野反ダム
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野反ダム（のぞり－）は群馬県吾妻郡六合村入山地先、信濃川水系中津川の最上流部に建設された発電専用ダムである。
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[編集] 沿革
東京電力株式会社が1953年（昭和28年）より建設に着手し、1956年（昭和31年）に完成した。型式はロックフィルダムであるが、湖側の堤体表面をコンクリートで遮水する「コンクリートフェイシングフィルダム」という型式で、戦後資材不足の際に採られた手法である。同型式のダムには日本初のロックフィルダムである小渕ダム（木曽川水系久々利川）の他、石淵ダム（北上川水系胆沢川。国土交通省東北地方整備局）と皆瀬ダム（雄物川水系皆瀬川。秋田県）しかなく、野反ダムを含め全国で4基しか存在しない。高さは44.0m。
群馬県のダムはその99％が利根川水系で占められており、野反ダムは群馬県唯一の非利根川水系のダムである。換言すれば、関東地方で唯一日本海に注ぐ河川に造られたダムとも言える。ダムに付設する切明発電所の認可出力は20,000kW。
[編集] 自然湖の様な野反湖
ダム湖である野反湖は上信越高原国立公園内に存在し、草津温泉方面から国道405号を北上し野反峠を越えると視界に現れる。高原の原生林に囲まれた湖はあたかも天然湖の佇まいを見せる。湖周にはニッコウキスゲやレンゲツツジ等の高山植物が咲き誇り、夏は冷涼な空気に包まれ快適な場所である。キャンプ場も周囲にはある。
尚、国道405号は野反ダム～長野県栄村までの区間が不通区間となっている、所謂点線国道である為に新潟方面から野反湖へ行く事は出来ない。2005年（平成17年）、六合村の推薦を受け財団法人ダム水源地環境整備センターは野反湖を「ダム湖百選」に選定している。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: ロックフィルダム | 群馬県のダム | 群馬県の建築物・観光名所
