東ドイツマルク

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ドイツ民主共和国マルク（ドイツ語:Mark der DDR）は旧ドイツ民主共和国（東ドイツ）の通貨単位。通貨の補助単位通貨補助単位はペニヒで、1マルク＝100ペニヒ。記号はM。

日本語では一般に東ドイツマルクと呼ばれるが、西ドイツ及び統一ドイツのドイツマルクと異なり、ドイツ語では一般に「ドイツ」当たる言葉はマルクの前に付けない。その事からオストマルク（Ostmark / Ost-Mark。"ost"は「東」を意味する）の用語が最も広く使用された。

[編集] 歴史

1948年、西ドイツで行なわれた通貨改革によりドイツマルクが発行され、それに対抗して東ドイツでも通貨改革を実施。ドイツ発券・振替銀行（後のドイツ発券銀行）が設立され、東ドイツマルクが公定通貨となった。

東ドイツマルクは公式にはドイツマルクと等価であったが、実際にはドイツマルクの方が東ドイツマルクよりも通貨価値が高く、ドイツマルク対東ドイツマルクでは最大で2倍の差があった。

東ドイツ・マルクが発行されて約40年後の1990年、ドイツ再統一が実現し、東ドイツは西ドイツへと吸収合併され、それとともに東ドイツマルクからドイツマルクへの通貨交換が行なわれ、通貨としての東ドイツマルクはその役割を終えた。

[編集] 画像

5マルク トマス・ミュンツァー	10マルク クララ・ツェトキン	20マルク ヨハン・ゲーテ	50マルク フリードリヒ・エンゲルス
100マルク カール・マルクス	200マルク（表）	200マルク（裏）	500マルク（裏）