篠原章
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篠原 章(しのはら あきら、1956年 - )は、山梨県生まれの大東文化大学環境創造学部教授・評論家。
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[編集] 略歴
私立麻布高校卒業後、成城大学経済学部・同大学院修了(経済学博士)。専門は財政学だが、学生時代に大滝詠一や細野晴臣に師事したこともあって、音楽評論やCD監修なども手がけている。また最近では沖縄関係の著作も多い。朝日新聞の書評欄・音楽欄にも不定期で執筆している。
[編集] 著作
[編集] 財政学分野
[編集] 音楽分野
- 『日本ロック大系』(白夜書房・1990年・共著)
- 『細野晴臣 OMNI SOUND』(リットーミュージック・1990年・共著)
- 『日本ロック大百科(年表篇)』(宝島社・1992年・共著)
- 『J-ROCKベスト123』(講談社文庫・1996年)
- 『日本ロック雑誌クロニクル』(太田出版・2005年)等。
[編集] 沖縄関係
- 『ハイサイ沖縄読本』(宝島社・1993年)
- 『熱烈!沖縄ガイド』(宝島社・2000年)
- 『沖縄ナンクル読本』(講談社・2002年)
- などの著作がある。
[編集] 評価
財政学分野では「支出税」という未知の税金の専門家といわれる。音楽分野では、はっぴいえんどの細野・大滝の弟子を自認しているため、はっぴいえんどとその系列のポップについての専門家と見なされている。学者ということもあって、学究的な姿勢が特徴だが、『日本ロック雑誌クロニクル』は音楽ジャーナリズムとロックの関係を詳細に追ったものとして注目される。沖縄関係では、沖縄移住本の先駆けといわれる『ハイサイ沖縄読本』の編著者として知られる。