針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
針は先端の尖った円錐形の道具、または器官。正確な定義はなく棘と混同されやすいが、一般に棘より円錐形突起の底辺が少ない、つまりとても細いもの針と呼んでいる。また、針と呼んでもいいような円錐形突起も、群れを成すように一箇所にたくさんあれば、普通棘という。人間にはかなり多くの用途で使用されているが、全て刺すという点で類似している。
目次 |
[編集] 裁縫
裁縫に使う針、縫い針。細長い金属で出来ていて、先端が尖っている。反対側の端には針穴と呼ばれる小さな穴があいており、穴に糸を通して結びつけ、針で布などを突き通すことであいた穴に糸を通すことができる。ミシン針の場合は先端に穴がある。古代の針は木や骨などで作られていた。
[編集] 治療
[編集] 装身具
ボディピアスに使われ、針を人体の一部に通すことで装身具を固定する。同様に衣服に固定する装身具も存在する。
[編集] 入れ墨
入れ墨を彫る際に使われる。
[編集] 記録
[編集] 探針
プロービングのための針。プローブ顕微鏡などで用いる。
[編集] 指針
時計、方位磁石やメーター、はかりなどの測定器において方位や数値を指し示すために使われる。
[編集] 釣り
[編集] 武器
古代中国では暗器として針が使われた、袖の下などに隠し持ち、咄嗟の時に相手に投げつける。暗殺などに用いられることは少なく、あくまで自衛用の武器であった。
[編集] 針が登場する有名な童話・神話・伝承
- 一寸法師
- 眠り姫
[編集] 針に関する諺
- 嘘をついたら、針千本飲ます
- 針のムシロ