青姦

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青姦を描いた芸術作品
Satyr et Nymphe
Agostino Carracci(1557-1602)

青姦（あおかん）とは、屋外での性交をいう。「青空の下での姦淫」の略と思われる。英訳は、outdoor sex。

ここでいう屋外とは、野原、山、海岸、庭、公園、屋上など、開放感のある屋外を指し、狭い路地裏やビル外付きの非常階段などでの性交は、狭義には青姦とは呼ばないようである。なお、青空の下ではなく夜間に行っても青姦という。季節的には春から秋にかけての時期に良く見かけられる。

[編集] 概要

[編集] 歴史的背景

「ラブホテル」と呼ばれる性交施設が一般に普及する昭和40年代までは、日本の住宅事情の悪さもあって、若い男女が屋外で性交することは当然に行われていた。昭和30年代の邦画で男女が野山でハイキングを楽しむシーンは、屋外での性交を暗示するものであり、そのような関係にある男女と解釈してよいかもしれない。その後、「ラブホテル」の普及と住宅事情の若干の改善により、次第に下火になっていった。現代では、特に刺激を求める男女が行う程度であり、その行為を目撃することは少ない。
昭和40年代まで、劇画、映画等のメディアにおいて、野外でデートしているカップルが、不良たちに「いよ～、御両人」「いい助^スケつれてるじゃん」とかからかわれ、襲われそうになる展開は定番であった。だが今日そのようなシチュエーションの設定は稀であることから考えても上記の状況の変化が読み取れよう。

[編集] 場所

このような行為をする場合は、周りにカップルがいる場所を選ぶ場合と、全く人気のない場所を選ぶ場合がある。多くの場合公園などで多くのカップルがいる場所で行うことが多い。その理由は、やくざやチンピラに絡まれるのが怖いからであったり、他のカップルに仲のいいところを見せ付けたい、大勢の前で性交することで興奮を高めたいなどの心理が働くからである。

[編集] 体位

全く人気のない場所では全裸性交も行われるが、普通は着衣の状態で行われる。女性はスカート着用で下着を着けず、男性もズボンの下には下着を着けない状態にあらかじめ準備している場合もある。日本での青姦でよく見られる体位は、後背立位や対面立位など立位が多い。これは男女とも下着を下ろしてすぐに始められることや、万一第三者に見つかりそうなときはすぐに中止できるからと思われる。夜間の青姦では、座位もよく見られる。

外国のアダルトビデオでは、わざわざシートを敷いて行うことが多い。よって、体位には特に傾向性が見られず、正常位や屈曲位などもよく見られる。