G-FREAKS
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G-FREAKSは、2003年まで活動していた読売ジャイアンツの元・プロ野球私設応援団である。
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[編集] 概要
東京ドームにて行われていた巨人主催の試合やイベントにおいて、ジャイアンツの応援活動を行っていた私設応援団で、リーダーは加藤慎一。元々の団体名は「じゃいきち」であったが、後に「G-FREAKS」と名称変更した。応援時にロゴ入りの黒いTシャツを来ていた為、通称「黒組」と呼ばれていた。2002年まで東京ドームに入場していた応援団の中でも、どの応援を行うかを先導を切って仕切っていた、応援団の中でも一番発言権のあった団体であった。しかし、応援中において時折出た抑圧的・暴力的な発言や、当時の外野自由席で、応援旗を置くために外野自由席3列分を占拠(しかもその3列には、旗を護る団員2名しか座っていなかった)したりしていた為、一般の一部のファンからは嫌われていた傾向があった。
[編集] 刑事事件の発生と活動禁止
2003年、私設応援団外野自由席席取り事件を引き起こす。この事件は、東京ドーム(以下ドーム)で行われるジャイアンツ戦の外野席は、10列目より前方を外野指定席、11列目より後方が自由席となっていたにもかかわらず、暴力団員からの依頼でG-FREAKSの応援団員が球場の警備員と組んで40人分もの席取りを行い、常習ショバ屋行為の疑いで逮捕されるという事件であった。
この不祥事に対し、読売新聞社東京本社広報部は、「結果的に違法グループの横行を許したことを、主催者としてファンの皆さんにおわびします。2003年からは、外野席を全席指定とし、再発防止に万全を期すとともに、子どもからお年寄り、遠隔地の方にも安心してゲームを楽しんでいただけるよう、ファンサービスに取り組みます」とコメントした。
また、この事件を受けて、ドームにおいては東京読売巨人軍応援団のみ入場・応援を許可されることとなり、この団体は、ジャイアンツ主催試合に対して、球場内への出入りを禁止されたため、現在は活動を行っていない。
[編集] 応援スタイルの問題
G-FREAKSは、千葉ロッテマリーンズの応援スタイルに強い影響を受け、2006年現在の巨人軍の応援スタイルの原型を作った。しかし、代表が「自らのオリジナルスタイルである」と球団サイトやマスコミを通じて公言してしまったがゆえに[1]、「応援スタイル パクリ疑惑」として論議を呼ぶこととなった。