菊川中継局
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菊川中継局(きくがわちゅうけいきょく)は、静岡県菊川市半済にある、静岡県のアナログテレビジョン放送の中継局である。
同市南部にある小笠中継局からのUHF放送波をパラボラアンテナによって受信し再送信しており、菊川駅前を中心とする地域ではこの菊川中継局と島田中継局の2方向に向けてアンテナを設置している世帯が多かった。
しかし静岡空港建設工事に伴い、NHKとSBS静岡放送の3波は、建設地内にあった物見塚中継局(VHF垂直偏波)を1999年に島田中継局に移転し統合。これにより全局を島田中継局から受信できるようになったため、現在では菊川中継局の必要性は以前に比べ薄れている。
[編集] 地上アナログテレビジョン放送送信設備
放送局名 | チャンネル | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 |
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NHK静岡総合 | 40 | 3W | - | 静岡県 |
NHK静岡教育 | 42 | - | 全国放送 | |
SBS静岡放送 | 38 | - | 静岡県 |
[編集] 沿革
[編集] 初日の出スポット
- 菊川中継局の鉄塔には、市民が自由に登ることができる階段と展望台が設置されている。また、鉄塔自体も中心市街地を見下ろす高田ヶ丘の上にあるため、元旦には初日の出と新年を迎えた菊川の町並みを見ることができる。
- このため元旦の早朝には多くの人が展望台に登るが、初日の出を見られる南東方向に人が偏るため、危険ではないかとの声もある。
- また、東隣に菊川神社があることから、神様の上に立っては罰があたるとして展望台に登らずに神社の前からご来光を拝む氏子も多い。