武藤長蔵
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武藤 長蔵(むとう ちょうぞう、男性、1881年 - 1942年)は日本の経済学者・歴史家(経済史・経済学史専攻)。長崎高等商業学校(長崎大学経済学部の旧制前身校)の教授を長く務めた。
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[編集] 略歴
- 1881年:愛知県海部郡津島町に生まれる。
- 1905年7月:東京高商(一橋大学の前身)専攻部貿易科卒業。
- 卒業後、東亜同文書院講師。
- 1907年:長崎高商教授( - 1936年)。
- 1909年 - 1912年:商学研究のためアメリカ・イギリス・ドイツに3年間留学。
- 1939年1月:日英交通史の論文により慶應義塾大学から経済学博士号を授与。
- 慶大審査委員は高橋誠一郎・野村兼太郎両博士。
- 1942年6月:長崎市東山手で死去。墓所は名古屋市東部の覚王山。
[編集] 業績
- 長崎高商では経済学史・鉄道論・銀行論・植民政策・交通論などの講義を担当、名物教授として親しまれた。
- また長崎を中心とした対外交渉史の研究を進め、古賀十二郎(1879年 - 1954年、民間史家、なかにし礼『長崎ぶらぶら節』で有名)・永山時英(1867年 - 1935年、県立長崎図書館初代専任館長)と並ぶ「長崎学三羽烏」として知られた。
- 日蘭・日英貿易、幕末長崎関係史料および経済関係古典を中心に長年蒐集した書籍・資料は「武藤文庫」として寄贈され、現在も長崎大学経済学部に所蔵されている。また、1950年には同学部キャンパス内に銅像が建立された。
[編集] 主要著書
[編集] 外部リンク
- 長崎大学経済学部所蔵資料・武藤文庫
- 瓊林会「温故知新」/学会のボス:武藤長蔵博士
- 瓊林会「温故知新」/名物教授:武藤長蔵先生 - 高商教授としてのエピソードを紹介。
- 長崎夢現塾「長崎歴史散歩/県立長崎図書館初代館長永山時英」