若戸渡船
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若戸渡船(わかととせん)とは、洞海湾によって隔てられた北九州市戸畑区北鳥旗町の戸畑渡場と、同市若松区本町1丁目の若松渡場を結ぶ定期旅客船航路(渡し舟)である。
北九州市により運営されており、市民からは「ポンポン船」の渾名で親しまれている。明治初期から運行が始まり、昭和37年に国道199号 若戸大橋が開通する以前は戸畑地区と若松地区を直接結ぶ唯一の交通手段であった。しかし、同橋の開通により貨物船を廃止、旅客船も廃止される計画となったが、市民の強い要望により存続。現在でも通勤・通学等、戸畑地区と若松地区を結ぶ重要な交通として役立てられている。若戸大橋の歩道が廃止されたため、歩行者にとっては(路線バス以外では)唯一の洞海湾を渡るルートとなっている。一般旅客のほか自転車を載せることもできる。
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