鈴木徹
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鈴木 徹(すずき とおる、1936年4月4日 - 2004年12月22日)は宮城県出身のプロ野球選手・プロ野球審判員。
[編集] 来歴・人物
宮城県の古川高校を卒業後、1955年に内野手として大洋ホエールズに入団。一軍出場のないまま引退し、セリーグ審判員に転じる。31年間審判員をつとめ、約2500試合に出場したのち、1994年シーズン終了後引退。審判員袖番号は17(※ 1988年初採用から1994年引退まで、17は2001年以降萩原達也がつけている。)。 日本シリーズの出場はないが、オールスターは4回出場、1992年第2戦(7月19日・千葉マリンスタジアム、ヤクルトの古田敦也がオールスター史上初のサイクルヒットを達成した試合)では右翼線審、翌第3戦(仙台宮城球場)では地元凱旋で球審をつとめた。 また、現在のところプロ野球最後の完全試合である1994年5月18日の巨人-広島戦(福岡ドーム)で、一塁塁審をつとめ、ゲームセットの瞬間にアウトのコールをしている。長嶋茂雄の引退試合でも三塁塁審をつとめ、引退セレモニー時のスコアボードに鈴木の名前が記されている。
相当な巨漢審判であり、インサイドプロテクターがよく似合った。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 横浜ベイスターズ及びその前身球団の選手 | プロ野球審判 | 1936年生 | 2004年没