田尻町 (宮城県)
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田尻町(たじりちょう)は、宮城県北部に位置し、遠田郡に属した町。 大崎平野のほぼ中央に位置している。稲作と畜産を基盤とした農業を主軸としており、人口の約6割が農業従事者であり、町の面積のおよそ半分が農地である。 町の北部には渡り鳥が数多く飛来する蕪栗沼を擁し、東部には町のシンボルである加護坊山を有する。 3路線の乗換駅小牛田駅をもつ小牛田町、および県北の経済中心地として発展してきた古川市と隣接していることもあり、古くからこれら2市町への生活依存度が高かった。 2006年には近隣の市町村と合併し、大崎市の一部となった。
目次 |
[編集] 地理
宮城県北部に位置する町である。田園地帯が広がり、北部から東部にかけては丘陵地帯が続く。年間平均気温11.0度、年間降水量914mm。
- 山:加護坊山(標高224m)
- 河川:江合川、旧迫川、萱刈川、小山田川、田尻川
- 湖沼:蕪栗沼
[編集] 歴史
- 1889年4月1日 市町村制が施行され、現在の町域に田尻村、沼部村、大貫村が発足する。
- 1902年12月26日 田尻村が町制施行。
- 1954年5月3日 田尻町、沼辺村、大貫村が合併して現在の田尻町となる。
- 2006年3月31日 古川市、三本木町、松山町、田尻町、鹿島台町、岩出山町、鳴子町が合併して大崎市が誕生
[編集] 行政
- 町長:堀江敏正
[編集] 経済
[編集] 産業
農業、特に米と畜産を中心とした構造である。
- 農家人口:8,136人
- 農家数:1,655戸
- 農地面積:3,263ha
- 農業粗生産額:合計5,210百万円
- 米3,170百万円
- 畜産1,560百万円
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 地域
[編集] 健康
[編集] 教育
[編集] 高校
[編集] 中学校
- 田尻町立田尻中学校
[編集] 小学校
- 田尻町立田尻小学校
- 田尻町立沼部小学校
- 田尻町立大貫小学校
[編集] 隣接している自治体
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] 道路
- 都道府県道
- 町内を走る県道:宮城県道15号古川登米線、宮城県道19号鹿島台高清水線、宮城県道29号河南築館線、宮城県道173号涌谷田尻線、宮城県道174号田尻停車場線、宮城県道175号田尻瀬峰線
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 加護坊山(かごぼうやま)
- 四季彩館
- 加護坊パークゴルフ場
- 蕪栗沼(かぶくりぬま)・・・2005年にラムサール条約登録が決まる。
- 大崎八幡神社
- 農村運動公園
- 恵比須田遺跡
- 木戸瓦窯跡(国指定史跡、1976年指定)
[編集] 祭り
- 加護坊桜まつり(4月下旬~5月上旬)
- 加茂神社例大祭(8月22日~23日)
- 熊野神社例祭(9月18日~19日)
[編集] イベント
- 田尻クロスカントリー大会(2月7日)
- 田尻互市(4月4日~5日、11月上旬)
- パークゴルフ全国交流大会「さくらカップ」(4月24日(前夜祭)、25日(大会))
- ジャンボ肉まつりinたじり(8月中旬)
[編集] 出身有名人
[編集] その他
- 町役場は、全国でも珍しい円形庁舎である。
- 2004年8月21日、古川市、松山町、三本木町、鹿島台町、岩出山町、鳴子町、田尻町の1市6町での合併が調印され、2005年に大崎市となることが決定した。が、その後古川市議会が合併について異論を唱え市長の出直し選挙が行われた。その結果現職市長の当選となったが合併後の市町村名称を古川市にするという発言があり、合併は流動的である。