氷柱
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氷柱(つらら)は、建物の軒下や岩場などから棒状に伸びた氷。
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[編集] 形成環境
屋根上の雪が融けかけ水滴となった時点で再び寒気に晒され、徐々に氷結・成長したものであり、形成過程としては鍾乳洞の鍾乳石と似ている。一旦融けかけなければならないため、長い氷柱となるためにはただ極寒なだけでなく、寒暖がある程度繰り返される必要がある。
豪雪地帯では長さが数mに及び、地面に達するものも見られる。滝が凍り付き、巨大な氷柱群と化したりもする。
通常は重力に従い真下へ向かって伸びるが、気温が低く、そこへ屋根の雪に押されたり横風が強かったりなどの条件が伴うと、斜めや横へ向かって伸びる場合もある。
[編集] 語源と季語
語源は「つらつら」の転といい、古来は氷など表面がつるつるし光沢のあるものを呼んでいたとされる。
[編集] 氷柱ができる主な滝・渓谷
- 層雲峡(北海道上川町)
- 広瀬川上流(仙台市青葉区)
- 雲竜渓谷「氷壁」(栃木県日光市)
- 大禅の滝(長野県北相木村)
- 七曲滝「氷瀑」(神戸市北区)
- 白猪の滝(愛媛県東温市)
- 難所ヶ滝(福岡県宇美町)
- 古閑の滝(熊本県阿蘇市)
- 七折れの滝(大分県九重町、玖珠川)
[編集] 関連項目
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