はとバス
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 | 143-0006 東京都大田区平和島五丁目4番1号 |
電話番号 | 03-3761-8111(代表) |
設立 | 1948年(昭和23年)8月14日 (新日本観光株式会社) |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 第2種旅行業 ホテル事業 自動車整備業 路線バス受託事業 不動産賃貸業 |
代表者 | 松尾 均(取締役社長) |
資本金 | 450,000千円 |
売上高 | 連結:17,042,154千円 単独:13,320,189千円 (2006年6月期) |
従業員数 | 連結:944名 単独:822名 (2006年6月30日現在) |
決算期 | 6月30日 |
主要株主 | 東京都 37.93% 株式会社ジェイティービー 27.57% 財団法人メトロ文化財団 12.53% 東京地下鉄株式会社 10.02% いすゞ自動車株式会社 8.28% |
主要子会社 | はとバス興業株式会社 株式会社シーライン東京 |
外部リンク | www.hatobus.co.jp |
特記事項: 登記上の本店所在地 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号 |
株式会社はとバス (Hato Bus Co., Ltd.)は 東京都内・神奈川県内で定期観光バス、貸切バスを運行している会社。1948年8月、新日本観光株式会社として設立され、1949年3月に東京都から遊覧バス事業を譲渡された。現在の社名に改称されたのは1963年。その後数回にわたり東京都が出資し、現在、はとバスの資本金の37.9%を東京都が出資している。本社は東京都大田区平和島5丁目4-1。
2003年4月より東京都内の都営バスの一部の業務受託も行っており、時を同じくして神奈川県内にも路線(定期観光を含む)・貸切の事業範囲が拡大されている。
なお、大阪で大阪はとバスとして運営している大阪緑風観光は系列だと思い込む人もいるが、資本関係がなく完全に無関係である。
目次 |
[編集] 主な路線
- 東京都内・横浜市内を発着する定期観光バス(昼夜合わせて約100コース)
※大井競馬場行き無料送迎バスは、4月~10月頃のナイター(トゥインクルレース)開催日に運行される。
[編集] はとバスに業務受託された営業所
[編集] 車両
定期観光バスをはじめとして、国内の観光バスをリードする様々な特徴ある車両を、国産・輸入に関わらず導入してきた。
[編集] 一般タイプ
国産の一般タイプは、いすゞ自動車製の大型スーパーハイデッカーが中心(東京いすゞ自動車が株主のため)で、9m車やスーパーハイデッカーの一部で僅かに日野自動車製を導入した程度である。他社のようなハイデッカー車は上高地方面用の一部車両にとどまっており、全体的にレベルが高い。多くは補助席付き55人乗りタイプであるが、いすゞ・ガーラをベースとして、自社主催ツアー向けの「フォルテシモ」・「ピアニシモ」と称する、3列席を備える2タイプの高級観光バスも投入されている。なお、ガーラ登場以前のいすゞ製大型車は富士重工業製の車体を中心に架装していた。
[編集] 輸入車・2階建て車
ドイツ製の2階建てバス「ドレクメーラー・メテオールE440」が2世代にわたって導入され、定期観光の2階建て車使用コースの主力として活躍している。一時期ベルギーの「バンホール・アストロメガTD824」が導入されたが少数派にとどまり、2005年3月からハローキティバスとして活躍中。 最近は輸入2階建てバスは縮小し、三菱ふそう・エアロキングも導入されている。
1983年にアンダーフロアコクピットタイプのドイツ・ケスボーラ社製スーパーハイデッカー「ゼトラS216HDS」が貸切車として、1987年に「はとまるくん」(後述)の先祖といえる劇場型の座席配列(シアターフロア)を採用した「ドレクメーラー・ヨーロコメットE330H」が定期観光用に導入されていた。 車両の後ろが二階建て構造となっているスーパーハイデッカー、ボルボ・アステローペ(B10M:車体は富士重工業)も導入されている。初期に貸切車として導入されたアステローペは、後部サロンを吹き抜けとしていた。
[編集] その他
はとバスオリジナルのバスもある。現役では、「はとまるくん」と呼ばれるシアターフロアの車両がある。創立50周年を記念して2台造られた特別車で、アステローペと同じボルボ製B10Mシャーシに、東京特殊車体製のオリジナルボディを架装したもので、特定の定期観光コースにのみ運行される。古くは、同じ東京特殊車体で製造した(シャーシは三菱ふそう)、「スーパーバス」と呼ばれる大型窓を備えたバスがあり、人気を集めた。
1998年に自由乗降制の「ぐるり東京号」として中型車(いすゞLR233J)が5台導入されたが、あまり振るわなかったため2年で打ち切られ、大森駅~平和島の本社送迎バスとして使われた後、売却された。
[編集] 塗装
前出のスーパーバスを皮切りに1979年からは基本的に黄色をベースとしているが、近年は明るめの色に改めている。
但し「ぐるり東京」号のみ黄色ベースではなく1台ごとに異なり、赤・青・緑・水色・桜色をベースにしていた。(譲渡先の一つ、沖縄・石垣島の東運輸では当時の塗装のまま活躍している)
2004年には都内定期観光バス運行55周年を記念して、一部車両に1960年代のカラーリングとシンボルマークが再現された。
[編集] その他
同社に毎年入社するバスガイドには地方出身者も多くいる。しかし、観光バスとしての性格上、国民の祝日は書き入れ時となるため、成人を迎えても自治体等が行う式典には参加できない人が多い。そのため、毎年、会社で独自に成人式を行っている。
[編集] 関連事業
- 銀座キャピタルホテル
- はとバス興業
- はとバスエージェンシー
この他、JTBも株主になっているためか、有楽町の東京交通会館にJTBの代理店を設置している。
[編集] 外部リンク
[編集] 参考文献
- ぽると出版「バスラマ・インターナショナル」1998年11月号 ISBN 4-938677-50-4
- KKベストセラーズ「まるごとはとバス」ISBN 4-584-16524-6
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