YF-23 (航空機)
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YF-23A | |
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概要 | |
用途 | 試作戦闘機 |
乗員 | パイロット1名 |
初飛行 | 1990-08-27 |
製造者 | ノースロップ、マクドネル・ダグラス |
寸法 | |
全長 | 20.60 m |
翼幅 | 13.30 m |
全高 | 4.30 m |
翼面積 | 88 m² |
重量 | |
空虚 | 14,970 kg |
運用 | 23,327 kg |
最大離陸 | 29,029 kg |
動力 | |
エンジン | GE製 YF120×2 と P&W製 YF119 ×2 |
推力(A/B) | 155 kN×2 15,873 kgf×2 |
性能(目安) | |
最大速度 | 2,240+ km/h |
最大マッハ数 | Mach 2+ |
無給油航続距離 | 1,474 km |
実用上昇限度 | 19,800+ m |
上昇率 | m/min |
翼面荷重 | 265 kg/m² |
アビオニクス | |
アビオニクス | |
武装 | |
固定武装 | M61 20 mm機関砲×1 |
ミサイル | AIM-7, AIM-120, AIM-9から最大6発 |
その他 |
ノースロップ/マクドネル・ダグラス YF-23は、アメリカ空軍のために設計された試作戦闘機である。愛称はBlack Widow II(ブラックウィドウ2)。 また試作機2機にそれぞれ愛称がつけられており、右写真の黒い上の機体がスパイダー、下の機体がグレイゴーストである。Black Widowとは、クロゴケグモのこと。IIとあるが、IであるBlack Widowはノースロップの夜間戦闘機P-61のこと。YF-22との競争試作に敗北したため、採用されなかった。YF-22はF-22 ラプター(Raptor)として制式採用された。
目次 |
[編集] 概要
YF-22とYF-23は米空軍のATF(Advanced Tactical Fighter//先進戦術戦闘機)計画において開発されたものである。ATF計画は1980年代初頭に着手され、1986年10月31日に、ロッキード案とノースロップ案が最も有望な設計として選定された。YF-23は1989年に製造され、1990年8月27日に初飛行した。なお、評価は1991年に下された。
機体は、その後、アメリカ航空宇宙局に移管され、1996年までそこで保管されていた。
[編集] 特徴
YF-23はステルスを最も重視して設計された。そのため、機体を構成する直線の角度を全て平行線を意識しており、ひし形の主翼に上反角を持つV字尾翼という、特徴的な外見を有している。ノズルは推力偏向能力を有していない。兵装は胴体下部のウエポンベイ内に収納する構造となっていた。詳細な結果は公表されていないものの、YF-23は競争相手よりも高速で、搭載量も多く、ステルス性も高かったとしばしば言われている。しかし米空軍は、生産と整備の容易さ・汎用性の高さや機動性・操作性からYF-22を選んだと言われている。
[編集] 製造された機体
2機の試作機が製造された。 初号機 (S/N 87-800)はP&W製YF119エンジンを装備し、2号機 (S/N 87-801)はGE製YF120エンジンを装備した。