青木英美
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青木 英美(あおき ひでみ、1953年1月31日 - )は、日本の昭和後期(1970年代 - )の女優・モデル。
現在「青木ひでみ」表記とし、ミセスモデル・CM出演等の活動をしている。
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[編集] 来歴・人物
1969年、16歳の時にミス・ヤング・インターナショナル世界大会に出場した事を機に、コマーシャル等出演、その後東宝に入社。主に1970年代、東宝が制作する映画やテレビドラマを中心に多数出演するようになった。 『金メダルへのターン』『飛び出せ!青春』を筆頭に学園ドラマでの女生徒役が多い。 抜群の美人と言うわけではないが、不思議と魅力的な「助演」女優。当時の女優の中ではとてもスタイルが良かった。現在40代以上の人には、度々再放送された『飛び出せ!青春』のヒロイン、真樹役が印象深いはず。男性ファンの間では、同じ女生徒・生田みどり役の大田黒久美と「真樹派」「みどり派」と二分する形で人気を争った。 1973年7月から1年間『太陽にほえろ!』にレギュラー出演。ジーパン刑事(松田優作)の初登場と同じ日に七曲署捜査一係の初代お茶くみ係としてレギュラー出演開始、早速ゴリさん(竜雷太)や長さん(下川辰平)、そしてボス(石原裕次郎)までがその脚線美を思わず見てしまうシーンが描かれたりするなど、事件多発の七曲署に涼しげな清涼剤となった。 1978年頃を境に女優活動から一旦引退状態となるが、 2000年代に入り女性誌「ミセス」「ミマン」のモデルなどの活動を再開。 CMや舞台、テレビドラマ、CS「SHOPチャンネル」にも出演。
[編集] 出演
[編集] テレビドラマ
- 金メダルへのターン(1970年 - 1971年、フジテレビ) - レギュラー出演・速水理恵役
- レモンの天使(1971年、フジテレビ系)
- 飛び出せ!青春(1972年 ~ 1973年、東宝・日本テレビ) - レギュラー出演・森下真樹役
- 泣くな青春(1972年、フジテレビ) - 16話「断絶のブルース」ゲスト出演
- 銀座わが町(1973年、NHK)
- 光の戦士ダイヤモンドアイ(1974年、NET(現テレビ朝日)系)
- 太陽にほえろ!(1973年 ~ 1974年、東宝・日本テレビ系列) - 31話でゲスト出演後、
- 53話~114話にレギュラー出演”初代お茶くみ”永井久美役
- 土曜日の女(1974年、日本テレビ系列)
- 高校教師(1974年、東宝・東京12チャンネル) - 1話と8話ゲスト出演・カミソリ節子役
- われら青春!(1974年、日本テレビ系列) - 『飛び出せ!青春』と同じく森下真樹役で。
- 大追跡(1978年、日本テレビ系列) - 11話「女豹が跳んだ」ゲスト出演
- 大都会 PARTIII(1978年、石原プロ・日本テレビ) - レギュラー出演・看護婦・白井智子役
- 女と愛とサスペンス(2002年、テレビ東京)
- 水谷豊主演「警察医 花井吾朗の殺人カルテ」
[編集] その他のテレビ番組
- SHOPチャンネル(2005年 ~ 、CS) - ジュエリー等のモデルとして出演
[編集] 映画
- 飛び出せ!青春(1973年3月17日、テアトル・プロ、東宝)
- グアム島珍道中(1973年12月29日、東宝)主演:酒井和歌子
- 急げ!若者(1974年7月20日、東宝)
- 青春の海(1974年9月21日、東宝)主演:原田大二郎
[編集] 舞台
[編集] CM
[編集] 音楽
[編集] シングル
- 朝がしらじら明けるまで / 淋しさを残して(1972年、東宝レコード)
- ひとつの年のかわりめに / 恋のあしあと(1972年)
- 胸騒ぎ / 女ばなし(1973年、東宝音楽出版)