沖縄県道222号真地久茂地線
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沖縄県道222号真地久茂地線(おきなわけんどう222ごうまあじくもじせん)は沖縄県那覇市真地と久茂地とを結ぶ一般県道。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 区間
- 起点・那覇市字真地(沖縄県道82号那覇糸満線)
- 終点・那覇市久茂地(松山交差点、国道58号)
- 総延長・5.22km
- 実延長・4.07km
[編集] 通過自治体
- 那覇市
[編集] 交差する道路
- 沖縄県道82号那覇糸満線(起点)
- 沖縄県道46号線(那覇市寄宮交差点)
- 国道330号(那覇市与儀交差点)
- サンライズなは(新栄通り商店街・歩行者専用、那覇市松尾)
- 沖縄県道221号那覇内環状線(那覇市樋川那覇高校前交差点)
- ハーバービュー通り(那覇市道、那覇市楚辺那覇高校前交差点)
- 沖縄県道39号線(国際通り、那覇市松尾~牧志)
- 国道58号(終点)
[編集] 交差・通過する鉄道
- 沖縄都市モノレール(ゆいレール)(那覇市久茂地と牧志の久茂地川沿い、通過のみ)
[編集] 重複路線
- 沖縄県道221号那覇内環状線(那覇市樋川那覇高校前交差点~終点、但し路線は本県道が優先)
- 沖縄県道39号線(那覇市松尾~牧志)
[編集] 主な通り名
- 市民会館通り(寄宮交差点~与儀交差点)
- 開南本通り(与儀交差点~開南交差点、仏壇専門店が多いことから「仏壇通り」とも呼ばれる)
- 開南せせらぎ通り(開南交差点~那覇高校前交差点)
- 松尾消防署通り(那覇高校前交差点~松尾国際通り交点)
- 一銀通り(牧志国際通り交点~松山交差点)
[編集] 主な交通規制
- バスレーン(与儀交差点~那覇高校前交差点)
- 那覇高校前交差点方面-7:00~9:00(1976年開始)
- 全区間・バス専用道路
- 与儀交差点方面-17:30~19:30(1978年開始)
- 那覇高校前交差点→開南バス停前交差点・バス専用レーン(1993年に拡幅によりバス専用道路から変更)
- 開南バス停前→与儀交差点・バス専用道路
(いずれも土日祝と正月三が日を除く。以前は土曜も実施していたが1991年に規制解除した)
[編集] 主要施設
- 識名園(那覇市識名)
- 沖縄県立看護大学(那覇市与儀)
- 中央保健所(同)
- 那覇警察署(同)
- 那覇東郵便局(那覇市寄宮)
- 那覇市民会館(同)
- 沖縄県立図書館(同)
- 那覇市立中央図書館(同)
- 那覇市中央公民館
- 与儀公園(同)
- 沖縄海邦銀行本店(那覇市久茂地)
- かつてあった施設
- NTT那覇営業所(かつての那覇電報電話局。現在もNTT西日本のビルとして残っている)
- 沖縄県立那覇病院(2006年に南風原町の県立南部医療センターに統合、かつては琉球大学附属病院だったが、那覇病院は別敷地にあった)
- 沖縄郵政管理事務所(現沖縄総合通信事務所&日本郵政公社沖縄支店、1980年代に東町に移転するまで那覇東郵便局に併設していた)
[編集] 路線バス
那覇バスターミナルを発着する南部方面の全路線と中部方面の一部路線が開南大通りと開南せせらぎ通りを通る。なお松尾消防署通りと一銀通りには乗り入れていない。
- 那覇バス市内線
- 2番・識名開南線 真地交差点~那覇高校前交差点(識名の一部区間を除く)
- 3番・松川新都心線 真地交差点~寄宮交差点
- 5番・識名牧志線 真地交差点~識名園入口
- 17番・石嶺(開南)線 開南本通り~開南せせらぎ通りのみ
- 市外線
(★印は市民会館通り~開南せせらぎ通り、無印は開南本通り~開南せせらぎ通りのみ)
- 31番・泡瀬西線(東陽バス)
- 33番・糸満西原(末吉)線(那覇バス)
- 34番・糸満(東風平)線(沖縄バス)
- 35番・糸満(志多伯)線(沖縄バス)★
- 37番・那覇新開線(東陽バス)
- 38番・志喜屋(与那原廻り)線(東陽バス)
- 39番・百名(新里廻り)線(沖縄バス)
- 40番・大里線(沖縄バス)★
- 41番・つきしろの街線(沖縄バス)
- 45番・与根線(那覇バス)
- 46番・糸満西原(鳥堀)線(那覇バス)
- 50番・百名(東風平)線(琉球バス交通)
- 51番・百名(船越)線(琉球バス交通)
- 53番・志喜屋(船越廻り)線(琉球バス交通)
- 54番・前川線(琉球バス交通)
- 55番・牧港線(琉球バス交通)
- 83番・玉泉洞線(琉球バス交通)
- 89番・糸満(高良)線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
- 100番・白川線(沖縄バス)★
- 109番・大里(真境名)線(沖縄バス)★
- 112番・国体道路線(琉球バス交通)
[編集] 歴史・特徴
- 1953年に真和志村(現那覇市)寄宮~松尾間が琉球政府道45号線に指定(のちに久茂地まで延長)。1972年の本土復帰と同時に県道45号線となった。
- 1980年に県道45号線全線と那覇市真地~寄宮間の那覇市道が県道真地久茂地線として指定された。
- 那覇高校前交差点~終点の区間(松尾消防署通り・一銀通り)は沖縄県道221号那覇内環状線との重複路線で、本来なら番号の若い221号が優先だが同区間がもともと県道45号であるため、そのまま引き継いだ本路線が優先となっている(案内標識も県道222号しか表示されていない)。
- 与儀交差点~那覇高校前交差点は交差するハーバービュー通りと合わせ、那覇バスターミナル発着の沖縄本島南部方面のすべてと一部の中部方面の路線バスがこの区間を通る。そのため交通量も多い。開南バス停は南部方面から那覇市街への乗降客が多い。すぐ近くにサンライズなは(新栄通り)があり、そこから新天地通り、市場本通り、平和通りを通ると国際通りに抜ける。また通りの途中には那覇市の台所である牧志公設市場がある。2007年度から2010年代中期までの7~8年かけて現在の2車線から4車線に拡幅されることが計画されているが、沿線には仏壇店などが建ち並んでおり、道路拡幅するには相当な立ち退きが必要となるため新たな問題が生じることもある(拡幅後はバスレーン規制は現在のバス専用道路からバス専用レーンとなるため規制時間でも1車線一般車の通行が可能になる)。
- 起点~寄宮交差点間は寄宮交差点から先の旧県道45号の区間に比べ、住宅地内を通り、道幅も狭く整備が遅れているため、現在この区間はトンネルや橋も加えた4車線のバイパスを建設中。完成すれば那覇市東部や南風原町や与那原町方面から市街地へのアクセスがますます便利になり、交通量の多い国道329号や国道330号を通らなくてもスムーズに抜けられる。