窒素爆弾
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窒素爆弾(ちっそばくだん)は架空の爆弾で、昭和28年代にソビエトが開発した原子爆弾を上回る威力を持つ新型爆弾と言われていたが、実在しなかった。当時はアメリカの新聞に掲載され大騒ぎとなり、日本でも第19回国会本会議で原子爆弾、水素爆弾、窒素爆弾、コバルト爆弾についての議論が行われている(議事録)。
その後、一般社会にも窒素爆弾の名前が広まり空想小説、漫画、テレビ番組(アニメを含む)などに何度も登場している。窒素爆弾が具体的にどのような原理によるものなのかについての説明は空想の範疇を出ることなく、現在では空想上の兵器として定着している。
窒素を 1,700 ℃、110万気圧で圧縮するとできるポリ窒素は、ヘキソーゲン爆薬の5倍以上のエネルギーを持つと言われており、これを利用した窒素爆弾が実用化する可能性が指摘されているが、安定した状態で取り扱うことができないため実用化のめどは立っていない。
[編集] 登場した作品
- ウルトラマンA 第15話 黒い蟹の呪い
- 秘密戦隊ゴレンジャー 51話 青いニセ札づくり!夕陽のガンマン
- 忍者部隊月光 13話 電撃はやぶさ作戦 前篇
- 新世紀エヴァンゲリオン 詳しくはEvaWikiにてN2兵器参照
- 日本沈没 リメイク版より