胡車児
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胡車児(こしゃじ、170年?-?)は、後漢末期の武将。張繍の家臣。
五百斤の荷物を背負って、一日七百里を歩くことができたと言われるほどの豪傑であった。張繍から、その武勇を愛されていたという。曹操も、張繍が降伏したとき、その武勇を賞して自ら金を与えたという。
張繍が曹操に夜襲を仕掛けたときも活躍している。しかし、その後の胡車児の名は三国志演義にも正史にもほとんど無い。
三国志演義では張繍が反乱を起こす前に曹操の護衛である典韋を酒に酔わせて武器を盗んだ。武器を失った典韋は死にもの狂いで戦うものの、自分の武器がなくなったために反乱軍に討ち取られた。