ジェロニモン
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ジェロニモンは、特撮テレビ番組『ウルトラマン』第37話「小さな英雄」(1967年3月26日放送)に登場した架空の怪獣。別名「怪獣酋長」。名前の由来はアパッチ族のグループ指導者の一人ジェロニモから。ただし、ジェロニモは通俗的に「酋長」の意味で使われることもあり、こちらの方が意味合いとしては近い。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
- 身長:40メートル
- 体重:3万トン
怪獣たちのボス的な存在だったようで、怪獣を蘇生させる超能力を持つ。今までウルトラマンと科特隊に倒された60匹の怪獣を甦らせ、人間に総攻撃をかけようとした。しかし、実際に甦ったのはテレスドン、ドラコ、ピグモンのみで、さらにピグモンが人間側に味方し、ジェロニモンの目論見を科特隊に知らせたために60匹すべての蘇生は失敗した。他の二匹を科特隊に倒されたところで、姿を現した。
攻撃は頭と背中に生えた羽手裏剣を脳波でコントロールし飛ばすほか、口からはガス状の無重力光線を吐く。
最期はウルトラマンに生えている羽をすべて抜かれ、逆上して無重力光線を浴びせたところ、ウルトラマンにバリアーで跳ね返され、自身が空中に持ち上がってしまった。ウルトラマンは落下してくるジェロニモンを抱え上げ、イデ隊員の新兵器「スパーク8」により倒された。