永里優季
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永里優季(ながさと ゆうき、1987年7月15日 - )は、日テレ・ベレーザ所属の女子サッカー選手。神奈川県厚木市出身。東海大学在籍。身長167cm。ポジションはフォワード。
ちなみに兄・源気はJリーグ・湘南ベルマーレ所属。妹・亜紗乃はメニーナに所属しU-17女子日本代表などに選出されている。
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[編集] 経歴
兄の影響で小学1年生のころFC厚木ガールズでサッカーを始める。中学生になると日テレ・メニーナに入団。中学2年時には背番号10を付けエースとして期待を受け、同時に日テレ・ベレーザにも登録となった。中学3年時にはU‐18全日本ユース選手権で優勝しMVPを受賞。またベレーザでも2試合に出場しL・リーグでのデビューを果たす。
神奈川県立厚木東高校に進学した2003年は足の故障によりシーズンを棒に振ったが、翌2004年、この年に行われるアテネオリンピック・アジア予選のメンバーとして日本女子代表に初めて選出。リーグ開幕前での起用に「秘密兵器」と呼ばれ、4月22日のタイ戦で代表デビューとなったが、オリンピック本戦メンバーには選ばれなかった。
しかし翌2005年には5月21日の国際親善試合「キリンチャレンジカップ・ニュージーランド戦」で初得点をあげると、続くロシア遠征での2試合(ともにロシア女子代表と対戦)、「東アジア女子サッカー大会2005壮行試合・オーストラリア戦」で連続して得点をあげ、女子日本代表では最多タイ記録となる「国際Aマッチ4試合連続得点」を達成した。これは1993年に高倉麻子、2003年の澤穂希といった各年代を代表する選手と並ぶ快挙である。
続いて行われた東アジア女子サッカー大会2005ではチーム全体の不調もあり得点ならなかったが、なでしこジャパンの次代を担う選手として大きな期待が寄せられていた。
そして翌2006年7月にオーストラリアで行われた2006 AFC女子アジアカップ(兼2007 FIFA女子ワールドカップアジア地区予選)ではチャイニーズタイペイ戦で5得点をあげるなど合計で7得点の大活躍をし、同じゴール数を上げた韓国代表の全政淑とともに大会得点女王になった。
[編集] L・リーグでの主な経歴
[編集] 成績
年 | クラブ | リーグ | 背番号 | ポジション | 試合 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|---|
2001 | 日テレ・ベレーザ | L・リーグ | 25 | FW | 0 | 0 |
2002 | 23 | 2 | 0 | |||
2003 | 22 | 0 | 0 | |||
2004 | L・リーグ1部 (L1) |
20 | 13 | 3 | ||
2005 | 19 | 21 | 18 | |||
2006 | なでしこリーグ ディビジョン1 |
[編集] タイトル
- ベストイレブン1回(2005)
[編集] 日本女子代表での主な経歴
- 2004年
- 4月22日 タイ戦(アテネオリンピック・アジア予選)で初出場
- 5月21日 ニュージーランド戦(キリンチャレンジカップ)で初得点
- 出場13試合7得点(2006年5月現在)
日テレ・ベレーザ - 2006 |
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1 小野寺志保 | 2 中地舞 | 3 四方菜穂 | 4 須藤安紀子 | 5 酒井與恵 | 6 近賀ゆかり | 7 伊藤香菜子 | 8 小林弥生 | 9 大野忍 | 10 澤穂希 | 11 荒川恵理子 | 12 豊田奈夕葉 | 13 泉美幸 | 14 原菜摘子 | 15 南山千明 | 16 松林美久 | 17 井関夏子 | 18 岩清水梓 | 19 永里優季 | 20 宇津木瑠美 | 21 小林詩織 | 22 川上直子 | 23 田村奈津枝 | 24 佐藤芽衣 | 監督 松田岳夫 | 編集 |
カテゴリ: 日本の女子サッカー選手 | 日テレ・ベレーザの選手 | 1987年生