5年モノ

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5年モノ
福山雅治のアルバム
リリース	2006年 12月6日
ジャンル	J-POP
時間	初回盤 73分59秒通常盤 69分12秒
レーベル	ユニバーサルミュージック
チャート順位
1位（オリコン）
売上枚数
初動売り上げ22.5万枚（オリコン）
福山雅治年表
FUKUYAMA MASAHARU「ANOTHER WORKS」remixed by PISTON NISHIZAWA (2006年)	5年モノ（2006年）	-

5年モノ（ごねん-）は、2006年 12月6日に発売された福山雅治の9枚目のオリジナルアルバム並びにシングルコレクション。

[編集] 解説

およそ5年半ぶりとなる、9番目のオリジナルアルバム。オリジナルアルバムとしているが、事実上、ベストアルバムと同様のために、サブタイトルには「Single Collection」とも付けられている。タイトルは、福山のリリース歴からしても最長となる5年という間隔と、シングル曲がメインとなるためにテーマとなる一貫性があまりなく、福山のこの5年間の曲を収録しているという意味から名付けられた。収録曲のうち、初回盤収録のものを含めても、未発表曲は3曲だけであり、またタイアップでもライブ披露の未発表曲でもない完全な書き下ろし曲は1曲のみである。これに対して福山はラジオ番組などで、今回のアルバムがこのような形に仕上がってしまったことをお詫びすると同時に、「2007年春には必ずきちんとしたオリジナルアルバムを出す」と公言している。初回限定盤のみ金色のボーナスディスクが付属しており、書き下ろし曲が収録。さらにジャケットは赤色の豪華仕様で、ライナーノーツとFREEDOMツアーの写真集、5年モノステッカーが付属しており、全体的作りや雰囲気がB'zの『The Ballads ～Love & B'z～』の赤盤に近い仕様となっている。なお、このアルバムの初回盤全曲はわざわざCDを2枚に分けずともCD1枚で収録可能な時間であるために、2枚組にする必要はなかったのでは?という声もある(もっとも、音質面などを考慮するならば、あまり長時間録音は適していないが)。

[編集] 本作におけるnew mixについて

本作はシングルコレクションと銘打ってはいるものの、発売形態はあくまでオリジナルアルバムとしたい、という製作者側の意図があったために、ほぼ全てのシングル曲に対して「new mix」とされるリミックスが施されている。この「new mix」はそれまでの福山のベストアルバムなどと同様に聴き易くリミックスしたものを主として、音の振り分けや、微妙な楽器の位置などの変更、シングル時よりもクリアな音質への変更が行われているものが殆どであり、「リマスター」のようなものと考えればよい。したがってこの「new mix」は厳密にはオリジナルバージョンではないが、オリジナルとは些細な違いなので、よっぽどの音源マニアやコアファンで無い限りは『「本作収録バージョン」＝オリジナル』と思って差し支えない。

[編集] 収録曲

※は初回盤のみに収録

FREEDOM

WE'RE BROS.FREEDOM TOUR 2005のテーマソングとして書き下ろされていた楽曲。既に楽曲の存在はファンを中心にライブで披露されていたり、ライブ会場で流れていたりと言ったことで知られていた。ライブでの披露が先行するという楽曲はスタジオワークが多い福山の楽曲では非常に珍しいことである。本作では60人を超えるフルオーケストラ編成をバックにレコーディングされるという壮大なものに仕上げられている。
THE EDGE OF CHAOS ～愛の一撃～

「スズキ・SX4」CMソングとして書き下ろされた楽曲。本作発売前に公開されていた楽曲としては最も新しい楽曲であり、本作で初ソフト化となる。デビュー当時のスピード感を彷彿させるメロディーに、パコ・デルシア風のフラメンコギターとマイルス・デイビス風のトランペットが加わった作品。（実際の演奏はギターは今剛氏、トランペットは原朋直氏が担当　(歌詞カード後部のメンバーリストより)）
虹

フジテレビ系ドラマ『ウォーターボーイズ』のテーマソングとして使用されたことでもおなじみの楽曲。本作ではやや音をクリアに改め、全体的に楽器音が目立つような作りにされている。
ひまわり

2003年日本郵政公社「簡易保険」のTVCMソングとして用いられた楽曲であり、前川清に提供した楽曲のセルフカヴァーである。本作ではよりピアノ音が目立つように音を変更され、よりスタジオライブに近い雰囲気の作りに改められている。
それがすべてさ

2002年末～2003年のポカリスエットCMソング。本作収録の楽曲の中では最も古い楽曲の一つ。現在ではライブでも定番となった。本作ではさらにライブに近い仕様に改められ、全体的に音が激しめに聴こえるように編曲されている。
泣いたりしないで

2004年NHK連続テレビ小説『わかば』のテーマソングとして用いられた楽曲。ストリングスアレンジは服部隆之に依頼したものの、「完成しているから付け足すものなどないのでは?」と言われたほどデモの時点でも完成されたアレンジであったという。本作では福山のギターアンサンブルが目立つような編曲をなされている。
RED×BLUE

2004年のポカリスエットCMソング。本作ではもともと激しい音作りをされていた楽曲をさらにパワフルな楽曲へと変貌させている。
東京

フジテレビ系ドラマ『スローダンス』主題歌。
milk tea

先行シングル「milk tea/美しき花」のファーストトラックであり、TBS系バラエティ番組『恋するハニカミ!』テーマソング。「Squall」以来の女性目線で描かれた詞で多くのリスナーの共感を呼んだ。
美しき花

パナソニックデジタルビデオカメラ「愛情サイズ」CMソング。桜坂のような春をイメージさせる楽曲としてCMで使用されている頃から評判は高かった。タイアップが「愛情サイズ」だけに楽曲も子供に対する親心を歌った楽曲でもある。本作では楽器バランスを全体的に変更されている。
LOVE TRAIN

キシリッシュCMソング。CMのコンセプトは「朝ガム」であった。
あの夏も海も空も

ザ・ビートルズへのリスペクトをイメージして製作した楽曲。サントリー新ダイエット生CMソングとして用いられた。
BEAUTIFUL DAY

キシリッシュCMソングとしてOAされていた楽曲。タイアップ当時は「LOVE TRAIN」の「朝ガム」に対し「歌ガム」と称して、ガムについているURLにアクセスするとこの楽曲の一部が聴けるという企画であった。既にフルコーラス版はシングル「milk tea」が発売するよりも遥かに前に完成しており、これまでラジオでしか公開されていなかったが、今回収録するに当たってリマスターなどを施し、晴れて待望のフルサイズがソフト化となった。
わたしは風になる (LIVE VERSION)

15th Anniversary WE'RE BROS.FREEDOM TOUR 2005にて、2005年 4月14日の大阪城ホール公演で収録したライブ音源。もともとは東京のB面に収録されていた楽曲であり、2004年アテネオリンピックの女子ソフトボール日本代表チームと同チームの監督宇津木への応援歌として製作された。
Sandy ※

初回限定盤のボーナスディスクに収録。福山には珍しい父親目線での歌詞となっている楽曲。アレンジなどは発売時期を考慮してかクリスマスを意識させるようなものであるが、厳密にはウインターソングであってもクリスマスソングではない。

[編集] 参考資料

アルバム初回盤付属のライナーノーツ

オリコン週間アルバムチャート第1位 2006年 12月18日付
前作: 浜崎あゆみ『Secret』	福山雅治『5年モノ』	次作: KinKi Kids 『I album -iD-』