存在ではなく、強さに敬意を表する武人へと変化していた。しかし主催者のヤンドの正体はヤプールであり、その目的はこの銀河最強の者 = 超闘士をあぶり出し、大会にかこつけて抹殺することだった。準決勝まで残ったメフィラス大魔王、闘士ウルトラマン、エースキラー、怪僧マザロンだったが、突如マザロンが豹変し全員を攻撃し始める。実はマザロンはヤプールの手下であり、前述の目的の実行役だったのだ。ハイパーゼットンすらしのぐ桁違いのエネルギーで暴走を始めるマザロン。しかし闘士ウルトラマンとメフィラス大魔王との共闘により、次第に形成不利になっていった。かなわぬことを悟ったマザロンは闘技場ごと自爆を敢行する。だがその爆発の中で装鉄鋼すら弾き飛ばしたウルトラマンは金色に輝く超闘士として覚醒した。マザロンを倒したウルトラマンだったが、彼の肉体は超闘士の気に耐えられず崩壊してしまった。
うやむやになってしまった大会はメフィラス大魔王の優勝という形で幕を閉じたが、それはヤプールによる侵略の始まりでもあった。メフィラスは超闘士への修行パートナーとしてタロウを指名、辺境の星にこもる。一方怪獣軍団と地球人特捜チーム、そしてウルトラ兄弟はヤプールの侵略に対抗し、からくも防衛線を守っていた。そんなある日、ヤプールコマンドと超獣ブラックピジョンがメフィラスとタロウの修行する惑星にやってきた。成長したタロウはコマンドをいともたやすく倒し、超闘士化までやってみせた。そしてコマンドから情報を得たメフィラスは決戦の時が来たことをウルトラの星に告げ、ヤプールの本拠地へと乗り込んだ。
ヤプールは異次元からの侵略者であった。そして自らの次元からのエネルギーを自在に操り、超闘士化したタロウすら圧倒する。絶望的な状況の中、魂だけのウルトラマンと再会したタロウは、本物の超闘士として覚醒、異なる次元の最強同士の死闘が始まった。
[編集] ゴーデス(伝説の破壊神)編
ヤプール大戦の最終局面に於いて、タロウは闘士ウルトラマンが3年後に甦るとの予言を受ける。 そして、3年後。彼との再会の日の為に独自に修行を重ねて闘士タロウが帰ってくる。 向かうは、第3回銀河最強武闘会の会場。 仲間達との再会を喜ぶタロウだが、その場に肝心の闘士マンの姿はない…。 "パワード流派"という独自の武闘術を用いるウルトラマンパワード。 その静かなる強さに、タロウは闘士マンの面影を重ねる…「もしかして、彼が…!!」 「仮面騎士」と名乗る謎のウルトラ戦士を、険しい疑惑の視線で見つめるパワード。 そして密命を帯びウルトラマンキングの姿を借りて参戦した闘士ウルトラマンも交え、銀河最強武闘会のベスト16が出揃う。 果たして、戦いの行方は? そして、宇宙の運命は…?
[編集] エンペラ星人編
[編集] 登場キャラクター
声はOVA版に準じる。
[編集] ウルトラ戦士
- 闘士ウルトラマン/超闘士ウルトラマン(声:森川智之)
- 本編の主人公。修行を重ね、正々堂々とした戦いを好む好漢。第1回銀河最強武闘会準決勝でメフィラスと戦い傷つく。ゼットンとの決勝戦を前に科学特捜隊から急ごしらえの装鉄鋼を贈られ、闘士となった。その後キング星で修行した結果、闘士を名乗るにふさわしい技量を備えた。正義と友情のためには命を惜しまぬ精神を持ち、それゆえに第2回銀河最強武闘会においてマザロンの魔の手からメフィラスを救おうと超闘士化するも肉体がそのエネルギーに耐えきれず死亡し、肉体を失う(超生命体であるウルトラ戦士に明確な死の概念はないが、肉体を失い精神だけになった場合は死以外の何ものでもないとされる)。しかしウルトラマンキングの導きにより太陽神の手によって肉体が修復され、作品内時間で3年後に復活が予定されている(単行本6巻まで)。
- そして第3回銀河最強武闘会では復活している。復活と共に、真の超闘士として戦う為に必要なウルトラホーンと同じ効力を持つウルトラクラウンを装備してゴーデス編で真の超闘士として戦った。そしてそれすらも魔神に破壊された時、彼は仲間達の想いと銀河永遠の命デルタスターの力を得て究極の超闘士ウルトラマンとなる。
- 真面目な性格故にギャグとは無縁と思われていたが、第3回銀河最強武闘会にてキングに変装していた事が仇となり、無理矢理のギャグ(一発芸)をするハメになってしまった。なお、ハイパー化もできるはずなのだが、劇中では登場しなかった。
- 主な本作オリジナル技
- スペシウム・アタック
- スペシウム光線の構えからエネルギーを集中してアタック光線の形で放つ技。メフィラス大魔王のエネルギー弾を相殺した。同じ構えでハイパーゼットンを倒している。
- スペシウム超光波
- スペシウム・アタックの発展型。マザロンを倒した超エネルギー波。
- 主な本作オリジナル技
- 闘士ウルトラセブン/フルアーマー闘士ウルトラセブン(声:関俊彦)
- ウルトラマンの親友にして格闘技の達人。レオの師匠でもある。第1回銀河最強武闘会終了直後にガッツ星人にエネルギーを封印する棺に入れられてしまう。闘士ウルトラマンとウルトラ警備隊の尽力により、メフィラスの襲撃の真っ最中に復活、ウルトラ警備隊の用意した装鉄鋼をまとい闘士として参戦する。アイスラッガーにウルトラ戦士のエネルギーをチャージしてメフィラスと戦うもタロウを盾にとられ、倒れるが、最後は闘士ウルトラマンがチャージスラッガーを用いてメフィラス大魔王を倒した。第2回大会は途中棄権するも、その後の銀河大戦ではホーク・ウェポン1号、2号、3号を操り闘士ウルトラマンの抜けた穴を埋めた。ホーク・ウェポンの最も強いパーツを選りすぐって武装した姿をフルアーマー闘士ウルトラセブンと呼ぶ。ヤプールとの最終決戦に参戦、メフィラスやタロウと共闘した。
- 主なオリジナル技・武装
- チャージスラッガー
- カラータイマーやビームランプから放出されたウルトラ戦士のエネルギーを蓄えたアイスラッガー。メフィラス大魔王を倒した。
- ホーク・ウェポン1号
- ウルトラホーク1号を模した武装。合体状態では上に乗って飛行も可能。分離するとアルファ・ソードという剣、盾(β号型)、背面ウィング(γ号型)になり身体に装着される。
- ホーク・ウェポン2号
- ウルトラホーク2号を模した武装。単体で飛行が可能。二つに分かれて背中に装着する。その状態で中央から折れて、両肩部分から伸びエネルギー弾を発射するキャノン砲として用いる。
- ホーク・ウェポン3号
- ウルトラホーク3号を模した武装。単体で飛行が可能。分解することで弓と矢と盾、バックパックになりマグネリューム・シュートという必殺技を放てる。
- 主なオリジナル技・武装
- 闘士ウルトラマンジャック(声:影丸茂樹)
- 棒術の達人。思慮深く真面目な好青年。おふざけ担当のエースに対するツッコミ役の一人でもある。
- まだ少年だったタロウの中に潜在する大いなる力を見出した最初の人物であり、彼の戦士としての成長を見守る。ウルトラブレスレットを変形させたウルトラランスをロッドのように使って戦う。第1回大会ではエースとあたるが、ゼットンを食い止める作戦の一環として自ら棄権したため見せ場は無し。鋼魔四天王の闘士ザラブとの戦いではタロウを庇い捨て身のカウンターを繰り出し、相討ちとは言え倒した。最終局面に於いてタロウ、ゾフィー、Gと共に闘士セブンの繰り出すチャージスラッガーに残りのエネルギーを託し勝利に貢献する。その後の修行の結果 MATから装鉄鋼を贈られる。装鉄鋼は背中にMATマークを思わせる形状のウイングを持つスピードタイプのデザインである。
- 第2回大会ではベスト16に残るが、エースキラーの繰り出す数々の必殺技に大苦戦の末、痛恨の一撃を食らい敗北。
- 準決勝、闘士マン・メフィラスとマザロンとの試合に於いてマザロンの暴走を目の当たりにしヤンドへ大会の中止を打診しようとするが何時の間にか拉致され、ヤプール側近のアンチラ星人に摩り替えられてしまっていた(これは『ウルトラマンA』においてアンチラ星人が郷秀樹に化けて登場したことへのオマージュ)。氷の惑星・リ-ズ星で氷漬けにされていたところをにせジャック=アンチラ星人を倒した闘士セブンとレオ兄弟によって救出される。
- ゴーデス編に於いては第3回銀河最強武闘会にてベスト16、闘士ゼットンとの試合に敗れる。
- 仮面騎士の正体たるゴーデスと闘士マン、タロウ、メフィラス、パワードとの戦いに於いては他のメンバー同様ゴーデス細胞の影響で無力化されるが療養後、重装鉄鋼を授かり究極魔神シーダとの戦いに参戦。その際に、親分である闘士ササヒラーを裏切った闘士ヤメタランスに手を貸して共に地球人達の救出作業を行った。
- 彼の重装鉄鋼は随所にウルトラブレスレットの意匠を盛り込まれたデザインで、両肩のアーマーの内部に大型ビーム砲・シネラマブラスターを内蔵した長距離支援タイプである。
- 彗星戦神ツイフォン編ではタロウ、エース、レオ兄弟、エースキラーSと共に彗星状態のツイフォン迎撃にあたるが失敗。
- なお、エンペラ星人編にて再編成された宇宙警備隊に於ける彼の動向は不明。
- 闘士ウルトラマンエース(声:西村智博)
- 光線技の達人。とともにギャグ要員。熱血漢で後先考えない激情家。彼を倒すためにヤプールによって造られた経緯を持つエースキラーとは奇妙な友情で結ばれている。第1回大会ではウルトラマンのパワーを温存させるための作戦の一環としてゼットンを引き止める役目を引き受ける。とはいえ光線技の通じないゼットン相手に苦戦し、最後は立ったまま意識を失った。そのファイト溢れる戦いぶりは、ウルトラマンも認めるほどのものだった(その意気に応えてか、ウルトラマンが彼の持ち技であるエースリフターを使ってゼットンを投げ飛ばすシーンもある)。メフィラスと鋼魔四天王の襲撃の際にはゾフィー、タロウ、ジョーニアス、80のエネルギーをチャージしスペースQを試みるも、とさかをメフィラスに吹っ飛ばされ不発に終わっている。その後の修行により TAC から装鉄鋼を贈られる。装鉄鋼はタックスペースを模した胸部を持ち、手甲にはAと描かれていた。第2回大会では超獣と戦った経験からヤンドの正体に気づきかけるも、ごまかされてしまう。トーナメントでエースキラーと当たりほぼ勝利を掴みかけたが、自らが放った新必殺技メタリウム・バーストを食らい会場を包むエネルギー電磁光へと吹っ飛ばされたエースキラー救おうとして自らが電磁光に接触、戦闘不能となり敗退する。その後ヤプールとの最終決戦に参戦する。本拠地に乗り込むための鍵を得る戦いでアプラサこと超獣アプラサールとの恋と死別という悲しい物語があった。やがてその最終局面、テリブルゲートの暴走によって崩壊の危機に瀕したヤプール次元を救おうとする超闘士タロウの心に応え、仲間達と共に残ったエネルギーをタロウに与え、コスモミラクル光線によってテリブルゲートを破壊するために助力する。第3回銀河最強武闘会に於いてはベスト16で闘士レオを破るが、ベスト8で謎のウルトラ戦士・仮面騎士に敗退する。その仮面騎士がゴーデスとしての正体を現し、超闘士マンとタロウ、メフィラス、パワードの4人との間で繰り広げられた戦いに於いては他の仲間同様ゴーデス細胞によってエネルギーを吸収され無力化してしまうが、療養後に重装鉄鋼を授かり究極魔神シーダとの戦いに臨む。彼の重装鉄鋼にはメタリウムソードという名の長剣が装備されており接近戦に於いて威力を発揮する。斬り込み隊長的な彼のキャラクターを生かした装備である。
- 彗星戦神ツイフォン編ではタロウ、ジャック、レオ兄弟、エースキラーSと共に彗星状態のツイフォン迎撃の任務に就くが失敗。
- エンペラ星人編に於いては再編成された宇宙警備隊の守護闘士となり南銀河の守りの要として活躍。銀河遊撃隊隊長となった闘士マンの元に他の守護闘士と共に集結。空軍参謀ブラック司令率いるエンペラ空軍との壮絶なバトルを演じた。
- 主なオリジナル技
- メタリウム・バースト
- メタリウム光線のエネルギーを地上に走らせ、地面ごと相手を吹き飛ばす技。エースキラーを圧倒した。
- Wメタリウム光線(ダブルメタリウム光線)
- ウルトラ戦士の能力をコピーしているエースキラーと協力して放った合体光線。
- 主なオリジナル技
- 闘士ウルトラマンタロウ/超闘士ウルトラマンタロウ(声:堀川りょう)
- 最も若いが、最も潜在能力を秘めた戦士。第1回大会ではウルトラマンに憧れる少年として描かれているが、その反面彼への依存度も強かった。しかしメフィラス襲撃の際に自分を庇って闘士ザラブの攻撃に倒れたジャックの言葉に諭され闘士マンの存在にいつしか依存していた自らの心の弱さを悟る。怒りによって底力を発揮するもその力を制御する能力は敵に及ばず、闘士ケムールに捕らえられた。最終局面に於いて闘士セブンの放つチャージスラッガーにジャック、ゾフィー、Gと共にエネルギーを分け与え勝利に貢献する。その後の修行で ZAT から装鉄鋼を贈られ闘士となる。第2回大会では初戦でメフィラスと当たり軽くいなされる。
- ヤプール大戦では事実上の主人公。嘗ては敵として憎んだメフィラスを師として鍛え上げられ、メフィラスの人としての器に触れる事で肉体のみならず精神的な成長も遂げて行く。超闘士のオーラをまとうことに成功するが、3分しかもたないという弱点を看破され、危機に陥る。しかしウルトラホーンの眠れる力を覚醒させ、真の超闘士となりヤプールを倒したばかりか、暴走したテリブルゲートを仲間達のエネルギーを結集し放たれたコスモミラクル光線で破壊、三次元世界だけでなく崩壊に瀕したヤプール次元をも救うという奇跡を起こした。真の超闘士となるとウルトラホーンが巨大化する。
- ヤプール大戦終結から3年、決戦の最中、魂となった闘士マンが自らタロウに告げた「3年後に復活する」という約束のその日の為に彼は武者修行の旅に出、更に自らを鍛え上げる。
- 第3回銀河最強武闘会に臨むに際し仲間達と再会するが、その中に闘士マンの姿はなかった…。しかし、パワード流派の創始者であるウルトラマンパワードの見せた静かなる強さに、闘士マンの強さと通じるものを感じ興味を覚える。
- 大会に於いてはベスト16にてP(パワード)レッドキング、ベスト8にて闘士ゴモラ×エースキラーR(リベンジャー)の勝者(明確な描写が見られず確定不可能だが、実力から見て後者かと思われる)と戦い勝利、ベスト4へと駒を進める。キングに身を窶した闘士マンからメフィラスと共にその正体と彼がキングより帯びてきた密命を明かされる。ゴーデスとの戦いに於いては超闘士のオーラを纏う事によりゴーデス細胞の影響を脱する事が出来た。しかし、ゴーデスがGの身体を乗っ取っていた事が判明。それを知りつつも尚、Gの身体ごとゴーデスを倒す事を優先したパワードの放ったメガ・スペシウム光線を食らってしまい、ゴーデスを逃がしてしまう事となる。
- 超闘士としての力はウルトラマンと互角だが、年齢から来る経験や精神面では僅かにウルトラマンの方が上。だが今後の修行次第ではまだまだ伸びる可能性も充分にある戦士である。
- 主なオリジナル技
- ストリウム超光波
- 闘士ウルトラマンにあやかった技。ヤプールを圧倒した。
- 主なオリジナル技
- ウルトラマンレオ/闘士ウルトラマンレオ(声:関俊彦)
- セブンに格闘技を師事した獅子座L77星出身の若き宇宙警備隊員。光線技よりも肉弾戦を得意とする。
- ノリのいい性格で、エースとよく一緒におふざけに興じている。セブンへの敬慕の念は強く、彼を傷つけた者に対する怒りは誰よりも激しい。第1回大会では師匠であるセブンとあたり敗退。その後のメフィラス大魔王編に於いて宇宙の殺し屋・ガッツブラザーズによって十字架に磔にされたセブンの姿に烈火の如く怒り、ガッツブラザーズへの復讐を期して勝手に飛び出す(彼の行為はゾフィー隊長によって黙認されたのでお咎め無し)。やがて捜し求めたガッツブラザーズを捕らえ、戦いが終わった後に復活し闘士となったセブンの前に引き出す。
- 第2回大会では初戦を突破しベスト16まで残るも闘士バキシムに敗れた。ヤプール大戦ではアンチラ星人との戦いで負傷し決戦には参加しなかった。装鉄鋼は MAC から贈られた。もともと装鉄鋼はウルトラ族のカラータイマーを保護するためのものだったが、レオのものは獅子頭の手甲と肩当以外に装甲は無く、布状のものが全身を覆う拳法着タイプである。
- 闘士アストラ(声:山口勝平)
- レオの弟である若き宇宙警備隊員。兄のレオとは二人で一人、といった風情でいつも一緒に居る。第1回銀河最強武闘会に於いては参加していたのかどうか試合自体の描写が無い為に分からない(恐らくは早い段階で敗退した可能性が高い)。その後のメフィラス大魔王編ではガッツブラザーズ追捕に飛び出したレオの抑え役としてゾフィーの命を受けレオに同行(抑えになれていたかどうかは微妙だが……)。キング星にて修行の結果、兄と共にキングから闘士の称号をもらい MAC からレオとほぼ同じ装鉄鋼(左右対称のデザイン)を贈られる。第2回大会ではミスターサンタ(ウルトラの父)に手も足も出ずに敗れる。ヤプール大戦に於いては闘士セブン、兄レオと共に氷の惑星リーズ星に赴き「蒼の鍵」を持つヤプールの手下で闘士ジャックに化けていたアンチラ星人との戦いで負傷し、兄と共に居残りとなった。3年後、第3回銀河最強武闘会ではベスト16でいきなりウルトラマンキング(に身を窶した闘士マン)とあたり敢無く敗退。ゴーデス戦にて他の仲間同様ゴーデス細胞の影響でエネルギーを吸収され無力化され行動不能の状態に陥ってしまう。やがて療養後、重装鉄鋼を授かり究極魔神シーダとの戦いに参戦する。
- 彗星戦神ツイフォン編では闘士タロウ、ジャック、エース、レオ、エースキラーSと共にツイフォン迎撃の任に当たるが敗北。
- エンペラ星人編に於いては本編に登場しなかったため動向は不明だが、本編内の画面情報では南銀河の守りについている守護闘士エースの下で任務に従事しているようだ。
- ウルトラマンジョーニアス/闘士ウルトラマンジョーニアス
- メフィラス襲撃時に救援として駆けつけた。その当時は武装していなかったが、ゴーデス編で重装鉄鋼(ダブルブレスト)を装着して活躍(単行本未収録)。
- 主なオリジナル技
- スーパーロッキングスパーク
- 主なオリジナル技
- ウルトラマン80/闘士ウルトラマン80(声:須藤学)
- ウルトラの星で先生をやっていた。メフィラス襲撃時以降脇役でちょこちょこ登場。ユリアンとの仲を披露している。ゴーデス編で重装鉄鋼を装着して活躍(単行本未収録)。
- 主なオリジナル技
- スーパーバックルビーム
- 主なオリジナル技
- ウルトラマンG(グレート)/闘士ウルトラマンG
幼い頃に友であるウルトラマンパワードと共に、キングによってゴーデスハンターとしての任務を負わされ、その為の修行に努める。 彼はその並外れた強さを見込まれ力を磨く事をキングに言い渡される。それは対ゴーデス用の大技・マグナムシュートを会得する為の修行だった。しかし情に厚い彼は自らの使命の重さを理解しつつも、その任務の性格故に宇宙警備隊員として平和のために働く事の出来ない自分の立場への忸怩たる思いを常に持ち続けていた。しかし、そんな彼の運命を変える出来事が発生する。メフィラス大魔王の襲撃である。この危機に際し侵略者によって蹂躙されていく故郷・ウルトラの星を救いたいとの思い断ち難い彼は修行の場を単身出奔、鋼魔四天王の一人・闘士バルタンに対し未完成のマグナムシュートを使ってしまう。闘士バルタンを倒しはしたものの未完成の技を使った事による身体へのダメージは大きく、更に悪い事にマグナムシュートの発した高エネルギーに反応したゴーデスにその居所を知られ、身体を乗っ取られてしまう結果ともなった。 その後、ゴーデスは自ら甦らせた魔神コダラーとの戦いを繰り広げるウルトラ戦士たちを置き去りに一人逃げようとするも、現れたもう一体の魔神シラリーの絶命光線を浴びて生命を奪われるが、依り代であるGの身体は奇跡的に生還。シラリーとコダラーの合体した究極魔神シーダが倒されて後、エンペラ星人編に先立ち正式に宇宙警備隊員として迎えられる。再編成された組織に於いては西銀河担当の守護闘士として活躍。ブラック司令率いるエンペラ空軍と戦うため、他の3人の守護闘士と共に闘士マンの許に馳せ参じる。
- ウルトラの父(声:玄田哲章)
- ウルトラの国最高責任者。かつて最強の戦士とうたわれ、超闘士を目指していた。長く現役を退いていたが、第2回大会でミスターサンタとして出場、闘士ベムスター、闘士アストラを、傍目からみてると本人の自滅としか見えないような勝ち方で倒す。準々決勝の相手、メフィラス大魔王には正体を見破られるものの互角以上の勝負をした。年齢からくる疲労により敗れる。ゴーデス編の究極魔神との最終決戦時には、シェルター船を連れて参戦。ウルトラの国の秘宝の一つでもあるウルトラキーを使ってシーダを攻撃しようとした。
- ウルトラの母
- 本作では回復役で登場。あまり見せ場は無い。
- ゾフィー(声:江原正士)
- 宇宙警備隊隊長ということからか大会では審判をつとめ、参戦はしていない。実力的には充分と思われるが闘士にもなっていない。第1回大会では審判という立場を捨ててハイパーゼットンに挑むもハイパーメテオ火球に黒焦げにされ、第2回大会ではマザロンの奇襲を受け電磁光に直撃、またも黒焦げになる。メフィラス襲撃の際には闘士バルタンの分身、PSY=バルタンら相手に一歩も引かない奮闘を見せた。
- ウルトラマンキング(声:八奈見乗児)
- キング星に住むウルトラ族の長老。不思議な力を持ちもっとも神に近いとされる。闘士ウルトラマンにダイモード・クリスタルを授ける、滅びた闘士ウルトラマンの肉体を復活してくれるよう太陽神にかけあうなど、重要な役割を果たしている。
- ユリアン(声:永衣志帆)
- 80の恋人。女性型ウルトラ族で救護係として大会のサポート役となった。80にぞっこんで、常にくっつきたがる。
- 闘士ウルトラマンパワード
- 闘士ウルトラマンネオス
- 闘士ウルトラセブン21
- 闘士ウルトラマンティガ
[編集] 怪獣・宇宙人勢力
- メフィラス大魔王(メフィラスだいまおう)(声:檜山修之)
- メフィラス星に生まれた。本来戦乱を好まない知的な宇宙人であるメフィラス星人の中でも特異な存在で好戦的な野心家。メフィラス星の犯罪者矯正施設であるハイパーエネルギーの檻に自らこもり、自在にハイパーエネルギーを扱えるほどにまでなる。銀河最強を自負してウルトラの国を滅ぼそうとたくらむが、闘士ウルトラマンに破れる。その後闘士ウルトラマン打倒を目指すが、彼のひたむきさに打たれ友情で結ばれる。対マザロン戦では、闘士ウルトラマンと共闘し、個人個人ではまったく歯が立たなかったマザロンをあわやというところまで追い詰めた。ヤプール襲撃後の銀河大戦下ではタロウの修行を行ない、超闘士へ導くなどウルトラ戦士の手助けを行なう。ゴーデス編にも登場した。
- 主なオリジナル技
- 超魔光閃(ちょうまこうせん)
- 片腕から発する螺旋状の光線。
- 主なオリジナル技
- 鋼魔四天王(こうましてんのう)
- メフィラス大魔王配下の四人の宇宙人。正体を隠して第1回大会に出場、メフィラスの思惑通りにトーナメントを進めた。装鉄鋼を装着して闘士となった場合、ウルトラ戦士を圧倒するほどの戦闘力を発揮する。ウルトラマンG、ウルトラマンジャックの捨て身の攻撃と、駆けつけた闘士ウルトラマンに敗れる。死んだと思われていたがヤプール編で生存が確認され(第2回大会にて観戦しているシーンがある)、ゴーデス編で重装鉄鋼をまとい復活、ウルトラ戦士に協力する。なおこの人選は『ウルトラマン』33話の「禁じられた言葉」で(登場予定だったダダも含めて)メフィラス星人が操ったメンバーでもある。
- バルタン星人/闘士バルタン星人
- ザラブと戦い両者KOという茶番を演じた。装鉄鋼にはミサイルランチャーや分身用のカプセルなどが装備されもっともメカニックである。
- 主なオリジナル技
- バルタン・ミクスド・ファイヤー
- 両手のハサミから発する火炎とハサミ上部に取り付けられたミサイルランチャーから発する誘爆エネルギー弾を合わせた必殺技。Gによってはじき返され倒される。
- バルタン・ミクスド・ノヴァ
- バルタン・ミクスド・ファイヤーのパワーアップ版。ゴーデス編で使用するも敵の強さを際立たせただけで終わった。
- PSY=バルタン
- 闘士バルタンの精神エネルギーで作られた分身。本体の1/10の強さだが、ウルトラ戦士と互角かそれ以上。その気になれば何百体でも作れるらしい。
- 主なオリジナル技
- ザラブ星人/闘士ザラブ星人
- 棒を用いた戦闘を行なう。紳士的な態度をとるが、相当な実力者。ジャックの捨て身のカウンターに敗れる。
- 主なオリジナル技
- 旋風光輪波(せんぷうこうりんは)
- ゴーデス編で披露された必殺技。棒から光輪を放つ。
- 主なオリジナル技
- ケムール人/闘士ケムール人
- トーナメントではガッツ星人とWKOという茶番を演じる。四天王ではもっとも大柄でガラも悪い。重装型の装鉄鋼を装備しウルトラ戦士の光線技に耐える。
- 主なオリジナル技
- 超高圧パワーグライド(ちょうこうあつパワーグライド)
- 砲口状になっている手の部分から黒いエネルギー体を発射する技だが、発射直前にタロウに阻止されたため詳細不明。
- ファイナル・パワーグライド
- パワーアップした超高圧パワーグライド。ゴーデス編で使用するもシラリーとコダラーには通じず。
- バリアー・パワーグライド
- 主なオリジナル技
- エースキラー/エースキラーR(エースキラーリベンジャー)(声:千葉繁)
- 先代ヤプールによって造られた人造超人。エースまでのウルトラ戦士の技をコピーしており、実力はエースと互角以上。頭の中身も互角以上。エースと第2回大会で戦った後は良いコンビとなる。アンドロイドなので頭部だけでも活動可能。ヤプールとの最終決戦にも参加、自爆用爆弾を装備し必殺の覚悟で戦いに臨んだ。リベンジャーは復讐者の意味。
- ゼットン/ハイパーゼットン/闘士ゼットン(声:江原正士)
- 最強の宇宙生物である宇宙恐竜。かつてウルトラマンを倒したとされ、メフィラスの誘いに乗って第1回大会に参加する。メフィラスいわく単純で功名心の強い性格。エネルギー吸収反射能力を持つのでウルトラ族の天敵とも言える。笑い声は「ゼットトト」。武装が無くても相当強く、闘士ウルトラマンとほぼ互角だった。しかし、闘士となったウルトラマンにじわじわと追い詰められたことで焦りハイパー化するも、エネルギー不足で暴走してしまう。科学特捜隊が放ったペンシル爆弾により完全なるハイパー化を達成したため光線技の効かない最悪の怪物となった。しかし闘士ウルトラマンの放った「魂の一撃」によりハイパー化が解け、沈黙する。その後は修行を行なっていたようで、銀河大戦の助っ人としてメフィラスに請われ参戦。装鉄鋼を装備し闘士となって現れ、超獣バラバを軽く粉砕した。ヤプールとの最終決戦にも参戦、テレポート能力などでサポートした。第3回大会にも参戦している。
- 主なオリジナル技
- メテオ火球
- いわゆる「1兆度の火の玉」である。口から吐く。
- ハイパーメテオ火球
- ハイパーゼットンになって用いたメテオ火球。どこからともなく出した。
- メテオセイバー
- 背中に背負った双剣。柄で連結させて用いる。ブーメランとしても使用可能。
- 主なオリジナル技
- 闘士怪獣五獣士
- 第1回大会から参加した怪獣軍団。ゴモラが武装していたが、ウルトラマンに「闘士じゃなくてただの武装怪獣」と言われ、第2回大会からは猛修行のすえ闘士と認められた。
- レッドキング/闘士レッドキング
- 岩石投げを得意とする怪獣軍団のリーダー。闘士になってからは目の周りにメイキャップレスラーのような火炎のくまどりを入れている。銀河大戦ではウルトラ族の味方として奮戦した。
- ゴモラ/闘士ゴモラ
- 鬼の金棒のような武器で武装している。特徴ある角の上にとがった兜を装備しているため、一見ゴモラと見えない。昔、タイラントたちとつるみ怪獣帝王と名乗っていた。
- エレキング/闘士エレキング
- 両手がコンセントのようになった装鉄鋼をまとう。両手を合わせると強力な電気を放射可能。
- ベムスター/闘士ベムスター
- 爪状の手にハンマーとペンチアームをつけて参戦。ミスターサンタにはジョイントを外され自滅した。
- バキシム/闘士バキシム
- かつてのエースの活躍で先代ヤプールの支配下から解放されていた超獣。トルネードアタックという装鉄鋼を利用した体当たり攻撃を得意とする。レオに勝つなど最も見せ場は多かったが、マザロンに技をかわされて自滅し黒焦げになるなど、やられ方も激しかった。
- テンペラー星人
- かつてはウルトラ戦士と敵対していた強豪宇宙人の代表格。大会の優勝候補の一人に挙げられるなど、それなりの実力者らしいのだが、第1回大会ではゼットンに光線技を跳ね返されて敗北。第2回大会でもメフィラスにパンチ一発で退場。第3回大会に至っては指1本でふっ飛ばされてしまう(しかも1コマのみの出演)など損な役回りばかりだった。
- ナックル星人
- ヒッポリト星人
- マグマ星人
- ガルタン大王
- テンペラー星人と同じく強豪宇宙人と呼ばれる面々。しかし、闘士となったウルトラ戦士や怪獣達にあっさりやられたり、ヤプールにデコピンだけでふっ飛ばされるなどテンペラーと同様に損な役回りが多かった。
- バルタン星人Jr.
- ビルガモを始めとするロボット怪獣軍団を駆って闘士怪獣軍団の助っ人をした。赤ちゃん言葉で話す。バルタン星人との関係は不明。
- カネゴン
- ウルトラマンファンとして装鉄鋼まで用意して決勝戦を観戦しようとした(決勝戦は毎回策謀によりめちゃくちゃになることが多いため)。
- ピグモン
- カネゴンと共によく観戦に来る。第1回大会では、彼の着けていた風船が、ウルトラマンにハイパーゼットンを倒すヒントを与えるきっかけとなった。
- マヤ
- 眉毛と口元のほくろがチャームポイントの女の子。非常に冷めた性格をしており、カネゴン達が身の危険を顧みずに応援しているのを尻目にさっさと会場を後にした。
- タイラント
- アストロモンス
- ドロボン
- ダストパン
- ゴーデス編に登場。ゴモラが昔怪獣帝王と名乗っていた頃につるんでいたゴロツキ軍団。この組み合わせは1979年公開の映画、ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団に由来する。
- ピッコロ
- ゴーデス編に登場。ピッコラ星の王子でタロウの友人。
- 闘士ヤメタランス
- ゴーデス編に登場。身体から発散するなまけ放射能で、近付く者を皆怠け者にさせてしまうという変わった能力の持ち主。キレれば親分であるササヒラーすらボコる程の力も持っており、実力自体はあるがやる気が伴わない。ヤメタイナックルを武器に闘士としてササヒラーに引っ張り込まれる形で火事場泥棒的に参戦。
- ササヒラー
- ゴーデス編に登場。闘士ヤメタランスの親分として登場する。ヤメタランスのなまけ放射能を浴びても怠け者にならないため、彼だけは素の状態でヤメタランスに近付く事が出来る(ウルトラブレスレットを装備した闘士ジャックは例外)。その理由は…彼の「実力はないけれどやる気と根性だけは宇宙一」という、ある意味最も厄介な特徴にある。
[編集] 地球人・防衛チーム
- ノタニー博士(声:八奈見乗児)
- 本名ウルキュース・ノタニー。年齢68歳(第2回大会時)。大会の解説者としてお間抜けな解説を繰り返す変なじいさんとして登場。第2回大会で闘士ウルトラマンの勝利を予想し外れたら坊主になってもいいと軽口を叩いた。マザロン登場で大会の雲行きが怪しくなるとみずから髪をそり落とし、負けてもいいから死なんでくれ、と絶叫したほどのウルトラマンファン。実は宇宙物理工学で銀河ノーゲル賞をとった大博士であり、ホーク・ウェポンや重装鉄鋼は彼による発明。モデルは『ウルトラQ』の一の谷博士。
- 万丈アナ(声:山口勝平)
- 大会実況を担当する怪獣チャンネルのアナウンサー。ノタニー博士に突っ込みまくる。モデルは『ウルトラQ』の万城目淳。
- ビートルG(ジャイアント)
- 科学特捜隊の切り札。銀河最強武闘会は地球人も参加できるようになっているが、体格の異なる地球人は圧倒的に不利であった。そこで開発されたジェットビートルから変形する鋼鉄の巨大ロボットがビートルGである。ゴーデス編では宇宙ビートルGも登場した。
- ライザーG(ジャイアント)
- コチャン(声:くまいもとこ)
[編集] ヤプール軍
- ヤプール
- かつて次元を超えてやってきた侵略者であり、超獣の創造者。エースがテレビ本編で撃退したのは最下層のコマンドであり、本作ではヤプールの王とも言うべき存在が指揮をとっているとされる。ループ星人ヤンドと名乗り、多数の手下、超獣、ヤプールコマンドを従えて銀河大戦を起こす。本当の目的は次元と次元をつなぎ、故郷を繁栄させること。別次元の存在であるヤプールらは装鉄鋼に似たギプスのようなものでエネルギーを調整しないと自己崩壊してしまう。最終決戦で追い詰められたメフィラス、闘士セブン、エースは、最後の望みをかけて装鉄鋼を砕くが、さらなるパワーアップを促しただけだった。しかしタロウが真の超闘士の力に目覚めヤプールを圧倒すると、タロウに対抗すべく次元をつなぐテリブルゲートと直結し、元の次元の力を姿を取り戻す。光線技を受け付けない筋力強化変身をしたヤプールだったが、タロウのストリウム超光波からの一撃を浴び、倒れる。何とか命は助かるものの、テリブルゲートが暴走、救おうとした故郷の次元の崩壊を招いてしまう。しかし、タロウのコスモミラクル光線によって救われ、潔く負けを認めて故郷に帰っていった。
- 怪僧マザロン/ハイパーマザロン
- ヤプールのエージェント。最初は修行僧の格好で登場。催眠術のようなもの駆使して闘士バキシムやビートルGを自滅させた。古風で固い話し方をしていたが準決勝で豹変、エースキラーを破壊し、闘士ウルトラマンとメフィラスを圧倒する。目的の為ならば手段を選ばず、オレって卑劣うっ、と自分で言うほど傲慢で卑怯な性格。闘技場にしかけた爆弾で観客ごと2人を葬りさろうとしたが、闘士ウルトラマンにより無人の惑星へ連れ去られ、そこで決戦を行なう。最後は超闘士に目覚めたウルトラマンにより倒された。ハイパーマグマレーザーという光線技を持つ。後にジャンボキングの一部となって復活。
- ジャンボキング
- 死んだ超獣の怨念を集めた合体超獣。エース本編にも登場し、その頭部はカウラだったが、後端にあったマザロンのパーツが肥大化、ケンタウルスのような形状で復活する。マザロンがジャンボキングを主導する形で闘士セブン、闘士エース、エースキラーR、闘士ゼットンと戦うが、怨念エネルギーの元を絶たれ敗れる。
- スフィンクス
- メビウス星の守護者であり、ヤプールの側近。ジャンボキングに怨念エネルギーを与えていた。ゴールデンストリームという技を持ち、それなりの実力者らしい。敗れたヤプールの命乞いをした。
- Q
- アンチラ星人と共に第2回大会でヤンドの側近を務めていた女。ヤンドの動向を探ろうとしていたGと80を襲うが、Gの一撃で倒される。元ネタはエース本編の女ヤプールで、名前の由来は本編にて彼女がアジトとしていた歯医者「Q歯科医院」からだと思われる。
- バラバ
- 超獣武器庫と呼ばれる超獣。両手、頭に装備した武器を他の超獣に与えることが出来る。たとえ丸腰の状態でも、迂闊に近づけば伸縮自在の万能ムチで串刺しにされてしまう。戦闘力も並大抵ではなく、闘士怪獣軍団を全滅寸前まで追い詰めたが、闘士ゼットンに敗れる。ヤプールに会うための三つの鍵のうち「朱(あか)の鍵」の守護者。
- アンチラ星人
- 第2回大会でヤンドの側近として登場。異変に気づいたジャックを襲い入れ替わった。本物のジャックを氷漬けにして幽閉していたが、闘士セブンとレオ兄弟に倒される。「蒼(あお)の鍵」の守護者。この戦いでレオ兄弟は負傷し、決戦に間に合わなかった。
- アプラサ
- 美しい女性の姿と恐ろしい超獣アプラサールの姿を持つ天女。避難民を世話するヒール星に忍び込み、星を守るエースとエースキラーらを滅ぼす使命をもっていた。その過程でエースと心を通わせ、最後にはヤプールを裏切るも超獣の姿で強制的に戦闘させられたらしい。いまわの際に守護していた「翠(みどり)の鍵」をエースに託した。
- ブラックピジョン
- 辺境の惑星でタロウ、メフィラスと出会った超獣。少し抜けた顔に天真爛漫な性格を持ち、ヤプールコマンドの命令にも従わない。タロウを気に入りヤプールの本拠地へと案内した。
- ヤプールコマンド
- ヤプール軍の戦闘員。銀河の各地で超獣らと共に侵略活動を行う。
[編集] ゴーデス軍
- ゴーデス/ウルトラマンG(ゴーデス)
- Gとパワードが追っていた宇宙の悪魔。二大魔神を復活させ宇宙支配を企む。Gと戦った時に彼の体を乗っ取っており、魔神復活のエネルギーを集めるために素顔と正体を隠した仮面騎士となって第3回大会に出場。しかし、パワードによって正体を暴かれ、ウルトラ戦士やその仲間の何人かをゴーデス細胞に侵させて逃亡。その後、タロウを騙し討ちで倒し、そのエネルギーを利用してコダラーを復活させる。しかし、コダラーが自分の言うことも聞かずに暴れるのを見て身の危険を感じ逃亡しようとするが、結局は逃げる途中にコダラーに呼応して飛来したシラリーの絶命光線を浴びて死亡する(Gの肉体は無事だった)。
- ゴーデス五人衆
- ゴーデスの分身とも言うべき部下達。ウルトラ戦士に勝ちたいと願う怪獣や宇宙人達がゴーデス細胞の鎧「邪生鋼(エビルブレスト)」に取り込まれて誕生した。元の怪獣や宇宙人の力を20倍に強化している。なお、取り込まれた怪獣や宇宙人達は鎧が破壊されると解放されて元の姿に戻ることができる。
- 邪生鋼戦士ギガルス(ゴラ)
- 邪生鋼戦士の一人、ギガルスのみ超闘士ウルトラマンに会っていない。本来の能力は冷凍能力。重装鉄鋼を装備した闘士80と戦い、追い詰めるものの今度は同じく重装鉄鋼を装備した闘士ジョーニアスとの戦いになる。冷凍能力を防がれるものの、体を乗っ取ったゴラが元々持っていた能力(炎熱攻撃)を強化して放つことで再び追い詰める。だが最後は一瞬の隙をついた80とジョーニアスの連携攻撃で空中に放り出され、スーパーバックルビームとスーパーロッキングスパークの挟み撃ちで完全に倒された。
- 邪生鋼戦士ゲルガン(ベムラー)
- 超闘士ウルトラマン、デーガン、ブローガの戦闘に横入りしてきた邪生鋼戦士の一人。鎧そのものに翼があり、ベムラーの体だと言うのに高速飛行を披露していた。実際の戦闘ではデーガンが一発で割られた後、ギガルス戦に場面が移り、再び場面が戻ってきた時には既に割られていた。
- 邪生鋼戦士デーガン(テロリスト星人)
- 最初に超闘士ウルトラマンに出会った邪生鋼戦士の一人。鎧が装着されていない部分の体と剣を見てテロリスト星人の体を乗っ取ったと見破ったウルトラマンに「元々の宇宙人の20倍に強化されているぜ」と高らかに宣言するものの「20倍では厳しくないか?」と言われた上に一撃で本体(鎧部分)を割られて絶命。
- 邪生鋼戦士ブローガ(キングボックル)
- 邪生鋼戦士の一人で、最もゴーデスに忠実。デーガン、ゲルガンと共に超闘士ウルトラマンと戦うが完全に追い詰められ、起死回生でウルトラマンの体を乗っ取ったと思ったのも束の間、逆に超闘士エネルギーを送り込まれて支配され、本拠地の場所などを洗い浚い教えさせられた挙句、超闘士エネルギーに耐え切れず粉々に割れて絶命。
- 邪生鋼戦士バランガ(ツルク星人)
- 邪生鋼戦士の一人。本人曰くゴーデスの狡賢さを最も濃く受け継いでいるらしい。他の4人に邪生鋼戦士内でのリーダーを決めようとけしかけた上で、自分は本拠地にて、敵を生け捕りにした仲間であろうと仲間を倒した敵であろうと構わず襲い掛かるつもりで待ち伏せていた。だがその行動が祟ったのか、ピッコロ王子の手で「もう嫌だ~!」と叫びたくなるほど中途半端に酷い目にあわされ、最後はウルトラマンを乗っ取ろうとしたブローガに泣きついて助けてもらおうとしたが、その時すでにブローガの意識はウルトラマンのエネルギーでダウンしており、ウルトラマンの拳で木っ端微塵に割られて絶命。
- 海魔神コダラー
- 宇宙全てを滅ぼす破壊神の一体で海の魔神。ゴーデスがタロウのエネルギーを利用して復活させた。パワードの捨て身の念力でシラリーと同士討ちをし、活動を停止したかに思われたが…。
- 天魔神シラリー
- 宇宙全てを滅ぼす破壊神の一体で天の魔神。コダラーに呼応して地球に飛来した。パワードの捨て身の念力でコダラーと戦闘の末に石化。互いに卵となって中で融合し…。
- 究極魔神シーダ
- 同士討ちをして卵となったシラリーとコダラーが融合して誕生した究極の魔神。元の二体の魔神に再び分離することも可能。ウルトラキーでも倒すことのできない強敵だったが、デルタスターの力を得た超闘士ウルトラマンによって倒され、消滅した。
[編集] エンペラ星人軍
- 皇帝宇宙人エンペラ星人
- 闇闘士やメタルモンスで構成された軍団を率いて銀河の侵略を開始した謎の宇宙人。ウルトラの星の三つの秘宝を狙い、銀河の各惑星へ攻撃を仕掛ける。シルエットのみの姿で部下達に命令を下していたが、ウルトラ戦士達に追い詰められたジェロニモンを救う際、巨大な幻影として初めて姿を現す。そしてウルトラ戦士達に更なる宣戦布告を告げて消えた。彼との決着は後の超闘士鎧伝で描かれる事となる。
- 暗黒司祭ジェロニモン
- エンペラ星人に仕える忠実な司祭。呪術や幻術を得意とする。バルキー星人のイーストン星侵略に力を貸し、その後はブラック指令と共謀する。頭部に着けているデストホーンは相手を意のままに操る効果を持ち、これで21を操って作戦を進める。作戦失敗後、ウルトラ戦士達に追い詰められたところをエンペラ星人に救出される。
- 闘士ザム星人
- エンペラ軍三大参謀の一人で陸軍を指揮する。正々堂々とした戦法を好む武人にして剣豪。シーダを倒したウルトラマンの力に関心し自らの手で彼を倒そうと戦いを挑む。たとえ倒されても頭部の脳魂が無事ならいくらでも再生可能で、ウルトラマンにパンチで頭を飛ばされた時も脳魂が無事だったため短時間で再生した。配下のエンペラ陸軍はテレスドン、サドラ、アーストロンなど地上での活動を得意とする怪獣による闇闘士や、パゴス、ネロンガ、ガボラなどをモデルにしたメタルモンスで構成。ザム星人はドレンゲラン型の戦艦から指揮を執る。
- 闘士バルキー星人
- エンペラ軍三大参謀の一人で海軍を指揮する。卑怯で狡猾な性格。海軍を率いて秘宝の一つであるウルトラベルが隠されたイーストン星を攻撃、ジェロニモンの協力も得てベルの強奪に成功する。配下のエンペラ海軍はグビラやガイロスなど水中での活動を得意とする怪獣による闇闘士や、ゲスラ、ピーターなどをモデルにしたメタルモンスで構成。バルキー星人はサメクジラ型の戦艦から指揮を執る。
- 闘士ブラック司令
- エンペラ軍三大参謀の一人で空軍を指揮する。ジェロニモンに協力を持ちかけ、21を利用してのウルトラ戦士抹殺と秘宝強奪のための作戦を行う。しかし、勢揃いしたウルトラ戦士達の活躍によって失敗。逃亡しようとしたところを洗脳が解けた21の怒りのヴェルザードで倒される。配下のエンペラ空軍はギエロン星獣やガンダーなど飛行能力を持つ怪獣による闇闘士や、チャンドラー、ペギラなどをモデルにしたメタルモンスで構成。ブラック司令はサタンモア型の戦艦から指揮を執る。また、司令直属のスパイ的な部下として円盤生物で構成された偵察隊もいる。
- メタルモンス
- エンペラ軍が送り込む量産型の戦闘機械獣。陸、海、空の各軍団によってタイプが違う。EXキューブをエネルギー源としている。
[編集] その他
- 彗星戦神ツイフォン(声:梁田清之)
[編集] OVA
[編集] ストーリー
[編集] スタッフ
[編集] 主題歌
- OP:「超闘士ウルトラマン」(作詞:青木久美子/作曲:池毅/編曲:戸塚修/歌:前田達也)
- ED:「do do la do」(作詞:須藤ひとみ、青木久美子/作曲、編曲:高橋竜/歌:須藤ひとみ)
[編集] ゲーム版
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