LUNAR
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『LUNAR』(ルナ)とは、株式会社ゲームアーツがメガCD用に発売したストーリー型RPG(ロールプレイングゲーム)シリーズ。
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[編集] 概要
LUNARシリーズで特筆すべきは、RPGとしてはかなり初期から、「音声での会話シーンを多用した」ことが挙げられる。これにより、アニメーション部との融合がよりスムーズに表現されており、主なものとしては主要な登場人物のセリフが有名声優の演ずる音声にて表現されている。
さらに、LUNARシリーズのアニメーションは、非常にクオリティーが高いとされている。シルバースターのOPでは、主題歌とアニメーション映像との見事な同期を実現し、非常に話題となった。エターナルブルーでは、その頃フリークリエーターが現れ始めた「3DCG映像」を積極的に取り入れ、新たなLUNAR世界を模索している。
ゲームシステム的には、最近のRPGと比べ、かなり古臭いシステムを採用している。移動シーン・戦闘シーンとも2Dである。今後、このシステムをベースに、進化していく事が望まれる。
後にセガサターン、プレイステーション、Windowsなどにも移植されたが、販売元が角川書店に変更となった。版権の譲渡などがあったのか、もともと(版権を)角川書店が持っていたのかは不明。
[編集] 内容
「青い星」と呼ばれる、巨大な星が空に輝く台地「ルナ」を舞台とする、剣と魔法のファンタジーである。女神アルテナの転生した少女を救うため、ドラゴンマスターに憧れる少年が、個性的な仲間たちと共に、愛と勇気で戦いぬくストーリーである。
ストーリー的には、とことん突き詰めた「コテコテの正統派RPG」であり、ムービーシーンの絵コンテ演出も、アニメ演出の見本のような素晴らしい出来である。「あまりに正統派すぎて、面白みを感じない」という批判もあるが、逆に本作のシナリオ・演出レベルの高さを表わすエピソードの一つであろう。
[編集] シリーズ一覧
LUNAR ザ・シルバースター
- LUNAR ザ・シルバースター
(1992年06月26日、ゲームアーツ、メガCD、7800円) - LUNAR シルバースターストーリー
(1996年07月04日、角川書店、セガサターン、6800円) - LUNAR シルバースターストーリー MPEG版
(1997年07月04日、角川書店、セガサターン) - LUNAR シルバースターストーリー
(1998年05月28日、角川書店、プレイステーション、6800円)※ディスク2枚組 - LUNAR シルバースターストーリー
(1999年12月08日、ESP、Windows、2980円)※ディスク2枚組 - LUNAR ~レジェンド~
(2002年04月12日、メディアリング、ゲームボーイアドバンス、5800円)
LUNAR エターナルブルー
- LUNAR エターナルブルー
(1994年12月22日、ゲームアーツ、メガCD、9800円)※シングルCD同梱 - LUNAR2 エターナルブルー
(1998年07月23日、角川書店、セガサターン、6800円)※ディスク2枚組 - LUNAR2 エターナルブルー
(1999年05月27日、角川書店、プレイステーション、6800円)※ディスク3枚組
LUNAR -ジェネシス-
- LUNAR -ジェネシス-
(2005年08月25日、マーベラスインタラクティブ、ニンテンドーDS、5040円)
その他
- LUNAR さんぽする学園
(1996年1月12日、セガ、ゲームギア) - 魔法学園ルナ
(1997年11月20日、角川書店、セガサターン)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 公式サイト
- ファンサイト