青渭神社
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青渭神社(あおいじんじゃ)は、東京都の旧武蔵国多摩郡にある神社である。延喜式神名帳に「武蔵國多磨郡 青渭神社」として記載されているが、式内・青渭神社の論社は稲城市東長沼・調布市深大寺・青梅市沢井の三社がある。
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[編集] 稲城市の青渭神社
青渭神社 | |
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所在地 | 稲城市東長沼1053 |
主祭神 | 青渭神 |
社格等 | 式内社、郷社 |
創建 | -- |
本殿の様式 | -- |
例祭 | 10月1日 |
主な神事 | -- |
東京都稲城市東長沼1054にある。旧社格は郷社。
青渭神を主祭神とする。青渭神は猿田彦命のこととされ、相殿に天鈿女命が祀られている。長沼という地名からもわかるように、この地は多摩川の氾濫原であり、長く沼地であった。その為、かつては大沼明神、青沼大明神などとも呼ばれていた。この長沼の地にしろ深大寺にしろ水に関わりが深い土地であり、青渭神は水神であると考えられている。
創建次期は不明であるが、伝承では弘仁年間(810年 - 824年)の創建とされている。現在の社殿は1974年(昭和49年)に造営されたコンクリート造りであるが、社殿内に以前の本殿が存在している。
境内は細長く、付近には新建材を利用した建て売り住宅も目立って風情を損なっているが、古さびた大木も残っており、古くからの神域であることが理解される。かつてを知る古老によれば、うっそうとした大木が無数に生い茂って昼なお暗かったという。
例大祭には青渭獅子舞と呼ばれる獅子舞が奉納される。
[編集] 外部リンク
- 青渭神社(玄松子)
[編集] 調布市の青渭神社
調布市深大寺元町5-17-10にある。青渭大神を主祭神とし、「稲城市の青渭神社」の節で述べたように水神とされている。
創建年代は不詳であるが、古くから深大寺町の総鎮守として信仰を集めた。かつては五町歩あまりの社地があり、社地内の大池に青波をたたえていたことから、青波天神社とも称された。
[編集] 青梅市の青渭神社
青梅市沢井3-1060の惣岳山の山頂にある。主祭神は大国主命である。
創建年代は不詳であるが、社伝では、崇神天皇7年、国中に疫病がはやったことから天皇は各地の神々に祈念をし、当社にも神地を寄進して祭祀を行ったという。天慶年間に源経基が社殿を造営をしたと伝える。現在の社殿は弘化2年に再建されたものである。