真備町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
真備町 | ||
廃止日 | 2005年8月1日 | |
廃止理由 | 編入合併 | |
真備町、船穂町→倉敷市 | ||
現在の自治体 | 倉敷市 | |
廃止時点のデータ | ||
自治体コード | 33503-7 | |
面積 | 44.08km² | |
総人口 | 22,904人 (2004年10月1日) |
|
町の木 | タケ | |
町の花 | サツキ | |
町役場所在地 | 〒710-1398 | |
岡山県吉備郡真備町箭田1141-1 (現在の倉敷市真備町箭田1141-1) |
||
電話番号 | 0866-98-1111 | |
位置 |
真備町(まびちょう)は岡山県南西部にあった町。2005年8月1日、浅口郡船穂町とともに倉敷市への編入合併により倉敷市となった。
目次 |
[編集] 合併の経緯
現在は倉敷市の地域のひとつである。 南は玉島地区・船穂地区に接しているが山間部を通らなければならず、さらに倉敷市街地へは一度総社市清音地区にでて高梁川沿いに進まなければならないので、他の倉敷市各地域に比べ孤立している地域である。
元々、総社圏域の一部であり、総社市・旧山手・清音両村と繋がりが非常に深く、ゴミ・警察・消防など共同で行われていた(現在もゴミなどで総社と共同)。
平成の市町村合併では総社圏域4市町村での新設合併を進めていたが、当時の鎌田真備町長が突然倉敷市との合併をぶち上げ町は混乱に陥った。
合併に関する住民アンケートではかろうじて倉敷が1番支持されたものの「総社との合併」や「合併しない」との投票数とかなり拮抗しており、さらにアンケートのやり方自体に疑問があった。
その後、さらに住民投票が行われ、「合併しない」が圧倒的に多かった。 だが町長は「真意を問う」と辞職、町長選が行われた。結果、反対派候補をわずかに上回り、鎌田候補が選ばれた。
住民からは、町長選の結果=合併の是非ではない、との意見が多く寄せられたが、町はそれらを黙殺し、一気に倉敷合併へと向かった。
今もこの合併に疑問・不満を持つ住民は多い。
[編集] 地理
高梁川の西岸にあり、また中央部をその支流の小田川が西から東に流れている。両川の河岸は平坦である。その他は丘陵となっており、丘陵には竹林が多くタケノコが特産品である。
[編集] 隣接する自治体
[編集] 歴史
- 古代は豪族・下道氏(しもつみちし)の支配する地域であり、この下道氏より奈良時代には遣唐使となりのち右大臣まで昇進した吉備真備を輩出している。これが町名の由来となっている。
- 江戸時代は岡田藩伊東氏の領地となった。太平洋戦争末期に横溝正史の疎開地となり、戦後も暫くここに居留した。彼の寓居は現在一般公開されている。
[編集] 沿革
- 1952年(昭和27年)4月1日 - 吉備郡箭田町・呉妹村・二万村・薗村・大備村の1町4村が合併し、真備町となる。
- 1956年(昭和31年)4月1日 - 穂井田村服部地区の一部を編入。
- 2005年(平成17年)8月1日 - 浅口郡船穂町と共に倉敷市に編入合併となり、倉敷市真備町となる。
[編集] 地域
[編集] 教育
- 小学校
- 真備町立箭田小学校
- 真備町立川辺小学校
- 真備町立二万小学校
- 真備町立薗小学校
- 真備町立呉妹小学校
- 真備町立岡田小学校
- 中学校
- 真備町立真備中学校
- 真備町立真備東中学校
※上記各校、現在は倉敷市立
- 高等学校
- 岡山県公立真備陵南高等学校(旧・真備町立箭田高等学校)
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] 道路
[編集] その他
市外局番は、0866(30~39,90~99)となっている。
- 0866(30~39,90~99)エリア
- 総社市・真備町
郵便物の集配は、以下の局が行っている。
- 箭田郵便局:710-13xx
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 岡山県の市町村 (廃止) | 倉敷市