正木時忠
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正木 時忠(まさき ときただ、永正15年(1518年) - 天正4年8月1日(1576年8月24日))は戦国時代・安土桃山時代の武将。里見氏の家臣。正木時綱の三男で、正木時茂の弟。正木時通、正木頼忠の父。
勝浦城を居城にした。里見義尭に従って各地を転戦する。千葉氏との戦い、里見水軍を率いての北条水軍との戦いにいずれも功を挙げている。しかし1564年、第二次国府台合戦後に北条氏康の力を恐れ、子の正木頼忠を人質として氏康に差し出し、その家臣となった。その後は北条氏の家臣として里見氏や千葉氏と争ったが、後に再び里見氏に帰参している。
時忠は勝浦を拠点に、周辺の海賊を取りまとめたと言われている。