松尾鉱業鉄道
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松尾鉱業鉄道(まつおこうぎょうてつどう)は、かつて岩手県岩手郡西根町(現、八幡平市)の大更駅と同郡松尾村(同)の間を結んでいた鉄道路線である。
正式には松尾鉱業株式会社鉄道部と称した。松尾村にあった松尾鉱山と花輪線を結ぶ目的で敷設されたもので、1914年の創立時には手押しトロッコであったが、馬車鉄道、軽便鉄道、専用鉄道と変遷を繰り返したのち、戦後の1948年に地方鉄道として開業した。
松尾鉱山で採掘された硫黄鉱石をはじめ、その他各種物資の輸送に大きな役割を果たした。鉱山町に住む従業員や家族のため、旅客輸送も行っていた。しかしながら松尾鉱山の閉山により1972年に廃止された。
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[編集] 路線データ
※廃止時点のもの。
[編集] 運行概要
1967年10月当時
- 運行本数:東八幡平~大更間11往復
- 所要時間:全線21~23分
[編集] 歴史
- 1914年12月xx日 トロッコとして開業。
- 1948年3月15日 屋敷台~大更間が地方鉄道として開業。
- 1951年8月xx日 直流1500Vにより電化。
- xxxx年xx月xx日 屋敷台駅を東八幡平駅に改称。
- 1972年10月10日 全線廃止。
[編集] 駅一覧
※廃止時点のもの。キロ数は起点からのもの。
- 東八幡平駅(ひがしはちまんたい) - 鹿野駅(ししの、7.1km) - 田頭駅(でんどう、9.7km) - 大更駅(おおぶけ、12.2km)
なお、起点駅は東八幡平となっていた。
[編集] 接続路線
[編集] 関連項目
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