高岩竜一
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高岩 竜一(たかいわ たつひと、本名は同じ漢字で「たかいわ りゅういち」。1972年7月5日 - 京都府亀岡市出身)は、日本の男子プロレスラーである。ZERO1-MAX所属。身長178cm、体重99kg。ジュニアヘビー級きってのパワーファイターで「超竜」、「ジュニアの恐竜」等の異名を持つ。在日コリアンであることを告白している。
[編集] 経歴
1992年、専門学校在学中に新日本プロレスの入団テストに合格し同年にデビュー。同期入門には現在まで続く盟友・大谷晋二郎がいる。以降ジュニアヘビー級を主戦場とし、主に大谷や金本浩二と組んで獣神サンダー・ライガー、エル・サムライ、ケンドー・カシンらの他、WARやみちのくプロレスの選手らと激戦を繰り広げ、90年代のジュニアの黄金期の一角を担う。2001年に大谷と共にZERO-ONEに移籍。ヘビー級に転向した大谷とは対照的にジュニア戦線に留まり対抗戦などでも活躍を遂げている。
スピーディーな動きや華麗な空中技などが注目されるジュニアヘビー級には珍しいパワーファイトを得意としている。
2004年4月30日の、ZERO-ONE後楽園ホール興行での天下一Jr.決勝にて、優勝後のインタビューで自分が在日コリアンであることを告白している(試合前には、日本と韓国の国歌が演奏されていた)。そして、在日コリアンであることを誇りに思うと共に、日本で生まれ育ったことから日本人としての誇りも持っている事を観衆にアピールした。この高岩の行動に対して、当時会場にいた観客は喝采を送った。
髪の毛が薄いレスラーでもある。
[編集] 得意技
- 餅つきパワーボム(エンドレス・ボム)
- 通常のパワーボムから、さらに着地の反動を利用して相手を持ち上げ再びパワーボムを打ち込む技。辻よしなりは実況の際、「エンドレス・ボム」「エンドレス・リバウンド・高岩式パワーボム」など複数の呼び方を使っていた。
- デスバレーボム
- デスバレードライバー
- 共に担ぎ上げた相手を頭上からマットにたたきつける技。主に餅つきパワーボムからの連携で繰り出す。
- ラリアット
- 高岩が長州力の弟子であることを垣間見れる技。長州同様、この技に力任せの印象が強い。
- クロスアームスープレックス・ホールド
- スープレックスの体勢から、相手の両腕を交差させる形でクラッチさせ、受身を取れない状態にして後方に投げる技。雪崩式でかける場合もあり、危険度は非常に高い。
[編集] タイトル歴
- 新日本プロレス
- IWGPジュニア・ヘビー級王座 : 第38代(防衛2回)
- IWGPジュニア・タッグ王座 : 初代(防衛2回)&大谷晋二郎、第4代(防衛4回)&大谷晋二郎
- ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア7 : 優勝
- プロレスリング・ノア
- GHCジュニア・ヘビー級王座 : 第2代(防衛1回)
- WAR
- IJタッグ王座