日本山妙法寺大僧伽
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基本教義 |
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縁起、四諦、八正道 |
三法印、四法印 |
諸行無常、諸法無我 |
涅槃寂静、一切皆苦 |
人物 |
釈迦、十大弟子、龍樹 |
如来・菩薩 |
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部派・宗派 |
原始仏教、上座部、大乗 |
地域別仏教 |
経典 |
聖地 |
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ウィキポータル |
日本山妙法寺大僧伽(にほんさんみょうほうじだいさんが)は、藤井日達によって開かれた、日蓮系の一派である。出家修行者を中心として構成されており、修行者は妻帯をせず、檀家を持たず、日蓮の「立正安国」のもとに、仏舎利塔建立、平和行脚を中心に活動する。
目次 |
[編集] 開祖
[編集] 事務局
- 日本山妙法寺多摩道場(東京都)
[編集] 沿革
- 1885年に藤井日達は熊本で生まれる。
- 1903年に藤井日達は日蓮宗の法音寺(大分県)で出家する。
- 1917年に藤井日達は旧満州の遼陽に日本山妙法寺を建立する。
- 1953年に日本山妙法寺大僧伽と改称する。
- 1985年に藤井日達は入滅する。
[編集] 概要
世界各地で積極的な平和運動を展開していることで知られる。
[編集] 世界平和塔の建立
日本国内をはじめ、海外にも世界平和塔(仏舎利塔)を建立している。国内には現在、約70基あるとされている。
- 国内
- 北海道札幌市 藻岩山
- 千葉県成田市 三里塚
- 神奈川県川崎市 生田公園(読売ランド)
- 静岡県富士市 田子の浦
- 京都府舞鶴市 菅坂峠
- 広島県広島市 二葉山 など
[編集] 三里塚平和塔
1967年、妙法寺の僧であった佐藤行通によって、新東京国際空港4000メートル滑走路建設予定地に平和塔が建立された。
妙法寺は早くから空港建設反対運動に加わっていたが、運動方針は平和・非暴力であり、後の三里塚闘争を泥沼化させた極左団体とは距離を置いたものであった。
そのため、平和塔の移転に際しては一僧侶であった佐藤行通と運輸大臣、千葉県知事、新東京国際空港公団との間で「取極書」が交わされている。 この「取極書」には、空港の軍事利用を行わないことが謳われており、今日においても米軍などの軍事利用に歯止めをかけるものとして効果を発揮している。
[編集] その他
自衛官を「賤業」と宣伝するような行動言動が封建的な職業差別と批判されたことがある。
[編集] 外部リンク
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