BLOOD THE LAST VAMPIRE
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『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(ブラッド ザ ラスト ヴァンパイア)は2000年から展開された、Production I.G制作のメディアミックス作品群。少女と怪物が繰り広げる戦いを描いたホラーアクション作品である。
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[編集] 概要
少女、怪物、日本刀を中心要素として、アニメーション映画、小説、漫画、コンピュータゲームで作品が制作されたが、それぞれの間でストーリーの繋がりは無い。
作品展開の始まった2000年当時それほど目立ったヒットは見せなかったのだが、2005年より世界観を共有する続編『BLOOD+』が同じくメディアミックス作品として展開したため、その前史として注目を集めることとなった。また、クエンティン・タランティーノは同作のファンであり、キル・ビル Vol.1のアニメパートの製作をProduction I.Gに依頼した。
[編集] 映画版
映画版は2000年11月劇場公開されたアクションホラー作品。上映時間は48分。
第4回(2000年度)文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞。
[編集] 解説
物語の舞台は1966年の日本。物語はベトナム戦争最中の横田基地内のアメリカンスクールにやってきた小夜という名の少女が、謎の男たちに追跡されつつも怪物を倒すべく探索するという内容。
舞台がベトナム戦争中の横田基地であることから登場キャラクターの多くがアメリカ人であり、台詞が英語で日本語字幕のつく場面が多い。
制作会社のProduction I.Gは、1995年に「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」を世に送り出しており、また本作公開の同年6月には人狼 JIN-ROHをも劇場公開している。
[編集] キャスト
- 小夜:工藤夕貴
- 保健医:中村佐恵美
- デイビッド:JOE ROMERSA
[編集] スタッフ
- 企画協力:押井守
- キャラクターデザイン:寺田克也
- 脚本:神山健治
- 演出:高木真司
- 作画監督:黄瀬和哉
- 美術監督:竹田悠介
- 画面設計:江面久
- カラーデザイン:井上佳津枝
- 3D監督:木船徳光
- 撮影:佐久間未希
- 音響監督:百瀬慶一
- 音楽:池頼広
- 監督:北久保弘之
[編集] 関連商品
- 映画公開時:メイキングDVD
- 「Making of BLOOD THE LAST VAMPIRE」
- DVD-BOXは、通常版Disk、デジタルリマスター版Disk、特典Diskの3枚セット
[編集] 実写映画版
実写映画は2008年春に公開予定
小夜:チョン・ジヒョン
[編集] コンピュータゲーム版
『やるドラシリーズ』としてソニー・コンピュータエンタテインメントより発売。
- BLOOD THE LAST VAMPIRE 上巻:2000年12月21日発売
- BLOOD THE LAST VAMPIRE 下巻:2000年12月21日発売
- BLOOD THE LAST VAMPIRE:2006年1月26日発売(PS2版の上下巻を同時収録)
[編集] 小説版
押井守と藤咲涼一が小説版を書いている。
- 著:押井守
- 著:藤咲涼一
- 『闇を誘う血―BLOOD THE LAST VAMPIRE』:2001年1月に富士見書房より発売。
- 『上海哀儚―BLOOD THE LAST VAMPIRE』:2001年7月に富士見書房より発売。
- 2005年12月に角川書店より『上海哀儚』の文庫版が発売。
[編集] 漫画版
2001年4月に『Blood -the last vampire2000- 』というタイトルで角川書店より発売。作者は玉置勉強。全1巻。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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