WSJS地方騎手代表選定競走
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スーパージョッキートライアルは、2005年から始まった騎手招待競走で、ワールドスーパージョッキーズシリーズ (WSJS)に出場する地方騎手代表を選定する競走を差す。2004年までは地方競馬全国協会(NAR)が各競馬場のリーディング騎手から東西交互に選出しJRAに推薦していたが、2005年からこの競走で選定する方法に改められ新設された。騎乗馬は抽選で決定される。
2005年の第1回は、園田競馬場で2競走行われ、当時兵庫県所属だった岩田康誠が総合1位となり、そのまま本戦のWSJSでも総合優勝を収めている。
2006年はスーパージョッキートライアル2006と題され、第1、第2ステージの2つに分け、それぞれ2競走行われる。第1ステージは北海道、岩手(盛岡・水沢)、金沢、名古屋、笠松、兵庫(園田・姫路)、福山、高知、佐賀、荒尾の代表各1名と南関東(大井、川崎、船橋、浦和)の代表4名の計14名が出場し盛岡競馬場で行われ、ここからポイント上位12名の騎手が園田競馬場の第2ステージに進み、選定競走4つでの着順に応じた得点の合計により、WSJSの地方競馬代表推薦騎手が選ばれる。
各地の代表は9月15日現在の勝利数1位(南関東地区は所属競馬場を区別せず1位から4位までを選出)が自動的に選出されたが、荒尾の1位、金沢の1位から3位の騎手はJRA騎手試験1次試験日程が第2ステージと重なるため、次点以降の騎手が繰り上がりで参加することになった。
盛岡競馬場で第1ステージが行われることで、2005年は出場できなかった[1]金沢競馬場、福山競馬場所属の騎手も出場できるようになった。
なお、1位の騎手が出場不可能になった場合、2位の騎手が補欠として出場する。
[編集] 2006年の実施要綱
WSJS地方競馬代表騎手選定競走・第1ステージ
- 日程 2006年10月16日(月)
- 場所 盛岡競馬場
- 出場騎手 各地方競馬場のリーディングジョッキー(14名)
- 第1戦 シルバースパー賞
- 第2戦 シルバーホイップ賞
WSJS地方競馬代表騎手選定競走・第2ステージ
- 日程 2006年10月24日(火)
- 場所 園田競馬場
- 出場騎手 第1ステージのポイント上位(12名)
- 第3戦 シルバーサドル賞
- 第4戦 シルバーブーツ賞
[編集] 歴代勝利騎手
回数 | 施行日 | 優勝騎手 | 所属 |
---|---|---|---|
第1回 | 2005年10月18日 | 岩田康誠 | 兵庫 |
第2回 | 2006年10月16日、24日 | 濱口楠彦 | 笠松 |
[編集] 脚注
- ↑ 園田競馬場の1競走における最大出走可能頭数(フルゲート)が12頭であるため。14頭以上の競走を実施できる競馬場は札幌、旭川、門別、盛岡、船橋、大井、川崎の各競馬場である。