旭川冬まつり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
旭川冬まつり(あさひかわふゆまつり)とは、北海道旭川市で、毎年2月上旬に行われる巨大雪像で知られる祭りである。昭和35年(1960年)に第一回が開催された。
昭和22年(1947年)から行われていたイヨマンテ(熊祭り)を前身とする。メイン会場は当初は市内の常磐公園だったが、昭和61年(1986年)から近接する石狩川の河川敷(旭橋のたもと)に移した。会場が広くなったことを受け雪像の巨大化が進み、翌昭和62年(1987年)のメイン雪像の「ガリバー城」は、世界一大きな雪像という事でギネスブックに掲載された。その後も平成6年(1994年)には、姉妹都市である水原市にある世界遺産・華城の雪像で記録を更新している。この背景には、同時期に開催される札幌雪まつりが全国的な注目を集めるのに対し、雪像の大きさで道外に祭りの存在をアピールしたいという主催者側の思惑があるといわれている。
これらの大雪像は、市内に駐屯する陸上自衛隊第2師団の諸部隊が中心となって製作するが、その周辺には、市民のグループが製作する小雪像が立ち並ぶ。
近年は光や紙細工を使い、幻想的な世界を演出した「あさひかわ雪あかり」が好評を博している。
またサブ会場としては平和通買物公園や7条通の緑道なども利用され、特に買物公園は1973年より毎年開催されている「氷彫刻世界大会」の会場として旭川市民にはなじみの存在となっている。 冬まつりのホームページがある。検索方法は「あさひかわ冬まつり」でOK