THE DETECTIVE STORY
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THE DETECTIVE STORYは、TBS系加トちゃんケンちゃんごきげんテレビで放送された加藤茶と志村けん扮する探偵による、ドラマ仕立ての30分コント。オープニング曲は柳ジョージ(志村の親友だった縁で起用された)、メイン音楽担当はたかしまあきひこ。
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[編集] 概要
「迷」探偵の加藤と志村は、住居も兼ねたマンションの一室で探偵事務所を開いている。2人は喧嘩ばかりして、よくマンションを破壊している。また探偵業としては「ボス」と呼ばれる謎の人物からの電話で依頼が来るが、電話の内容のほとんどはまともでない仕事か、または仕事が無いという通知である。探偵の仕事の有る場合は、そのほとんどが事件解決どころか更に混乱させて終わり、仕事の無い場合にはアルバイト等に精を出しめちゃくちゃに失敗するパターンが多かった。なお「ボス」からの電話は、探偵が電話に出ると必ず「わたしだ」と言って話し始める(旅館に宿泊するシーンでは、旅館の従業員が探偵に「東京のワタシダさんから電話です」と言って電話を取り次ぐシーンも見られた)。
またしばしば、「ボス」からの電話のあとに依頼者が事務所を訪れ、依頼を話す場合もあった。
この「ボス」の声は収録時に現場でスタッフがその場でしゃべっていたところを、番組後期にネタばらし的に紹介していた。
このドラマから、志村の名ギャグ「だいじょうぶだー」が生まれ、別TV番組「志村けんのだいじょうぶだぁ」が開始された。
コントの割には派手なカーチェイス(スタントシーンはタカハシレーシングが担当)や爆破といったシーンもたくさんあったが、中にはカーチェイスで近道をするために階段を車が通るという無茶なものもあった。
また、コントの中にはホラー系の作品もあり、時には本物のホラー映画に匹敵する怖さの作品もあった。
[編集] 迷作一覧
- どこへ行ってもやくざ
- スイカマン
- 迷惑な引越し
- 時間を止める時計
- モデルハウス
- アルバイト
[編集] キャラクター
- ハエ男
- 加藤があんまんを食べ残しておいておいたところ、そこにハエがたかった。それを知らないまま志村が食べたところ、変身してしまった怪人。
- スイカマン
- スイカの食いすぎで志村の変身した怪人。揚げ玉、海老天攻撃に弱い。
- マツタケマン
- マツタケの被り物をした自称正義の味方の変質者。指からマツタケミサイルが出る。
- ネコヘビ
- 猫の頭をしたヘビ。当時では珍しいCG技術を使い小学生・低年齢層を恐怖に落とし入れた。
[編集] 「だいじょうぶだぁ教」
志村が番組内で始めた「宗教」。うちわ太鼓の両端に更に2つ接続して3つにしたものをこれまた3つにした撥で打ち鳴らしながら、独特の節回しで「(デ・デン・テン)だぁいじょうぶだぁ~(デ・デン・テン)ウェ!ウェ!ウェ!」(後期になると「ヴェ!ウィア!ヴォ!」や「ビャ!ヴォィ!ヴァ!」などのバリエーションも出てくる)と繰り返す(志村はコント内で「毎週変わるんですよ」と発言したこともあった)。のちにそれと同じ形状の「だいじょうぶだぁ太鼓」なるものも発売された。上記「ハエ男」のコントでは、ハエ男が本当に志村かどうかを見極めるために、ハエ男の前で加藤たちがこのオツトメを試みる、というシーンもある。
[編集] ゲスト
男性
- 荒井注
- 高木ブー
- 丹波哲郎
- 記念すべき第1回目ゲスト。役柄は加藤と志村の二人に、国際的スパイ(丹波の二役)と勘違いされる丹波哲郎本人。ラストは「丹波哲郎さん、謎の2人組にカバンを奪われる」という新聞記事が映し出され、その下隅に「国際的スパイ・丹波哲男逮捕」という記事が載っているというオチであった。
- 谷啓
- 萩本欽一
- 矢崎滋
- 渡辺徹
- 明らかに体重が増え始めた時期に出演。そのためか大喰らいをネタにしたコントが組まれ、すき焼きの肉が明らかに生であるにもかかわらず食べ始め、志村と加藤がドン引きしていた。
- 芦田伸介(七人の刑事ネタ)
女性
[編集] ゲーム
- カトちゃんケンちゃん (ゲーム) (PCエンジン)