薬物依存症
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薬物依存症(Substance Dependence、やくぶついそんしょう)とは、精神疾患の1つで、依存症の中でもギャンブル依存症などと違い、特に脳神経などに作用する薬物による依存である。
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医学上は、アルコールやニコチンなど、日本の法律で使用が禁止されていないものによるものも薬物依存症に含められる。また「薬物」を法制上禁止されている薬物という意味合いに捉え、特に麻薬や覚醒剤などによる薬物依存症のことを指す言葉として用いられることもある。
薬物依存の症状としては、精神的依存と身体的依存がある。両者の違いは依存症の項に詳しい。
また、薬物依存のもう一つの重要な要素として耐性(薬物耐性)がある。依存性薬物の中には、連用することによってその薬物が効きにくくなるものがあるがこれを薬物に対する耐性の形成と呼ぶ。薬物が効きにくくなるたびに使用量が増えていくことが多く、最初は少量であったものが最後には致死量に近い量を摂取するようになることすらある。このため、薬物の依存性の強さにはこの耐性の形成も大きく関わっているとされる。耐性が形成されやすい薬物として、アンフェタミン類、モルヒネ類(オピオイド類)、アルコールなどが挙げられる。
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