鷺沢萠
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鷺沢 萠(さぎさわ めぐむ、本名:松尾めぐみ、女性、1968年6月20日 - 2004年4月11日)は小説家。女子大生小説家としてデビューした後に父方の祖母が韓国人であることを自著の執筆のための取材の途上で知り、これを契機に韓国に留学をして作品に新境地を開いた。
東京都大田区出身。エッセイの他、絵本の翻訳も行った。映画監督の利重剛と結婚(のち離婚)。作品はイタリア、韓国などでも翻訳されている。
実父はコーキ出版代表で『戦えリキ』等の作者でもある鷺沢祥二郎。
好きな作家は深沢七郎、安岡章太郎、村松友視。車好きで、マニュアル車を好み、無類の麻雀好きでも知られた。また、『産経新聞』のインタビューに対し、「水がないと不安になる」と水への依存症のような状態であることを話したことがある。ちなみに愛煙家だった。
2004年4月11日、自宅トイレで首を吊りその生涯を閉じた。享年35。
目次 |
[編集] 受賞歴
[編集] 学歴
[編集] 著書
- 帰れぬ人々 1989年文藝春秋
- 少年たちの終わらない夜 1989年河出書房新社
- 海の鳥・空の魚 1990年
- スタイリッシュ・キッズ 1990年
- 『葉桜の日』 新潮社 1990年(平成2)
- 葉桜の日 『新潮』1990年8月号
- 果実の船を川に流して 『新潮』1989年12月号
- 町へ出よ、キスをしよう 1991年
- 駆ける少年 1992年文藝春秋
- 銀河の町(青白い光) 『文学界』1987年12月号
- 駆ける少年 1989年12月号
- 痩せた背中 1991年12月号
- ケナリも花、サクラも花 1994年
- 私はそれを我慢できない 1995年
- 君はこの国を好きか 1997年
- さいはての二人 1999年
- 過ぐる川、烟る橋 1999年
- 私の話 2002年
- ナグネ・旅の途中 2000年(2005年文庫化の際「ありがとう。」に改題)
- ウェルカム・ホーム! 2004年
- ビューティフル・ネーム 2004年
- 春の居場所(未完 2006年映画化)
【漫画化】
- ウェルカム・ホーム 〈児島律子〉 (2005年・秋田書店、入江紀子・画)
【翻訳】
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 鷺沢萠公式サイト公式サイト。サイトは2006年8月20日現在でも保存されている。