鈴木猛
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鈴木猛(すずき たけし、1968年? - )は、日本のイラストレイター、漫画家。 愛称は「すずたけ」「おすしびっち」。
目次 |
[編集] 作風
太い輪郭線と極採色を用いた、アメリカのカートゥーンのようなポップなキャラクターを描くことが特徴。また、彼のイラストやコミックはナンセンスな色合いが強く、ポップな画風とあいまって人気の元になっている。
イラストやコミックで自身を登場させることが良くあり、そのときには「おにょにょのぷ~」という謎の言葉を多用する。
[編集] 略歴
学生時代に、同級生たちと「サークルゆど~ふ」を結成し、タクテクスなどに雑誌投稿や同人誌制作などの活動をしていた。このころシミュレイターにライターデビューをしている。その後サークルの中心人物であった菊池たけしや藤村まどかと共にテーブルトークRPGのライター集団「スタジオ世界館」を結成しプロライターを志向する。『タクテクス』(のちに『RPGマガジン』)を中心に、テーブルトークRPGの記事を書くようになる。(「スタジオ世界館」結成後も「ゆど~ふ」の活動は継続しており、サークルメンバーはテストプレイやリプレイ用のプレイに参加していた)
鈴木はイラストを担当していて、彼の持ち味であるコミカルでポップな絵柄は、文章を担当していた菊池たけしの軽快な文体とあいまって、高い人気を誇った。 菊池と鈴木はコンビのような関係で、当時は必ず二人セットでどんな記事も書かれていて、鈴木のイラストが菊池と無関係なところで見られることは少なかったが、菊池たけしがテーブルトークRPGの製作会社であるファーイースト・アミューズメント・リサーチに入社して後は、鈴木が菊池の記事のイラストを担当することはなくなり、鈴木はいわばフリーランスのような形になりいくらかの雑誌などで活躍するようになった。 (なお、この時期に菊池と鈴木が喧嘩別れしたという説もあるが決定的な確証がある話ではない。菊池たけし#人物像の項目も参考のこと)
近年はコミックガムが主要な活躍の場になっている。
[編集] エウレカについて
鈴木猛が創造したキャラクターに「エウレカ」という謎生物がいる。カブに手足が生えたマンドラゴラのような生物で、独特のとぼけた口調でしゃべるナンセンスなキャラクターである。語尾が「~だぞ」というのが特徴。
エウレカはもともとは菊池と鈴木がコンビを組んでいた時代に「スタジオ世界館」の記事に使われていたマスコットキャラクターなのだが、二人はそれぞれ単独で活動するようになってからもエウレカは鈴木猛のイラストにモブのような形で出続けて、鈴木猛の代名詞のようなキャラクターになった。
エウレカを主役にしたコミック『エウレカまんが』もある。
[編集] エウレカにまつわる逸話
- 鈴木猛がデザインしたカードゲーム『モンスターメーカー4・四つの神秘』には「エウレカ」というモンスターが登場。以後モンスターメーカー世界に「エウレカ」が登場するようになる。こちらのエウレカは九月姫によって描かれ、「マンドラゴラのような生物」ではあるものの、外見はまったく違う。
- RPGマガジンでスタジオ世界館は一時期『ビヨンド・ローズ・トゥ・ロード』の関連記事を書いていたが、そのサプリメントである『変異混成術師の夜』のルールに基づいてエウレカの種族を判定するという企画を、記事内で菊池たけしが行っている。それによれば、エウレカは「人間」であった。
[編集] 代表作
[編集] コミック
- それゆけ!てんぷく突撃ドサ回り
- エウレカまんが―鈴木猛作品集
[編集] テーブルトークRPG(ゲームデザイン)
鈴木猛はイラストレイターとしてだけでなく、テーブルトークRPGのデザイナーとして活動していた時期もある。
- モンスターメーカーRPG―ホリィアックス
- テン・ダンジョン―モンスターメーカーRPGシナリオ集 1
- ブルガンディ・ドリーム―モンスターメーカーRPG
- 魔法学園LUNAR! RPG(MAGIUSシリーズ)
[編集] 関連項目
カテゴリ: 日本のイラストレーター | テーブルトークRPG | 漫画家