神戸ポートアイランド博覧会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神戸ポートアイランド博覧会(こうべポートアイランドはくらんかい)とは、神戸港に造られた人工島ポートアイランドにて1981年3月20日から9月15日まで開催された博覧会。愛称は「ポートピア'81」。1,610万人の入場者があり純益60億円を記録した。会場面積は約72ha。
この博覧会の成功は、1980年代後半の「地方博ブーム」の火付け役となり、神戸市は都市経営のモデルとして「株式会社神戸市」と称されるきっかけとなる。
跡地はほぼ神戸コンベンションコンプレックスおよび住宅地して利用されている。
海のすぐ前に建てられて、世界最大であった観覧車がある神戸ポートピアランドは、この博覧会当時からの遊戯施設域であった。
また、会場では中国から借り受けたジャイアントパンダ2頭が公開されて人気を集めた。神戸市出展のパビリオン「神戸館」が、神戸市立青少年科学館として、印象的なコーヒカップの形であった「UCCコーヒー館」もUCCコーヒー博物館として改装されて、現在もポートライナー南公園駅前に建っている。それらは、神戸コンベンションコンプレックスとともに、当時を偲ばせる数少ない施設であり、後世の都市開発に影響を与えた施設は少なくない。
「ポートピア'81」のキャンペーンソングとして、ゴダイゴが歌う「ポートピア」が1980年5月1日、日本コロムビアからリリースされ、その年末、ゴダイゴは2年連続でNHK紅白歌合戦に出場を果たした。
[編集] 主な施設・パビリオン
[編集] 関連項目
カテゴリ: 地方博覧会 | 神戸市 | 行事、祭礼に関するスタブ