りんくうパパラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
りんくうパパラ(RINKU Papara)は、大阪府泉佐野市りんくう往来南地区(りんくうタウン駅南側)の第3セクターの借地に、1994年から当初10年間の期限付きで、関西国際空港と同じく同年9月に開業した約2.4ヘクタールの小さな遊園地である。元々は第3セクターが運営していたが、1999年から新たに設立した「サトリア」という事業会社(十字屋の関連企業)に継承された。2004年10月末日で閉園。
目次 |
[編集] 概要
園内には小規模なジェットコースターや高さ54メートルの観覧車など20種類のアトラクションの「ワンダーパーク」と、アミューズメントパーク(ゲームセンター)「セガワールドりんくう」、犬猫の小動物園施設「ふれあい ワンニャンランド」の建物に、入場ゲート周辺に広大な広場がありそこではフリーマーケットが頻繁に催される。 りんくうパパラの入場料は無料で、アトラクションの搭乗毎に現金や回数券で支払うスタイルがとられた。
[編集] 閉園
[編集] 経緯
1994年の開業時は当初2ヶ月で100万人を超える入場者が訪れたが、年々入場者が落ち込み、1999年頃から年間70~60万人台となっていたという。
2004年になって、借地の契約更新の過程で第3セクター(実質的に大阪府)側が同年11月より賃料の大幅値上げを要求した事により、運営会社のサトリア側はその値上げに見合う将来の来園者数の見通しがない等として、賃借契約を更新せずに同年10月末をもって全ての営業を終了し、収入源を絶たれたサトリアは翌11月に破産した。
[編集] 閉園後
閉園後、建物は全て取り壊され、現在は更地となっている。
しかし あまり知られていないが、りんくうパパラの以下のアトラクションは営業終了直前後に解体した上で名古屋に移送され、再構築と装飾のリメイクを施し、2005年日本国際博覧会ささしまサテライト会場デ・ラ・ファンタジアとポケパークの(超)人気アトラクションとして開幕期間中、僅かながらも第2の人生を過ごしたのであった。また、ポケパークは、2006年6月から台湾でも展開し、世界各地で2010年まで展開する予定である。その後どうなるかは不明である。
-
- 大観覧車→ポケモン大観覧車
- ツインドラゴン→アルトマーレの観光船
- アイスランド→アイスランド(内部はほぼ変わらず・ポケパーク外に設置)
- など。 因みにポケパークでも入場料無料・アトラクション利用毎に(Edyで)支払うスタイルであった。
カテゴリ: 日本の遊園地 (閉園) | 大阪府の建築物・観光名所 | 泉佐野市