曹長
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曹長(そうちょう)とは、主に軍隊等(自衛隊、消防等を含む。)における下士官中の最上級の階級。また、Sergeant Major等の日本における訳語でもある。
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[編集] 大日本帝国陸軍
大日本帝国陸軍では、曹長は特務曹長、軍曹、伍長と合わせて下士官のひとつである。伍長から軍曹には同時に昇進できたが、軍曹から曹長になるのは、個人差があった。官吏の等級では、判任官二等にあたる。
[編集] 自衛隊
自衛隊では、曹長は曹の最上級である。陸海空各自衛隊でそれぞれ、陸曹長、海曹長、空曹長と呼称される。准尉(准陸尉、准海尉、准空尉)の下で、1曹(1等陸曹・1等海曹・1等空曹)の上。自衛隊では、長らく1曹を下士官相当階級の最上級としてきたが、人事運用の改善のため准尉が置かれたのに続き、1980年(昭和55年)11月29日に曹長の階級が新設された[1]。
曹長は、3曹、2曹、1曹と順次昇進してきた者が任じられるのが一般的だが、幹部候補生を命ぜられた者はこの階級から始まる。
自衛隊の曹長は、それぞれ次のように英訳される。
- 陸曹長:Sergeant Major
- 海曹長:Chief Petty Officer
- 空曹長:Senior Master Sergeant
[編集] 消防曹長
消防曹長とは、太平洋戦争終戦直後における消防吏員の階級のひとつ。消防士補の下、消防手の上。5階級中第4位。
[編集] 関連項目
- 軍隊における階級呼称一覧
- 下士官
- 先任伍長(海上自衛隊の各部隊に置かれる海曹長等)
- 上級曹長
[編集] 脚注
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