新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新潟アルビレックス・ベースボール・クラブは、新潟県を本拠地として独立リーグ「北信越ベースボールチャレンジリーグ」に参戦する球団である。
かつては「新潟に県民球団を創る会」として、新潟県を保護地域(フランチャイズ)にするプロ野球チーム結成を目指していた。
[編集] 概要
2004年10月5日、新潟市内にて記者会見を実施し、サッカー・Jリーグのアルビレックス新潟の池田弘社長(現在は会長)らを発起人としてプロ野球チームの結成へ向けた同団体の準備組織の設立を発表した。チームは、2008年度に完成予定で建設を進めている新潟県立野球場(仮称)を本拠地として、同球場の完成に合わせて日本プロ野球組織に加盟申請を実施する方針としており、チーム名もすでにサッカー、バスケットボール、チアリーディングチームで使用している「新潟アルビレックス」を使用することを内定している。
ところが、この直後の10月23日に起きた新潟県中越地震、あるいはその前7月の新潟水害の復興作業を優先するため新潟県の財政が厳しくなったことから、県立野球場の2008年度完成はもとより本格的な着工のメドが立たなくなったため、プロ野球チーム結成も不透明なところも多い。(※)
このため、2005年1月に地元経済界や新潟県高等学校野球連盟、新潟県硬式野球連盟、新潟県野球連盟(軟式)の野球3団体を中心として「県立野球場建設促進委員会」が設立され、建設を進められるよう論議が重ねられ新潟県側に提案などをしている。また、2005年4月に野球場建設の署名活動が行われ、13万人の署名が集まった。
そして、2006年6月22日午前に新潟県の泉田裕彦知事が記者会見を開き、新潟県立野球場(仮称)を2006年度内に着工し、2009年までに完成させると発表した。これにより、新潟国体に間に合うことになり、なおかつプロ野球新球団結成に向けた土壌が整うことになる。
2006年8月1日、球団運営法人となる株式会社新潟アルビレックス・ベースボール・クラブが設立された。北信越を拠点とした独立リーグ「北信越ベースボールチャレンジリーグ」が2007年より開始される事から、このリーグに参戦する。初代監督は元読売ジャイアンツの後藤孝志。
(※)当初、2008年のオールスターを開催することが内定していたが、これにより開催返上。しかし、県立野球場建設のめどが立ったことを受けて、2006年7月に開かれた理事会で2010年の開催が内定した。
[編集] 関連項目
- 野球
- プロ野球再編問題 (2004年)
- 北信越ベースボールチャレンジリーグ(セミプロ独立リーグ)
- アルビレックス新潟
- 新潟アルビレックスBB
- チームアルビレックス新潟
- 新潟アルビレックスランニングクラブ
カテゴリ: 野球に関するスタブ | 日本のプロ野球チーム | アルビレックス新潟 | 新潟県のスポーツ