JAPAN (アルバム)
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JAPAN | ||
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長渕剛 の アルバム | ||
リリース | 1991年12月14日 2006年2月8日(再発) |
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ジャンル | ポピュラー | |
時間 | 分秒 | |
レーベル | 東芝EMI/エキスプレス | |
プロデュース | 瀬尾一三 長渕剛 |
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チャート順位 | ||
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売上枚数 | ||
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長渕剛 年表 | ||
JEEP (1990年) |
JAPAN (1991年) |
Captain of the Ship (1993年) |
JAPAN(ジャパン)は日本のミュージシャン、長渕剛の13枚目のオリジナルアルバム、およびアルバムの一曲目に収録されている楽曲である。
アルバムは1991年12月14日に東芝EMI/エキスプレスよりリリースされた。
その後、2006年2月8日に24ビット・デジタル・リマスタリング化されて再リリースされている。
初めての本格的に海外(ロスアンジェルス)で、現地のスタジオミュージシャンを交えて収録されたアルバム。本人も出演したフジテレビ系テレビドラマ「しゃぼん玉」の主題歌、『しゃぼん玉』を収録している。
目次 |
[編集] 解説
長渕剛通算13枚目のオリジナルアルバムで、瀬尾一三との共同プロデュース。全収録曲を瀬尾との共同アレンジで製作しているが、これはアルバム『LICENSE』、『NEVER CHANGE』に続いて3度目。この頃既に瀬尾は、中島みゆきのアルバムプロデュースも手掛けており、まさしく"一人二役"と言っても良い活躍振りである。
以前に『時代は僕らに雨を降らしてる』などのアルバムに於て、ミックスダウンをロスアンジェルスで行ったことはあるが、今回初めて、総ての楽曲をロスアンジェルスで、現地のスタジオミュージシャンを交えて行った、本格的な海外製作のアルバムである。尤も瀬尾は海外でのレコーディングを積極的に行う人物であるが、長渕が更に本格的に、日本人、そして日本そのものを描くにあたり、敢えて日本の外側というべきアメリカでレコーディングするには、打って付けの存在でもあった。
そうして長渕剛、瀬尾一三の両氏によって描かれた作品は、湾岸戦争、バブル経済崩壊を経て、当てもなく漂流しようとしているようにも映る日本に対する、彼らなりの警告とも受け取れる作品に仕上がっている。当時の長渕剛の作風故、作品に対する賛否の意見はやはり数多くあるが、それはこれまでで最も多く売り上げ枚数を記録したことにもある様に、作品自体のリスナーに対するインパクトが大きかったことの裏返しでもある。
[編集] 収録曲
- JAPAN (6:43)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛)- いきなり日本の国そのものに対し、「何をしているのか、何処へ向かおうとしているのか」と、強く訴えかけているのが印象的な一曲。強い信念を持って欲しいという気持をリスナーに対しても訴えかけている。
- 俺の太陽 (4:12)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛)- かなり久々に、バンジョーで石川鷹彦が演奏に加わっている。
- しゃぼん玉 (4:57)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛)- ドラマ「しゃぼん玉」の主題歌。初期の頃にライブ会場でよく歌われた同タイトルの曲があるが、それとは全くの別曲。サビの「淋々と泣きながら、はじけてとんだけど」の一節が、バブル経済の崩壊と重なって聞こえるのが印象的。
- 炎 (6:09)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛) - I love you (6:08)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛)- 同じタイトルの尾崎豊の楽曲がかなり有名だが、こちらの方はブランドに目が眩んだ日本の女性に対する茶化しにも取れる歌詞が印象的。
- 何ボの者じゃい! (4:52)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛) - 親知らず (5:23)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛)- シングル『しゃぼん玉』のカップリング曲。マスコミ批判に加え、出来ないのは解っていても、当時の日本や海外の首脳達に、自分自身の心境を歌で伝えたいと訴えかけている。
- BAY BRIDGE (4:40)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛) - 気張いやんせ (4:36)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛)- 鹿児島弁でリスナーに対して、もっと頑張って欲しいという気持を訴えかけている。
- シリアス (4:23)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛) - 東京青春朝焼物語 (6:27)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛) - MOTHER (7:48)
(作詞・作曲:長渕剛 / 編曲:瀬尾一三・長渕剛)- タイトル通り、母親であるマス子さんの事を歌った一曲。いきなり「呆けたかあちゃんが遠くを見てる」と始まっているが、彼女は生前認知症に罹っていた。
- 歌詞全体を通しても、これから母親の認知症がより深刻化し、何もかも解らなくなってしまうという危惧が、リスナーに対して非常に物悲しい印象を与えている。
- なお、このアルバムがリリースされてから9年後、マス子さんは72歳でこの世を去っている。
[編集] 参加ミュージシャン
Drums:Kenny Aronoff/E.Bass:John Pierce/E.Guitars:Tim Pierce/A.Guitars:長渕剛,Tim Pierce/Keyboards:Roy Bittan, Jeffery "C.J." Vanston/Blues Harp:長渕剛/Banjo:石川鷹彦(2)/T.Sax:"Rev" David Boruff(8)/Background Vocals:Carmen Twillie, Monalisa Young, Maxine Anderson, Alice Echols, Fred White, Joey Diggs, Terry Young, Arnold McCuller/Back up Vocals:The Mugifumi (Jun, Toshi, Shun, Tama, Shige, Nori, Yusuke, Sasa)
[編集] 外部リンク
オリコン週間アルバムチャート第1位 1991年12月23日付~1991年12月30日付 (2週連続) |
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前作: プリンセス・プリンセス 『DOLLS IN ACTION』 |
長渕剛 『JAPAN』 |
次作: 中山美穂 『Miho's Select』 |
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