篠ひろ子
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篠 ひろ子 (しの ひろこ、1948年3月8日 - )は、日本の女優。
本名:西山博子(にしやま・ひろこ )旧姓沼沢(ぬまさわ)。 宮城県仙台市出身。東北学院大学法学部中退。うお座、血液型O型。現在の所属事務所は芸映プロダクション。以前芸名のつづりが篠ヒロコ、所属も田辺エージェンシーであった時期もある。夫は直木賞作家の伊集院静。兄はプロゴルファーの沼沢聖一。弟はゴルフクラブ設計家の沼沢雄二と人気ドラマー沼澤尚。甥はプロサッカー選手(名古屋グランパスエイト所属)の青山隼。父は元プロ野球選手の沼澤康一郎(故人)。
近年都内の自宅を引き払い、故郷の仙台に戻って夫婦で暮らしているためテレビで見る機会がほとんどなくなった。尚、板東英二とは親交が深く(板東がドラマデビューした時に篠が妻役だったことが縁)、「土曜大好き!830」(関西テレビ製作フジテレビ系)の最終回では、この番組が開始された時の記念ゲストとして迎えられたこともあって仙台から飛行機で大阪に駆けつけて再び記念ゲストとして出演した。
しかし、2006年3月2日に亡くなった演出家の久世光彦氏の葬儀の際に、久しぶりに公に姿を現した。(篠が寺内貫太郎一家に出演したため葬儀に参列)
幼少より信仰を続けるクリスチャン(カトリック系)であり、洗礼名は(日本語対訳が)"小さき花のテレジア"。篠は以前雑誌インタビューで「成人したいまでは洗礼名に反して長身(167㌢)なのでちょっと恥ずかしい。」と語った事がある。また、夫・伊集院の小説『あづま橋』で女主人公がクリスチャンというのも篠の存在が関係していたのではないかと言われており、主演したドラマ「金曜日には花を買って」の第一回「こまったもんだよ男たち」でも篠が墓参した墓場がキリスト教の墓地であり、この設定も篠がクリスチャンであることが大きく影響していたのではないかとの見方がある。
[編集] 出演
デビュー番組は1968年、地元・東北放送の番組「ホリデー・イン・仙台」のアシスタントとして。当時は東北学院大学の女子大生だった。当時の本名、沼沢博子名義で出演。
[編集] テレビ
- 寺内貫太郎一家(1974年、TBS)
- 悪魔のようなあいつ(1975年、TBS)
- 大都会闘いの日々(1976年、NTV)
- 人間の証明(1978年、毎日放送)
- 金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?(1984年、TBS)
- 毎度おさわがせします(1985年、TBS)
- 金曜日の妻たちへIII 恋におちて(1985年、TBS)
- 金曜日には花を買って(1986年、TBS)
- 空に星があるように(1988年、TBS)
- キツイ奴ら(1989年、TBS)
- 誘惑(1990年、TBS)
- ニューヨーク恋物語Ⅱ男と女(1990年 フジテレビ)
- カミさんの悪口(1993年 TBS)
- 半熟卵(1994年 フジテレビ)
- カミさんの悪口2(1995年 TBS)
- ふたりのシーソーゲーム(1996年 TBS)
- 彼 -KARE-(1997年、フジテレビ)
[編集] 関連項目
- 宮城県出身の有名人一覧
- 桂歌丸 - 年来の篠ファンのひとり