旧居留地38番館
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旧居留地38番館(きゅうきょりゅうちさんじゅうはちばんかん)は兵庫県神戸市中央区の旧居留地にある歴史的建造物。名称にある「38」という数字は、外国人居留地時代の区画番号を意味する。古くより名門百貨店大丸の所有となり、北側に隣接する大丸神戸店の倉庫代わりに使われていたが、現在では建築の価値を生かし、店舗の一部として用いられている。1980年代、旧居留地が「最も神戸らしいお洒落な街」に再生するきっかけとなった、象徴的な建物であるといえよう。
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[編集] 概要
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で1929年にナショナルシティバンクオブニューヨーク神戸支店として建設された、南側正面に4本のイオニア式円柱と東側面に7本の壁柱および石積み外壁等の石造意匠を有したアメリカン・ルネッサンス様式の近代建築。
仲町通りに面して大正時代築の外壁が残されている神戸大丸百貨店2号館・3号館と隣接しており、それらとともに100mにわたるクラシカルな外観で統一された街区を形成する。
夜間は日没から22時までライトアップされる。
[編集] 建築概要
- 設計 - ウィリアム・メレル・ヴォーリズ/ヴォーリズ建築事務所
- 竣工 - 1929年
- 改修 - 1988年
- 施工 - 竹中工務店
- 構造 - 鉄骨鉄筋コンクリート造、地上3階、地下1階
- 所在地 - 〒650-0037 兵庫県神戸市中央区明石町40
[編集] 交通アクセス
[編集] 周辺情報
[編集] 関連事項
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