星宮社
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星宮社(ほしみやしゃ)は、愛知県名古屋市南区本星崎にある神社。
創建は舒明天皇9年(637年)。この地に星が降り、それを祀るために建てられたといわれる。一説にそれは知我麻社のことだという。
この地は古代、松炬島(松ゴ島(「ゴ」=「女后」))と呼ばれた場所で、乎止與命の館があったという。乎止與命は上知我麻社の祭神。
はじめ上知我麻神社と下知我麻神社の本社はこの地に鎮座したが、後に熱田神宮へ遷座された。
創建時の星宮社は今の笠寺小学校のあたりに建てられたが、織田信長が星崎城を築城する際、現在の地へ移された。
目次 |
[編集] 祭神
- 天津甕星神
[編集] 祭事
- 例祭:10月第1日曜とその前日
[編集] 境内社
- 摂社:上知我麻神社
- 摂社:下知我麻神社
- 白山社
- 琴比羅社
- 天王社神明社相殿
- 加具土社
- 軻遇突智社
- 霊社
- 英霊社
[編集] 交通
[編集] その他
- 8世紀、13世紀にもこの地方に隕石が落ちたという言い伝えがある。
- 1632年(1670年とも)、星宮社の南の南野村に隕石が落ちた。1829年(文政12年)に喚続神社へ寄進され、社宝となる。1976年に国立科学博物館の村山定夫氏によって隕石と確認され、南野隕石と命名された。隕石を収められている木箱には表に「霊石」と書かれている。