深大寺
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深大寺(じんだいじ)は、東京都調布市にある天台宗別格本山の仏教寺院である。山号は浮岳山、寺号は詳しくは浮岳山昌楽院深大寺と称する。「深大寺」の名称は、仏法を求めて天竺(インド)を旅した中国僧玄奘三蔵を守護したとされる神「深沙大将」(じんじゃだいおう)にちなむと伝える。
天平5年(733年)満功上人が法相宗の寺院として開創したと伝える。開創から100年後の貞観年間、天台宗に改宗する。本尊は本堂に安置の阿弥陀三尊像。関東では浅草の浅草寺に次ぐ古刹である。
所在地 東京都調布市深大寺元町5-15-1
[編集] 文化財
- 銅造釈迦如来倚像(重要文化財)-釈迦堂安置。奈良時代の作。関東地方には数少ない奈良時代の仏像であり、顔立ち、流麗な衣文、若々しい青年を思わせる肉付けなどは、時代の特色を表わしている。倚像(いぞう)は、椅子に腰掛けたポーズの像を指す。日本の仏像では倚像は比較的珍しいが、奈良時代の金銅仏にはまま見かける。
[編集] 門前町
山門前は門前町の雰囲気で、名物「深大寺そば」の店や土産物店が軒を並べる。寺院参詣とともに、門前町の趣きを味わうために訪れる人も多い。2003年には、市内在住の漫画家・水木しげるにちなむ「鬼太郎茶屋」がオープンしている。
[編集] 行事
毎年3月3日~4日には「厄除元三大師大祭」が行われる。深大寺だるま市として広く知られており、日本三大だるま市の一つである。
隣接する東京都立神代植物公園は旧寺領であった。