金冠堂
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株式会社金冠堂(きんかんどう)は、日本の製薬会社で、本社は東京都世田谷区三軒茶屋1丁目34番14号にある。主力商品は外用薬のキンカンで、創業者は山崎栄二。
社名の由来は1926年に朝鮮の慶州で発掘された古代新羅の王冠にちなんで名付けられた。当時山崎は京城(現:ソウル)に移住し研究をしていた。
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[編集] 歴史
舞鶴の海兵団に入隊し衛生兵として働いた山崎が除隊後、経験を活かし外用薬の研究を始める。外用薬の研究を始めたきっかけは姉の子供が大火傷で亡くなったことだといわれる。1925年に万能外用薬キンカンを発売する。1930年に東京へ進出し合名会社金冠堂を設立。1936年に合資会社金冠堂、1943年には株式会社金冠堂に改組した。
キンカンは第二次世界大戦中に火傷や外傷の救急薬として活用された。戦後は主に虫刺されの効能を強調して販売を伸ばした。
1960年代にはCMソング「キンカンの唄」(唄:雪村いづみ・ダークダックス、作詞:藤浦洸、作曲:服部正)を使ったテレビコマーシャルで商品認知度を上げた。
また、創業者であった山崎が民謡好きだったこともあって、1961年から1993年までフジテレビで放送していた長寿番組「キンカン素人民謡名人戦」を一社提供し、また、2006年9月までは同局の「晴れたらイイねッ!Let'sコミミ隊」(日曜日7:00~7:30)をキンカンの一社提供として放送していたが、現在はこの枠から完全撤退し、番組内のスポンサード枠でキンカンのCMをテレビで見ることはできなくなった。
1997年に販売会社として株式会社キンカンを設立した。
[編集] CMキャラクター
同社テレビCMのうち、「キンカン クールスプレー」と「金柑のど飴」のキャラクターにパピプペンギンズを起用。漫画家兼イラストレーター・ひこねのりおのキャラクターデザインによるもので、かつてサントリーの「生ビール・缶ビール(旧・純生)」でキャラクターを努めたことがあったため、それ以来19年振りの再登板となった(2003年秋冬の「金柑のど飴」のCMから使用)。
[編集] 商品
[編集] 医薬品
[編集] 医薬部外品
- キンカン 虫よけスプレー
- キンカン アズレアイうがい液
- キンカン HPローション
[編集] その他
- 金柑のど飴
[編集] 外部リンク
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