植田芳暁
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植田 芳暁(うえだ よしあき、本名・大串 安広、1948年2月7日 - )は、神奈川県横浜市生まれ、川崎市育ちのミュージシャン、コーラスアレンジャーである。
早稲田大学在学中に、平凡パンチのメンバー募集記事に出会い、メンバー入りを果たす。1966年ザ・ワイルドワンズのドラムス・ボーカルとしてデビュー。ヴォーカルをとりながらドラムスを叩くスタイルは、グループサウンズでは斬新で、高い評価と人気を得た。一時解散後は、谷啓とザ・スーパーマーケットのメンバー(他には近田春夫、山崎イサオ、コッペ等がいた)として活躍し、他にも数々のバンドを結成し、音楽活動にこだわらず、持ち前の明るさでレポーターやタレントとして活躍。ギターもマスターし、若者ばりに低い位置で弾くスタイルをワイルドワンズのステージでも披露している。
また、当時から作詞、作曲、特に「コーラスアレンジャー」として高い評価を受け、1979年東京音楽祭で松崎しげるの「セーリングラブ」でシルバーカナリー賞・編曲賞を受賞。また翌年の東京音楽祭世界大会で銀賞を受賞した「ワンダフルモーメント」でもコーラスアレンジを担当。他、アグネス・チャンの「風まかせ愛まかせ」等多くのタレントに曲を提供。後に、「サーフライダース」などを経て、「植田芳暁&レイアウト」を結成する。1994年にはソロ活動の一環として「加山雄三&ハイパーランチャーズ」のドラマーとしても参加。現在は、「僕はタレントではなくミュージシャン」というこだわりを強く持っているため、日本中のライブハウスやディナーショーで活躍中。
2006年は髪を金色に染めて活動しているが、よく白髪と間違えられるらしい。
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