銀河ヒッチハイク・ガイド
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銀河ヒッチハイク・ガイド (The Hitchhiker's Guide to the Galaxy) は、イギリスの脚本家ダグラス・アダムスが書いたスラップスティックSFシリーズ。またその第一作のタイトルであり、作中に出てくる電子本の名前でもある。
大森望の言葉を借りれば「バカSFの歴史にさんぜんと光り輝く超弩級の大傑作」。イギリス・ジョークを満載したこのシリーズは、大元のラジオドラマがスタートした当初から人気があり、小説版はベストセラーになり、30ヶ国語以上に翻訳され、いまなおカルト的な人気を誇る。
イギリス・BBCのラジオ4が放送したラジオドラマからスタートし、その後これを基に小説版、ゲーム版、舞台版、テレビ版が作られ、2005年にはついに映画化された。略称はHHG, HHGG, H2G2など。
ドラマ脚本、小説、映画版脚本ともダグラス・アダムスによって執筆された。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
以下のストーリー中に出てくるセリフは説明の為に便宜的に作ったものであり、原作のセリフではない。
またストーリーは小説版によっている。
目次 |
[編集] 概要
[編集] シリーズ
銀河ヒッチハイクガイドシリーズは、3作の正篇に、続編2作、外伝の短篇1つを加えた計6作からなるシリーズである。現在日本語ではそのすべてが手に入る。
- 正篇
- 『銀河ヒッチハイクガイド』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2005年09月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46255-3)
- 『宇宙の果てのレストラン』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2005年09月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46256-1)
- 『宇宙クリケット大戦争』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2006年04月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46265-0)
- 続編
- 『さようなら、いままで魚をありがとう』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2006年06月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46266-9)
- 『ほとんど無害』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2006年08月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46276-6)
- 外伝の短編
- 「若きゼイフォードの安全第一」(『宇宙クリケット大戦争』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2006年04月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46265-0)所収)
[編集] 主要登場キャラクター
- アーサー・フィリップ・デント:主人公。うだつの上がらないイギリス人。
- フォード・プリーフェクト:アーサーの友人。地球に来て地球人のふりをしていたが実はベテルギウス星系の小さな惑星で生まれた宇宙人。『銀河ヒッチハイクガイド』改訂版を作成する為の現地調査員。
- ザフォド・ビーブルブロックス:自己顕示欲が強い奇人として銀河帝国中に有名な男。フォードとは旧知の仲で、はとこでもある。銀河帝国大統領。2つの頭と3本の腕を持つ。安原訳ではザフォドではなくゼイフォード。
- トリリアン:本名トリシア・マクミラン。ザフォドの恋人。地球人。
- マーヴィン:パラノイアぎみの根暗ロボット。
[編集] ストーリー概要
ある日、地球に宇宙船団が飛来し、「銀河ハイウェイ建設工事の立ち退き期限が過ぎたので、工事を開始する。」と言って地球を破壊してしまう。 数少ない生き残りの地球人アーサーは、その仲間たちと共に宇宙を放浪する。
ストーリーは小ネタ集的な要素が強く、いわゆる起承転結があるわけではない。強いて全体に関わるものを挙げるとすれば、後述する「生命と宇宙と万物」に関する謎の小ネタであろう。
代表的な小ネタを以下に挙げる。
[編集] 銀河ヒッチハイクガイド
- 地球は銀河ハイウェイの建設予定地に当たるので、工事開始に伴い取り壊される。
- 地球を破壊する事はアルファ・ケンタウリにある出張所に50年前から公示されていた。
- 人間は地球上の生命体で一番賢いと思っているが、実は三番目で、二番目はイルカ。
- イルカは公示を知っていて期限までに立ち退いたが、その際、親切にも人間にその事実を教えてくれるが、人間は愚かにもイルカの言っていることを理解できなかった。
- 宇宙を旅行するためのベストセラー・ガイドブック『銀河ヒッチハイクガイド』の「地球」の項目には『無害』とある。
- その後地球の現地調査の結果、『銀河ヒッチハイクガイド』の改定版では「地球」の項目が多少は改善され、『ほとんど無害』となった。
- ある宇宙人が「生命と宇宙と万物に関する究極の答え」を計算する為にスーパーコンピューターを作る。750万年かかって導き出して答えは「42」。
- この訳が分からない答えに当然納得のいかない宇宙人。スーパーコンピューターが主張するには『究極の答え』に対応する『究極の問い』が分からないから『答え』の意味が分からない。スーパーコンピューターは『問い』を求める為に巨大コンピューターを設計する。その巨大コンピュータは生命体を取り込んだもので、その名は『地球』。あまりに大きいのでよく惑星と間違えられる。『地球』で計算を始めたが、前述のように建設工事の為に地球は破壊されてしまう。(これは『問い』がわかる5分前であった)。こうして『究極の問い』は永遠に失われてしまう。
[編集] 宇宙の果てのレストラン
- 地球を破壊した理由「銀河ハイウェイの建設工事に邪魔」というのは実はタテマエで、本当は『究極の問い』が求まる事を恐れた精神分析学者達が金を出して破壊させた。
- 宇宙の果てには『宇宙の果てのレストラン』が立っている。このレストランの客はタイム・ワープして未来に行き、宇宙の終末を見ながら料理を食べる。
- 対して宇宙の中心には『ビッグバン・バーガー・イン』があり、客はタイムワープして過去に行き、ビッグバンを見ながらハンバーガーを食べる。
- 『宇宙の果てのレストラン』では、客は殺される前の食材(作中では「牛に似た生物」)に会う事ができる。そして食材は客に挨拶する:「いらっしゃいませ、私が今日のメニューです。私のどこを食べますか?」。
- 地球人類は他の星で役たたずとして捨てられた人間の集まりである。
- 宇宙の支配者は不可知論者。例えば宇宙の支配者の住む星では雨が止んだ事がないのに「ドアを開けてもいないのに、今どうして雨が降ってると分かるのかね?過去なんてただの記憶だし」という始末。
- 破壊直前まで地球にいたアーサーの脳波には『究極の問い』が擦り込まれているに違いないと考えたアーサー達は、脳波パターンを特殊な方法(めかくしスクラブル)で取り出し、『究極の問い』を探ろうと試みる。出てきた『問い』は「6×9はいくつ?」。求まる5分前の『問い』だから答えが42にならないのだろうか?あるいはコンピューターに組み込まれていた穴居人が後からやってきたゴルガフリンチャム人に取って代わられてしまい、計算に歪みが生じてしまったためであろうか?
[編集] 宇宙クリケット大戦争
- 宇宙には不老不死の男がいる。不老不死故全てに飽きてしまい、ついには全生命体を逆怨みするようになる。それ以来宇宙を飛び回っては見付けた生命体に「おまえは馬鹿だ」と罵っている。彼の目標は全生命体を罵る事。
- しかも彼はアルファベット順に罵ろうと計画している。「生命体は生まれたり死んだりしてるんだからそんなの不可能だ」と彼に意見すると、彼は答えて言う:「人間は夢を持っちゃいけませんかね?」
(以下作成中)。
[編集] 詳細
[編集] シリーズ
銀河ヒッチハイク・ガイドは、3作の正篇に、「三部作の4番目」、5番目と外伝の短篇1つを加えた計6作からなるシリーズである。
日本語訳は、正篇3作が風見潤訳で新潮社から出版されていたが、絶版となっていた。
映画の公開を機に、安原和見の新訳により、第1作および第2作が2005年9月20日に、第3作が2006年4月20日に、河出書房新社から復刊された。このうち、第3作には、外伝の短編も収録されている。さらに、第4作が2006年6月20日に、第5作が2006年8月20日に刊行され、全作が日本語で入手できるようになった。
[編集] シリーズ一覧
- "The Hitchhiker's Guide to the Galaxy" (1979)
- "The Restaurant at the End of the Universe" (1980)
- "Life, The Universe and Everything" (1982)
- "So Long,and Thanks for All the Fish" (1984)
- "Mostly Harmless" (1992)
- 外伝の短篇
- "Young Zaphod Plays it Safe"
[編集] 日本語訳一覧
- 新潮文庫版
- 『銀河ヒッチハイク・ガイド』(新潮社、ダグラス・アダムス著、1982年12月発行、風見潤訳 ISBN 4-10-219601-3)
- 『宇宙の果てのレストラン』(新潮社、ダグラス・アダムス著、1983年01月発行、風見潤訳 ISBN 4-10-219602-1)
- 『宇宙クリケット大戦争』(新潮社、ダグラス・アダムス著、1985年03月発行、風見潤訳 ISBN 4-10-219603-X)
- 河出文庫版
- 『銀河ヒッチハイクガイド』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2005年09月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46255-3)
- 『宇宙の果てのレストラン』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2005年09月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46256-1)
- 『宇宙クリケット大戦争』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2006年04月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46265-0)
- 『さようなら、いままで魚をありがとう』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2006年06月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46266-9)
- 『ほとんど無害』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2006年08月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46276-6)
- 外伝の短篇
- 「若きゼイフォードの安全第一」(『宇宙クリケット大戦争』(河出書房新社、ダグラス・アダムス著、2006年04月20日発行、安原和見訳 ISBN 4-309-46265-0)所収)
[編集] 登場キャラクター
日本語名は風見潤による旧訳によった。「(安:…)」は安原和見による新訳での名前。「(石:…)」は石田泰子による映画版での訳。
[編集] 主要登場キャラクターのより詳細な設定
- アーサー・フィリップ・デント(Arthur Dent):主人公。うだつの上がらないイギリス人。地球にいた頃は地元のラジオ局で働いていた。
- フォード・プリーフェクト(Ford Prefect):アーサーの友人。地球にいるときはギルフォード生まれの売れない俳優だと名乗っていたが、実はベテルギウス星系の小さな惑星で生まれた宇宙人。『銀河ヒッチハイクガイド』改訂版を作成する為の現地調査員。ベテルギウスには皮肉というものが無いので、よほど気を付けないとフォードには皮肉が通じない。「フォード・プリーフェクト」というのはあくまで地球人として暮らしていたときの名前で、本名はあまり有名でないベテルギウスの方言でのみ発音可能である。地球人としての名前に「フォード・プリーフェクト」を選んでしまったのは調査不足が原因である。「フォード・プリーフェクト」というのはフォード社の車の名前であるし、しかも「プリーフェクト」というのは学校の監督生の事なのであまり良い印象を与えない。作者のダグラス・アダムスによると、予備調査不足が原因で、フォードは自動車を地球の支配的種族だと思ってしまい、その中でもありふれた目立たない名前として「フォード・プリーフェクト」という名前を選んでしまったのだという。
- ザフォド(安、石:ゼイフォード)・ビーブルブロックス(Zaphod Beeblebrox):自己顕示欲が強い奇人として銀河帝国中に有名な男。フォードとは旧知の仲で、はとこでもある。「黄金の心」号を盗む為に銀河帝国大統領になる。2つの頭と3本の腕を持つ。(映画版では一つの頭部に上下2つの顔)。
- トリリアン(Trillian):本名トリシア・マクミラン(Tricia McMillan)。ザフォドの恋人。地球人。地球が破壊される数日前、アーサーと話していた時に、たまたま地球に寄ったザフォドにナンパされた。ザフォドと一緒に宇宙に出た為、地球破壊による死を免れた。アーサーと同じく最後の地球人。訳者の風見潤の言葉を借りれば、TV版では「ロック・ファンのおねぇちゃん」がトリリアンを演じていた。
- マーヴィン:パラノイアぎみの根暗ロボット。「黄金の心」号用に開発された。宇宙に浮いている惑星大の電子頭脳と通信して動く。シリウス人工頭脳株式会社(安:シリウス・サイバネティクス社)が開発したロボットで、GPP機能、すなわち人間そっくりの人格(Genuine People Personality)を持つ最初のロボット。プロトタイプ(試作品)であった為、プロトタイプ(典型的)な人格、すなわち根暗、に設計された。
[編集] 脇役
[編集] 『銀河ヒッチハイクガイド』に出てくる脇役
- プロステトニック・ヴォゴン・イェルツ(安:ジェルツ、Prostetnic Vogon Jeltz):ヴォゴン人。銀河系亜空間開発公団(安:銀河超空間土木建設課)所属。地球破壊の際暗躍した張本人。
- エキセントリカ・ガランビッツ(←『銀河…』の風見訳。安原訳と『宇宙の…』の風見訳はエクセントリカ・ギャランピッツ):エロチコン第六惑星に住む乳が3つある売春婦。作中には一度も出てこないが彼女の言動が作中の随所に引用されている。『ビッグバン(絶倫)理論:個人的見解』の著者。
- エディ:「黄金の心」号のコンピューター。明るい性格だがおしゃべりが過ぎるので、船員に辟易され、疎まれている。
- スラーティバートファースト:マグラシアに住む宇宙人。地球を設計したメンバーの一人で、ノルウェーのフィヨルドを作って賞をもらった事がある。映画版パンフレットによると、「スラーティバートファースト」という名前は、「Slurred Barfed Farted」(ゲロゲロオナラの意)のもじり。「スラーティバートファースト」にする前は「ファーティファッカボールズ」という名前にするという案もあった。
- ディープ・ソート(Deep Thought):『この宇宙の時空で二番目にすぐれた』スーパーコンピューター。『生命と宇宙と万物に関する究極の答え』を750万年かけて計算する。「ディープ・ソート」という名前は「ディープ・スロート」をもじった駄洒落ではあるが、それが有名なポルノ映画のものであるか、ウォーターゲート事件のものであるかは筆者は明らかにしていない。
- ヨーデン・ヴランクス(安:ユーデン・ヴランクス):ザフォドの前任の大統領。
- ランクウィルとフック(安、石:フーク):超知性汎次元生命体。「ディープソート」の本当の設計者。
- マジクサイズとヴルームフォンデル(安:ヴルームフォンドル):哲学者。「哲学者、賢人、先覚者、その他あらゆる思索者からなる合同組合」の代表者。ディープソートが『究極の答え』を計算してしまうと職を失ってしまうのではないかと恐れ、『究極の答え』を計算する事に反対していた。しかし何の因果か、後世の歴史には「ディープソート」の設計者として間違ってその名を残す事になる。
- ルーンクウォルとフォークフ(安:ファウク):マジクサイズとヴルームフォンドルの子孫。「ディープソート」の答えを聞いた人物。
- ベンジイとフランキイ(安、石:ベンジーとフランキー):超知性汎次元生命体。ねずみに化けて地球に潜んでいた。
[編集] 『宇宙の果てのレストラン』に出てくる脇役
- 合成機(安:ニュートリマティック):「黄金の心」号付属の自動栄養飲料合成機。アーサーが紅茶を頼むと、いつも紅茶とは似ても似つかないものを出す。
- ギャル・ハルフラント(安:ハルフルント):精神化医。地球破壊の真の黒幕。
- ザフォド(安:ゼイフォード)・ビーブルブロックス四世:ザフォドの曾祖父。ザフォドの曾祖父なのにザフォド四世という名前なのは、「避妊具とタイムマシンの事故が重なった」せい。
- ザーニウープ:「銀河ヒッチハイクガイド」を出版している会社であるメガドード出版の社員。
- ルースタ:ザフォドがメガドード社で出会った男。栄養剤やソースを染み込ませたタオルを持ち歩いていて、腹が減るとタオルの栄養剤を吸って空腹を紛らわす。
- ピッツポット・ガーグラヴァール(安:ピズポット・ガーグラヴァー):総合認識稼働化装置の管理人。彼の精神は彼の肉体と喧嘩してしまい、最終的に離縁するにいたった。そのとき肉体にファーストネームを持っていかれてしまった為、それ以後肉体をピッツポット、精神をガーグラヴァールという。安原訳によれば、ピッツポット・カーグラバールはピスポット・グレーブ(尿意・重大)のもじり。
- マックス:「宇宙の果てのレストラン」の司会。
- ホットブラック・デザイアト(安:デジアート):銀河一大騒音を立てる事で有名なロック・バンド「デザスター(安:ディザスター)・エリア」のボーカル。フォードの旧友。税金対策の為、コンサート以外では口を聞かない。代わりに念動力でものを動かして意志表示する。
- ザークォン:予言者。
- 船長:ゴルガフリンチャム人の宇宙船の船長
- 一等航宙士:同乗組員。「第一号」(安:ナンバーワン)とも。
- 二等航宙士:同乗組員。「第二号」(安:ナンバーツー)とも。
- 宇宙の支配者:不可知論者。
- アグダ:ゴルガフリンチャム人の少女。徴兵補佐官。
- メラ:ゴルガフリンチャム人の少女。小さな広告会社でアート・ディレクターをやっている。アグダより背が低い。
[編集] 『宇宙クリケット大戦争』に出てくる脇役
- 無限寿命のウォウバッガー:運悪く不老不死になってしまった男。
- ゼム:スコーンシュラス・ゼータ星の沼地に住むマットレス。
- アグラジャグ:輪廻転生してしまう運の悪い男。転生する度に偶然アーサーに殺されてしまう。
(作成中)
[編集] ストーリー詳細
[編集] 銀河ヒッチハイク・ガイド
[編集] 地球滅亡
ある日突然、黄色い宇宙船の軍団が地球に飛来する。宇宙船に乗っているヴォゴンという宇宙人達が地球人に告げる。「銀河ハイウェイの建設工事を行う為、あと二分足らずで地球を破壊する」。
全世界から巻き起こる恐怖と命乞いの声。しかしヴォゴン人は告げる。「地球を破壊する事はアルファ・ケンタウリにある出張所に50年も前から張り出されたはずだ。何?アルファ・ケンタウリに行ったことがない?地方行政に興味を持たなかった君達が悪いんだね」。
そして破壊される地球。
[編集] 地球脱出
全人類は亡びたかに見えたが、主人公のアーサー・デントだけはひょんな幸運から助かる事になる。彼が助かったのはひとえに彼の友人、フォード・プリーフェクトの助力による。
フォードは実はベテルギウス星系の小さな惑星で生まれた宇宙人だった。フォード達が地球を脱出した方法は実に風変わりなものであった。彼らは地球を破壊した張本人、ヴォゴン人の運転する宇宙船にヒッチハイクして乗せてもらったのだ。船に同乗している親切な宇宙人デントラシ人がフォード達をこっそり宇宙船に乗せてくれたのだ。
「デントラシ人達が親切だって事はこの本で知ったんだ」。フォードは一冊の電子本を取り出し、アーサーに説明する。「この本は『銀河ヒッチハイクガイド』。知りたい事はなんでも書いてある。宇宙をヒッチハイクして回る為の必需品さ」。聞けばフォードはこの本を編集する為の現地調査員で、この本の改訂版を書く為に調査をしようと地球に来ていたのである。
今は無き地球に思いを馳せていたアーサーは、『銀河ヒッチハイクガイド』についての話を聞き、ためしに「地球」について調べてみる。そこにはこう書いてあった:『無害』。
「無害!!たった一言!!」アーサーは憤慨しながら続けた。「でもフォード、君は改定版を書く為に地球に来てたんだろ。改定版はもう少し改善されてるんだよね?」
「ああ、改善されたよ。僕が編集に送った後、編集にだいぶ刈り込まれちゃったけどね…。改定版にはこう書いてあるよ」フォードは気まずそうに言った。『ほとんど無害』。
[編集] ザフォド達との出会い
その時だった。ヴォゴン人達が突如入って来てアーサーとフォードを捕まえる。ヴォゴン人達はヒッチハイカーを目の仇にしているのだ。そしてヴォゴン人達はアーサー達を宇宙へ放り出す。
宇宙へ放り出されたアーサーとフォードはたまたま通りかかった宇宙船「黄金の心」号に救出される。船にはザフォド、トリリアン、そして根暗ロボット・マーヴィンが乗っていた。ザフォドはフォードと旧知の仲で、はとこでもあった。トリリアンは地球人である。地球が破壊される数日前、たまたま地球によったザフォドにナンパされ、宇宙へと旅立っていたのだ。
[編集] マグラシア探索
アーサー達を救出したとき、ザフォドは伝説の星マグラシアを探している途中だった。 マグラシアは伝説の工業惑星で、ザフォドが発見するまで誰もその実在性を信じていなかった。 伝説によると、マグラシアの住人は「男は真の男で、女は真の女で、アルファ・ケンタウリのむくむくした獣は真のアルファ・ケンタウリのむくむくした獣であった」ほど大昔には、金持ち達の為にオーダーメイドで惑星を作っては出荷していた。
彼らはマグラシアを見付ける事に首尾よく成功し、マグラシアに降り立つ。マグラシアでアーサーはマグラシア人スラーティバートファースト出会った。スラーティバートファーストは昔話をする為アーサーにビデオを見せる:
「昔、超知性を備えた汎次元生命体が『この宇宙の時空で二番目にすぐれた』コンピューター、ディープソートを設計し、ディープソートに『生命、宇宙、そして万物に対する究極の答え』を計算させる。ディープソートは750万年かかって答えを計算する。ディープソートはこの偉大なる日の為に集まった人々の代表達に言った『答えは……「42」です』」。
「皆は当然ディープソートの答えに納得がいかない。ディープソートは言う:『「究極の答え」に対応する「究極の問い」が分からないから答えの意味が分からないのです。しかし残念ながら私には究極の問いを計算する能力はありません。そこで代わりに究極の問いを計算する「この宇宙の時空で最もすぐれた」コンピュータを設計しましょう』」
「ディープソートの設計したコンピュータは生命体を取り込んだもので、その名は『地球』。あまりに大きいのでよく惑星と間違えられる。汎次元生命体達は地球で言う『ネズミ』に姿を替え、『問い』が得られるのを待っていた」
トリリアンは地球からペットとして二匹のハツカネズミを連れて来ていた。実はこの二匹のネズミも汎次元生命体なのだ。 二匹はアーサーに言う。「残念ながら、地球(=コンピュータ)は破壊されてしまった。しかし破壊直前まで地球にいた君の脳には『問い』を知る為の鍵が擦り込まれているはずだ。そこで君の脳を買い取って細切れにしたい」
命の危険に晒されるアーサーだったが、そのとき警官二人がザフォドを捕まえようと突然乱入してくる。アーサー達は混乱に乗じてうまくネズミ達から逃げのびる。
アーサー達を追いかける警官二人。だが二人は何故か突然ばたばたと死んでしまう。不審に思いながら外に出ると、根暗ロボット・マーヴィンが待っていた。マーヴィンと話しているうちに、警官が死んだ理由が分かってくる。マーヴィンはいう。「暇だったので、警官の宇宙服についてる生命維持装置を制御するコンピューターに私の人生観を聞かせてました」
「それで?」フォードが聞く。
「コンピュータは自殺しました」
こうして間一髪マグラシアから逃れる事ができた一行は次なる目的地「宇宙の果てのレストラン」へと旅立っていったのだった。
[編集] 小ネタ
上述のストーリーでは説明しきれなかった小ネタを紹介する。おもに、伏線になっていて二巻以降を読むのにかかせない小ネタを紹介する。
宇宙に出たフォードとアーサー。アーサーは、初めての宇宙に不安と困惑を隠せない。近くにあったマットレスに座るのも恐くて、恐る恐るマットレスをつついてからでないと座れない。そこにフォードが一言。「ああ、スコーンシュラス・ゼータ星で取れたマットレスは念には念を入れて殺して乾燥させてから出荷してるんで、そんなに恐がる事はないよ」。
地球にいる生命体の中でネズミについで賢いのは人間ではなくイルカである。奇妙な事にイルカ達はヴォゴン人達による地球破壊を事前に知っており、地球が破壊される事を人類に警告していた。しかしボディ・ランゲージを使ったイルカ達の警告はことごとく人類に誤解され、餌を貰いたいが為に行う芸だと思われてしまった。イルカ達の最後のセリフ「長いことお魚をくれてありがとう」も人類には「後方2回転火の輪くぐり」という高度な芸だと勘違いされた。
「黄金の心」号がマグラシアに着陸しようとすると、マグラシアの自動防御装置が2つのミサイルを発射する。アーサーはミサイルを回避する為に「黄金の心」号の特殊ボタン(「無限不可能性ドライブ」のスイッチ)を押す。このボタンには不可能ごとを可能にしてしまうという効果がある。ボタンを押すと、ボタンの効果により2つミサイルがマッコウクジラとツクバネアサガオの鉢(安:ペチュニアの鉢植え)に変身するという不可能なできごとが起こる。突如空中に現れたクジラは自分が何者かを認識しようと努力しているうちに死ぬ。それに対しツクバネアサガオはたった一言「ああ、またか」とつぶやいただけだった。ツクバネアサガオがなぜそんな事を考えたのかが分かれば宇宙についてもっと理解できるに違いないのだが。
[編集] 宇宙の果てのレストラン
[編集] ヴォゴン人襲来
アーサーは「黄金の心」号に紅茶を合成する事を頼んだ。すると「黄金の心」号は船の全勢力を挙げて紅茶合成作業を始める。 この作業の為、「黄金の心」号の動作はストップしてしまう。丁度そのとき運悪くヴォゴン人が襲来し、「黄金の心」号に攻撃をしかけてきた。「黄金の心」号の全動力は紅茶合成に使われているので、逃げることすらできない。
ヴォゴン人達の攻撃目標は最後の地球人であり、『究極の問い』を知るための鍵を握っているかもしれないアーサーとトリリアンであった。『究極の問い』が見付かってしまうと職を失ってしまうかも知れないと恐れた精神科医がヴォゴン人達を雇って最後の地球人を殺そうとしていたのだ。銀河ハイウェイ建設の為という名目で消された地球であったが、実はこれも『究極の問い』を葬り去ろうという精神科医の陰謀であった。
絶体絶命のピンチに、ザフォドは交霊術を使って自分の曾祖父を呼び出す。曾祖父に助けてもらおうと考えたのだ。
曾祖父の名はザフォド四世。
「しかし…」フォードが聞く。「君自身がザフォドって名前なのに、なぜひい祖父さんはザフォド四世って名前なんだい?」
ザフォドが答える:「ああ、避妊具とタイムマシンの事故が重なってね」
呼び出されたザフォド四世はザフォドを助ける前にここぞとばかりにザフォドに説教する。
「ふん。大統領になっただと?あんなもの何の権力もない。ザフォドよ、宇宙の真の支配者を探すのだ」
ザフォドにそう指示すると、四世はヴォゴン人の爆撃を浴びぬよう皆をワープさせた。
[編集] 宇宙の果てのレストラン
一行はワープ時にいったんバラバラになってしまうが、その後首尾よく合流を果たす。そこで一行は最初に予定していた目的地、「宇宙の果てのレストラン」へと向かう。
「宇宙の果てのレストラン」は奇妙なレストランであった。一行はまず未来へとタイムワープする。そして宇宙の終末を見ながら食事を愉しむのだ。
「宇宙の果てのレストラン」のテーブルに座った一行の前に、牛に似た一頭の生き物が現れる。その生き物は言う:「こんにちは。私が『本日の料理』です。私のどこを食べますか?肩肉なんかおいしいですよ?」
一行は気まずい食事を終え、レストランを後にする。
入れ違いで、レストランでは驚くべき事態が起こった。一陣の煙が立ちのぼり、一人の男が現れる。後ろから歓声があがった。宗教教団『ザークォン再来教会』の信者だった。「あれは予言者ザークォンだ。ついに再来したんだ!」
ザークォンはいう:「信者の諸君にいかに生きるべきかについて説こう。あと、遅くなってすまなかった。あと1分しか…」
そして宇宙は終わった。
[編集] デザスター・エリア
ザフォド達がレストランの駐車場にいくと、真っ黒な船が止めてあった。この船を一目で気に入ったザフォドは船を盗む。 一行はその船で旅をする事になった。しかし船を操ろうにも操作が効かない。そうこうしているうちに、船は異星系の太陽へとまっすぐに落ちてゆく。
マーヴィンが言う:「この船はロックバンド、デザスター・エリアの船です。彼らはコンサートの最中に船を太陽に投げ込むって演出をするんですよ…」
「知ってたならなんで教えなかった!」ザフォドがどなる。
「興奮と冒険がお望みだとおっしゃっていたので」
「困った。脱出装置が一人分足りない!」フォードが叫ぶ。
「……マーヴィン、元気か?」ザフォドが聞く。
「最悪です」
こうして一行は脱出装置で脱出し、マーヴィンだけを乗せた船は太陽へと落ちていった。
[編集] ゴルガフリンチャム人
残りの一行は脱出装置でテレポートの最中にバラバラになってしまう。
アーサーとフォードはゴルガフリンチャム人の宇宙船の上にテレポートした。ゴルガフリンチャム人はアーサー達に言う。
「えらい人達に旅立てって言われてね。それで自動操縦でどこかに向かってるんだ。それで、最後は……そうそう惑星に激突するんだった」
「激突!!なんとか防がなきゃ」フォードが言う。
「そんな事より…、なんで星を旅立てって言われたんだったかな…」
「そんな事よりだって?あんたたちは役たたずだ!!」
「ああ、それが理由だった」
[編集] 宇宙の支配者
一方、ザフォドとトリリアンは「黄金の心」号の中にいた。二人は「宇宙の支配者」に会いに行く。宇宙の支配者は雨の降る惑星の小さな小屋に猫と一緒に住んでいた。宇宙の支配者は不可知論者で、例えば宇宙の支配者の住む星では雨が止んだ事がないのに「ドアを開けてもいないのに、今どうして雨が降ってると分かるのかね?過去なんてただの記憶だし」という始末。
「宇宙はうまく統治されてるようだな」あきれつつそういって二人は宇宙へと飛び立った。
[編集] 再び地球へ
アーサー達を乗せた宇宙船は一つの惑星に墜落した。その惑星は地球であった。彼らは「宇宙の果てのレストラン」したときのタイムワープの失敗で二百万年ほど前に戻っていたのである。ゴルガフリンチャム人達は地球の現地人である穴居人になりかわり、将来の地球人になる。
アーサーは穴居人達のあまりに原始的な生活を見て憤慨し、なんとか彼らを進化させようと穴居人達にスクラブルを教えようする。 その最中、アーサーはある事を思い付く。「マーヴィンが前に僕の無意識の世界に『生命と宇宙と万物の究極の問い』が擦り込まれていると言っていた。だったら無意識を引き出せれば『問い』が分かるはずだ」そう考えてアーサーは目隠しでスクラブルを行ってみる。
出てきた答えは「WHAT DO YOU GET IF YOU MULTIPLY SIX BY NINE」(6×9はいくつか?)。
[編集] 宇宙クリケット大戦争
[編集] 地球での生活
あれから3年。 アーサーは2年前にフォードと袂を分かって以来、大昔の地球の洞窟で一人で暮らしていた。 フォードは地球を探検しているらしい。 地球での「島流し」のような生活はとても退屈だった。 誰かここから助け出してくれないだろうか。
ある日空から突如宇宙船が降りて来る。 救助船だ---そう期待してアーサーは外に出る。
宇宙船から一人の宇宙人が降り、 アーサーの方へとつかつかと歩いて来て言った。
「アーサー・フィリップ・デントだね?」
宇宙人は続ける「君は役たたずだ!」
それだけ言うと宇宙人は船へと戻り、 再び宇宙へと去っていく。
[編集] ウォウバッガー
宇宙人の名は「無限寿命のウォウバッガー」。 彼はある事件がきっかけで不老不死になってしまっていた。 不老不死になって最初の頃は生命を謳歌していたのだが、 数万年経つと全てに飽きてしまい、 人生というくだらないものを愉しんでいられる他の生命体達を軽蔑しはじめた。
そして彼はある大志を抱く。 「宇宙の全ての生命体を侮辱しよう」。 一人一人個別にあって侮蔑の言葉を吐くのだ。 それも彼はアルファベット順に生命体を侮蔑するのである。
「宇宙では生命体が生まれたり死んだりしてるんだから、アルファベット順にやるのは無理じゃない?」
そう聞かれると、彼は冷やかに答えるのだった。
「人間は夢を見ちゃいけませんかね?」
(以下作成中)
[編集] その他の設定
[編集] 銀河ヒッチハイクガイドとは
小熊座ベータ星にある大出版社メガドード書房で出版されている電子本(より正確には、亜中間子=電子装置)。3×4インチほどのディスプレイと100個ほどの押しボタンがついている。多くの遺漏があるにも関わらずよく売れており、一日に30アルタイル・ドル以下の費用で宇宙の脅威を見て回りたいヒッチハイカーには必需品である。表紙はプラチスチック性で、表紙には親しみやすい大きな文字で『あわてるな』(Don't Panic、パニクるな)と書いてある。
[編集] 無限不可能性ドライブ
宇宙船「黄金の心」号は「無限不可能性ドライブ(Infinite Improbability Drive)」を実装した最初の宇宙船である。 「無限不可能性ドライブ」とは、その名の通り不可能に近い偶然を一時的に可能にしてしまう装置で、この船は「全ての場所に同時に存在する」不可能を一時的に可能にしてワープを行う事で航行する。
第一巻『銀河ヒッチハイクガイド』で、宇宙に放りだされたアーサーとフォードが「黄金の心」号に「運よく」救出されたのは、このとき「黄金の心」号が無限不可能性ドライブを行っている最中だったからである。 無限不可能性ドライブがアーサーとフォードが宇宙へ放り出された時に「偶然」船がそこを通りかかる事という不可能に近い事を可能にしたのである。
[編集] ザフォドの記憶
ザフォドは過去に一度記憶を失った事がある。ザフォド自身のうろ覚えな記憶によると、ある計画を達成する為どうも彼自身が自らの記憶を消したらしい。彼が計画していた目的とは、宇宙の真の支配者を探す事だった。計画には、ザフォド、ザフォド四世、前大統領ヨーデン・ヴランクス、そしてザーニウープという男が関わっていた。
「黄金の心」号を盗んだのも計画の一部であった。「黄金の心」号の無限不可能性ドライブを使って宇宙の真の支配者を探そうとしていたのだ。
ザフォドは「黄金の心」号を盗む為まず銀河帝国大統領になり、ダモグラン星で行われた「黄金の心」号の進水式に出席して、 その場で「黄金の心」号を盗んだ。記憶を消した目的は、大統領試験の際に行われる脳のスクリーニング・テストで彼のある計画が洩れないよう、計画を脳から消すためだった。
[編集] 映画版
ガース・ジェニングス監督。当初原作者のダグラス・アダムス当人が関わっていたが、制作中に死去。イギリスで2005年4月28日に公開され、週末興行成績で初登場1位になった。また、アメリカでも2005年4月29日に公開され、週末興行成績で初登場1位になった。日本では2005年9月10日公開。
- オープニング・テーマソング:The Dolphins
[編集] 映画版のみの登場人物
- ケストゥラー・ロントック:銀河系副大統領。ベテルギウス第5惑星出身。イエス・ブリーズ族。ザフォド(ゼイフォード)に惚れている。
- ハーマ・カヴーラ:ヴィルドヴォール第六惑星に住むカルト教伝道師。原作者ダグラス・アダムス自身が映画版の為に考えたキャラクター。大統領選に出馬したがザフォド(ゼイフォード)に敗退。プロフェット族。出身惑星不明。
[編集] 映画版で明らかになった事実
フォードが地球を脱出する際にアーサーを救ったのは、フォードが地球に訪れてすぐに、アーサーに命を救ってもらった事があるからである。地球の事を全く知らなかったフォードは、自動車を地球に住む知的生命体だと勘違いし、走る自動車に向かっていったのである。そして自動車にひかれそうになった所をアーサーに救ってもらうのである。
銀河帝国大統領であるザフォドは地球破壊を許可する書類にサインしていた。もっともザフォドは書類を良く読まず、自分のファンがサインを求めてるのだとおもってサインしたのだが。
[編集] スタッフ
- 監督:ガース・ジェニングス
- 脚本:ダグラス・アダムスの遺稿となった脚本を基に、カレイ・カークパトリクスが仕上げた。
- 製作総指揮:ロビースタンプ
- 製作:ニック・ゴールドスミス
- 撮影監督:イゴール・ジャデュー=リロ
- プロダクション・デザイナー:ジョエル・コリンズ
- 編集:ニーヴン・ハウィー
- 衣装デザイン:サミー・シェンドル
- 音楽:ジョビィ・タルボット
- エンディングの歌手:ニール・ハノン
- 訳:石田泰子
[編集] 配役
- アーサー・フィリップ・デント:マーティン・フリーマン、
- フォード・プリーフェクト:モス・デフ
- ザフォド(ゼイフォード)・ビーブルブロックス:サム・ロックウェル
- トリリアン:ズーイー・デシャネル
- マーヴィン:演技はウォーウィック・デイビス、声はアラン・リックマン
- エディ:トーマス・レノン
- ディープ・ソート(の声):ヘレン・ミレン
- スラーティバートファースト:ビル・ナイ
- 『銀河ヒッチハイクガイド』のナレーション:スティーヴン・フライ
- ケストゥラー・ロントック:アンナ・チャンセラー
- ハーマ・カヴーラ:ジョン・マルコヴィッチ
他にもケリー・マクドナルドがナレーター役として出演。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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