角行

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角行（かくぎょう）は、将棋の駒の種類の一つ。本将棋・小将棋・中将棋・大将棋・天竺大将棋・大大将棋・摩訶大大将棋・泰将棋・大局将棋に存在する。

鎌倉期に大将棋において考案された駒で、角行の成ったものを竜馬という。

目次 1 本将棋 1.1 役割 2 小将棋・中将棋・大将棋・天竺大将棋・大局将棋 3 大大将棋 4 摩訶大大将棋・泰将棋 5 関連項目

[編集] 本将棋

角と略す。成ると竜馬。

元の駒	動き		成駒	動き
角行（かくぎょう）	＼       ／   ＼   ／       角       ／   ＼   ／       ＼	斜めに何マスでも動ける。飛び越えては行けない。	竜馬（りゅうま、りゅうめ）	＼       ／   ＼ ○ ／     ○ 馬 ○     ／ ○ ＼   ／       ＼	斜めに何マスでも動け、縦横に1マス動ける。飛び越えては行けない。

[編集] 役割

本将棋において角行は初手ではどこにも動く事はできないが、初手▲7六歩と突くことによって一気に行動できるマス目が増える。角は飛車と並び大駒の部類にはいる。成駒の竜馬（以下馬）は自陣に引くと金銀三枚と同等ともいわれる強い守り駒にもなる。角を主に使う戦法としては筋違い角、角換わり腰掛け銀など一旦、持ち駒にしてからのほうが使いやすい。

また、囲いにも飛車に弱い囲いなどがあり、角に弱い囲いは美濃囲いや、コビンが空いているものである。(美濃囲いでの角はそれ一枚ではさほど驚異にはならないが、桂馬との併用が絶大な威力を発揮する)

成っていない角のことを生角ともいう。

[編集] 小将棋・中将棋・大将棋・天竺大将棋・大局将棋

中将棋では角と略す。猛豹の成駒。成ると龍馬。

元の駒	動き		成駒	動き
角行（かくぎょう）	＼       ／   ＼   ／       角 行       ／   ＼   ／       ＼	斜めに何マスでも動ける。飛び越えては行けない。	龍馬（りゅうま、りゅうめ）	＼       ／   ＼ ○ ／     ○ 龍 馬 ○     ／ ○ ＼   ／       ＼	斜めに何マスでも動け、縦横に1マス動ける。飛び越えては行けない。

[編集] 大大将棋

不成。

元の駒	動き		成駒	動き
角行（かくぎょう）	＼       ／   ＼   ／       角 行       ／   ＼   ／       ＼	斜めに何マスでも動ける。飛び越えては行けない。	-	-	-

[編集] 摩訶大大将棋・泰将棋

成ると金将。

元の駒	動き		成駒	動き
角行（かくぎょう）	＼       ／   ＼   ／       角 行       ／   ＼   ／       ＼	斜めに何マスでも動ける。飛び越えては行けない。	金将（きんしょう）	■       ■   ○ ○ ○     ○ 金 将 ○       ○	縦横と斜め前に1マス動ける。

[編集] 関連項目

• 将棋類の一覧
• 将棋類の駒の一覧