松本奉文
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松本 奉文(まつもと ともふみ(現:松本 有史 まつもと ともふみ)、1977年5月1日 - )は、広島県出身の広島東洋カープに所属していた元プロ野球選手(内野手)。
崇徳高では3年夏の県大会決勝で宮島工高に敗れる。その後亜大に入学し、大学3年秋の神宮大会で優勝。4年春のリーグ戦ではホームランと打点の二冠に輝く。1999年ドラフト7位で広島東洋カープに入団し、右の長距離砲として期待されていた。2004年はウエスタン・リーグで打点王を獲得した。2005年は課題とされてきた打撃にようやく確実性が芽生えるも、レギュラーを獲得するには至らず、守備力が安定しないこともあって後半戦はファームに降格。このシーズン終了後の10月7日に球団から戦力外通告を受けてそのまま引退した。 引退後は球団職員としてスカウト活動を主に仕事をしている。それと同時に10月末から名前を有史(ともふみ)に改名した。
2006年の大学・社会人ドラフトでは希望枠、宮崎充登投手(ホンダ鈴鹿)や同じくホンダ鈴鹿で松本自身と同じ呉市仁方町出身の5順目、中東直己外野手の獲得に主導的役割を果たした。
目次 |
[編集] プロフィール
- 生年月日 1977年5月1日
- 身長・体重 182cm・80kg
- 出身地 広島県呉市
- 血液型 A型
- 投打 右投げ右打ち
- 球歴 崇徳高→亜大
- プロ入り年度・ドラフト順位 1999年・7位(広島東洋カープ)
- 守備位置 内野手
[編集] 所属球団
[編集] 背番号
- 35 (2000年 - 2005年)
[編集] 経歴・タイトル
[編集] 年度別成績(一軍)
年度 | チーム | 試合数 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
2000年 | 広 島 | 23 | .133 | 4 | 1 | 2 | 0 |
2001年 | 広 島 | 0 | .000 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2002年 | 広 島 | 2 | .000 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2003年 | 広 島 | 14 | .050 | 1 | 0 | 1 | 0 |
2004年 | 広 島 | 13 | .095 | 2 | 0 | 0 | 0 |
2005年 | 広 島 | 30 | .303 | 10 | 1 | 6 | 0 |
通 算 | 82 | .165 | 17 | 2 | 9 | 0 |
[編集] 珍記録
2005年シーズン、4打席連続で死球を受けた。これまでに連続打席死球については記録を取っていなかったが、恐らく彼が初めてと思われる。以下がその履歴である。
- 4月21日、対中日ドラゴンズ5回戦。8回裏2死2塁。相手投手は高橋聡文
- 6月8日、対福岡ソフトバンクホークス5回戦。7回裏2死走者なし。相手投手は斉藤和巳
- 6月9日、対ソフトバンク6回戦。7回裏1死走者なし。相手投手はペドロ・フェリシアーノ
- 同試合、9回裏1死1塁。相手投手は三瀬幸司
全てが途中出場である。なお、6月10日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で、やはり途中出場だったが、ショートゴロに倒れ、記録は止まった。
[編集] 関連項目
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